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Treehouse Blog of cott

山の日

神戸市ではいろんな道路が寸断となっていました。みなさまのところで台風は大丈夫でしたか。こちらでは消防車で巡回した限りは昨年程大きな被害はなさそうだと安心していたものの、一夜明けてみたら家の田んぼの法面が擁壁ごといってしまって、修繕費のために何年米をつくれば良いのだろうと意気消沈。まぁ、自然はそのそも人間の都合どおりいかないものなのでどうしようもない。土地やその他から圧倒的に自由になった現代では、都合の悪いもの、見たくないものはいとも簡単に切り捨てられるが、そうでなく、すべて繋がっていることを自然から学ぶのだ。話が逸れるので詳しく書かないが、そういう思考は多くの現代が抱える問題をぬぐい去るカギとなりうるように思っている。
今日は庭掃除と草刈り、明日は祝日でcottもお休み、草刈り。海の日だが、山の日とでも言った方が良いかも知れない。文字にすると地味な暮らしだが、夏の炎天下、長袖長ズボンで草の中を一日中駆けずり回った後の達成感は徹夜明けのうまくいったプレゼンテーションに匹敵するし、腰の筋肉が鍛えられてデスクワークの腰痛ともおさらば、ジムいらず。そして今週を乗り越えるとみなさんお楽しみ、村の夏祭り。

さらにそれが終わったら、cottでぼちぼちながらデザイン塾を始めようと思う。
「ローカルならではの仕事をしてみたいけど、そんなクライアントいない」という方へ、同じ土俵で提案して通れば仕事をお渡しするという内容にする予定。本物の仕事なので当然、実現予定の依頼。無記名でのデザイン提出による選考、審査員(=クライアント)によるオリエンテーションなど、不公平のないよう配慮して正々堂々戦い、結果発表&好評会をして、高めあえれば。ローカルでもニッポンに誇れる仕事が続けられる仕組みを。
第一回のテーマは米袋?参加希望や内容、スケジュールをこうしてほしいなどの声あればコメント、メール、その他でぜひご一報を。
cottの庭
ばらの花とかえる
村の夏祭り

humidity countermeasures

じめじめした日々が続きます。うちでの梅雨の出来事といえば、防湿庫。
撮影機材の管理が面倒になってきて、いよいよ防湿庫で管理することにしました。
ずさんな管理状態のまま何カ月も放置し続けるとレンズのコーティングなどを栄養にしてカビが繁殖してしまうことがあります。レンズの内側にカビさせるともう一貫の終わりで、修理費にウン万円、防湿庫が買えてしまいます。

防湿庫だから絶対カビが生えないわけではないし、頻繁に機材を使ってやれるならその方がよっぽどカビ対策になるのですが、
気付けば数ヵ月使わないレンズがあったり、除湿剤による湿度管理が面倒だったりする方にはあると良いかもしれませんよ。
防湿庫

知識と体験

夏、食卓には色鮮やかな野菜が並ぶようになりました。

夏といえばかんかん照りの太陽のもと、ざるいっぱいのとれたて野菜を水路で冷やしておいて、冷えたところをそのままかじるジブリアニメのワンシーンが真っ先に頭をよぎります。たぶん100回は見ました。
恥ずかしながらこんな田舎で生まれ育っておきながらとれたてとうもろこしを生で食べたのはごく最近で、
皮をめくったときの一粒一粒の輝き、ぷりっとしてみずみずしい実、やさしい甘さは実際に体験してみた人にしかわかりません。頭では知っていても驚きがあるのが、わざわざ現地に足を運んでとれたてを味わう体験の素晴らしさだと思います。神戸市北区大沢町はわがまち淡河町にも隣接していて、アウトレットから最寄りの農園だと1km程度ですので、ついでに買い物にも行けるのも素敵。

広報をお手伝いさせていただいたとうもろこし狩り、オススメです。ホンモノのとうもろこしを味わってみてください。
大沢町のとうもろこし狩り
大沢町のとうもろこし狩り詳細

It happens

近くに用事があったため、泉北高速鉄道線の光明池駅前商業施設内に6月13日、オープンしたばかりの山芋お好み焼「銀多郎」に客として、抜き打ちで行ってきました。作ったものがどのように使われているのか、改善点などはないかを見るためですが、まさかのお休み。まぁ、思いつきで動くとそんなこともあります。休みの日だったからこその発見もあったのでその意味では良かったのですが、日にちの確認は大事。本当はこの玄関にお好み焼き屋としてはちょっと変わったロゴののれんが飾られるのですが、その写真はまたの機会に…。
お好み焼き銀太郎

続きの風景

農村の初夏の朝焼け
大阪からの仕事帰り、居眠り運転はしまいとコンビニで一番高価な栄養ドリンクを飲んで、なんとか帰ってくると見える農村の初夏の朝焼け。思わずブログを更新してしまうほど気分がすっとしたのは、自身もこの風景のつくり手だとようやく胸を張って言えるようになったと感じているからなのだろうか。農村はこの時期の風景がいちばんすてきだと思う。ニッポンのカガミバリ。さて、今年の田植えはもうひといき。
その土地の方法で当たり前に田畑を耕す。そのうえでローカルを、そしてニッポンの未来を考えたい。

May 2015

苗づくり
世間ではゴールデンウィークもあり、楽しいイメージがあるかもしれない5月。cottでは毎年魔の5月となる。うちは一応表向きにはGWはカレンダー通り休みなのだが、毎年休み明けにあげておいて欲しい仕事がGW前にどっときて、それが月末まで尾をひきつつ、休みの日は田んぼというのが、代表の5月なのだ。という1カ月ブログを放置した言い訳まがいの前置きから5月に滑り込みのブログを書き始めてみよう。
撮影の様子
さて、良い天気が続き、蛍も飛び始め、カエルの合唱も始まり、季節はもうすっかり夏。今日の撮影も汗だくだ。
今日の撮影はポスターに使う素材写真の撮影で、まずは事前に下見をして、その時に仮で撮影しておいた写真を使ってデザインにあたりを付け、おおまかな絵や構図を決め、ベストな絵が撮れる光の状態をシミュレーションしておく。そして条件に合う季節や時間が良いタイミングを見計らって、スピーディーに撮影を済ませる。屋外での撮影は天気が勝負で、仕事先が近場だからこそ、やりやすくてありがたい。そんな、田舎のデザイン事務所の、なんでもない一日。
(忙しいときは外部スタッフとも連携して作業を進めますので、そんな5月でももちろん、喜んでお仕事受け付けていますよ。)

イベント中止のお知らせ

クトゥンバコンサートチラシ
クトゥンバコンサート詳細
広報の手伝いをさせていただいているネパールの人気アーティストKUTUMBAを迎え、
ネパールの良さを伝えるイベントが大震災のため、中止となります。
(一部会場では中止検討協議中)

地震の規模はM7.8、震源地はネパールの首都カトマンズから北西約50マイル(80km)、震源の深さは約9マイル(15km)(CNN)。
阪神淡路大震災がM7.3、震源の深さが16kmとのことと比べても事の重大さがわかる。
加えて今回は日中での地震であることや、現地では耐震性能の低い建物が多いこと、
地滑りや崖崩れ等が多く物資の輸送ルートが断絶されやすい地理であることなどから、
さらに被害は拡大すると思われる。

イベントチームは支援チームとして体制を変え、動いて行く予定だそう。
THE WALL STREET JOURNAL(Nepal Reels Amid Fears of Aftershocks)
CNN (Nepal quake: Death toll passes 3,200 as nation struggles with devastation)
気軽にTポイント寄付などもできるのがYahoo!ネット募金で、普段yahooIDでログインしている人なら10秒で完了する。他、IFRC(国際赤十字赤新月社連盟)日本赤十字社日本ユニセフ協会などでも募金を受け付けている。

New Office Project 1

cott新事務所計画エスキス
よりよい制作環境を求め、仕事場の増築を計画しはじめた。
今はスケッチを描いたり、模型を作ったり壊したり、
憧れの天窓や薪ストーブのカタログを眺めてみたりしているところ。
とてもちいさな建築ではあるが、こんなふうに家は建つんだ、
と空間をより身近に感じてもらうべく、
例によって、設計も施工もなるべく自分たちの手で行う予定。
仕事の合間を見ながら、なのでヘタすると設計に5年、施工に5年の10年越し…、なんてことにはならないように、ここでプロセス公開していくことをここに宣言。依頼主がいる仕事ではないので、事細かにレポートできるよい機会のはず。

Foie gras in a Donburi

先日、地域の道の駅の店頭に飾る大きな幕を制作させていただきました。
その際には職人や工場によってムラがあるので、それらをしっかり監理し、
良い状態にして、お客様に届けています。
もちろんそれは当たり前のことですが、
大事なのはその際に良い状態での使われ方を伝えることです。
フォワグラがどんぶりの器で出て来たらどうでしょう。
料理も盛り付け次第で食欲が変わるのと同じように、
どんなに良いものも、使われ方が悪いと悪く見えてしまったりするものです。

たとえば職人さんから染めあがってきた生地がシワだらけのこともあるので、
受け取った生地のシワをのばし、竹を切り、加工し、おもりを制作し、現地で取り付けて、完成です。
(竹は、耐久性や加工性に優れた日本に昔からある真竹を、水を吸わなくなる秋や冬に切って、乾燥させ、油を抜き、日光に晒して耐久性を持たせます。自然界にあるマテリアルに近い場所にあることもcottの大事にしているところです。)
店頭幕にアイロン掛け
竹切り
竹の油抜き
振動ドリルで束石に穴あけ
店頭幕を設置
取り付けるとひと安心してしまいますが、そこからが大事。
現地を通りがけに見ながら、不便はないか、うまく使われているか、チェックします。
目に届く範囲の仕事の大きなメリットです。

たまに、ビジュアル作成のみの依頼もあり、もちろん喜んでお受けしていますが、
素材の選定や製造現場とのやりとり、品質管理、などもありますので、
納品までおねがい頂いた方が、お互い安心です。

また、店頭幕は店の顔。顔が劣化していると与える印象はあまりよくないので、店頭幕は素材にこだわって損はないと思います。うちでは紫外線による劣化に強い、顔料染め両面染め抜き(手染め)をオススメさせていただくことが多いです。

Vitamin C

インターネットでどこからか流れてくる真偽も定かでない情報に踊らされながら、結局その情報は正しかったのかも判断する暇を与えられず次々と情報が流れて来る日常。気付けばついつい流れの早さに身を任せていて、良い歳のとり方をできているのだろうかとふと我に還る。情報はたくさん流れてくるのだが、流れて来る断片的な根拠のない情報を理解しないまま使い、結局また迷わされて近道をするつもりが遠回りになっていたり、「誤ったイメージ」を広げてしまうのが常である。
たとえば、コエンザイムキューテンだったり、メタボリックシンドロームなど、研究者の専門用語だったはずのものが、いつの間にか広がっているが、それらを正しく理解している人は普通はおらず、そこから派生する知識は生まれにくい。また、「誤ったイメージ」とは、例えばビタミンCという言葉で説明するなら、それらは実は無色透明で味もせず、 ビタミンCがたっぷり入っている気分にさせるために色や味を付けているらしいのだが、それを知っている人もごくわずかだろう。ビタミンCは柑橘類に含まれていることが多いから、人間が勝手に酸っぱいという事実と異なるイメージを持ち、それを人工的に生成するときに酸味のあるフレーバーを加えたらしい。(ただ、それも必要なこともある。世の中には思いやりの嘘も必要なときがあるだろう。)

なぜ唐突にそんな話をするのかと言うと、言いたかったのは結局デザインの話で、デザインは乱暴に「いい」と言ってしまって周囲を巻き込んでいいくるめてしまうこともできる。極端な話、ただの石ころを10万円で買わせる詐欺まがいのことだって、やり方によってはできなくはない。ただ、どんなものも「いい」と言ってしまえる立場で仕事をしている者として、曖昧な情報にはなるべく根拠を求め、嘘偽りなく、本当に良いものを、相手にわかりやすく伝わるよう、より円滑なコミュニケーションを生むデザインは常に考えていたいと思っている、という話。そもそもビタミンCを売り出す商品には引き続き酸っぱいイメージをもたせるべきかどうかという前提から、考えてみたいのだ。

なお、情報を正しく流すという当たり前の姿勢はある意味、商売の理由がどうしても大きくなってしまう都市よりも、農村である方が貫きやすい。それも、cottが農村である理由のひとつである。

淡河城跡誘導サイン
さて、情報を正しく流すと言えば、誘導サイン。
平面デザインはシンプルに、正しく、わかりやすく。

菜の花の黄色と反対の色相の青で、よく目立っている。
もちろんただ目立てばよいという訳ではないが、
設置場所周辺の色彩を調べ、誘導サインに持たせるべき最適な色を決定。
景色が茶色の冬よりも、春や夏の方がよく目立つのもポイント。
支柱はステンレス素地、ヘアライン加工仕上げで環境をうっすら反射させる。

昨今の農村のブルーと言えば、農作業でもお花見でも大活躍のブルーシート。
そこは、ブラウンシートなどになってくれないだろうか、という意見もこっそり込めて、青。

Paper Sample

紙見本棚
デジタルデバイスの時代とはいえ、グラフィックデザインは「紙」に落とし込むことがまだまだ多いです。その際にはこの棚に並ぶ数千種の紙の中から目的を達成するのに最適な紙を選びます。紙好きにはきっとたまらない時間でしょう。

さて、今日はそんな紙の打ち合わせ。今日も新しい見本を持って来て下さったのですが、棚がもういっぱいいっぱいで、若干見苦しい状態となっています。この紙見本、収まらない見本が横向きに並んでいるのは棚を増やせばすむ話なのですが、メーカーごとに高さや奥行きが大きく異なるので、棚にまとめておさめたとき、どうしても飛び出してしまったり。奥行きのある見本帳を基準にした棚を作って、入れる見本の奥行きに応じて棚に桟を打てば良いのでしょうが、どんどん増えるのでずぼらな私には難しく。。同業の皆さんはどうしているのだろう。使いやすくて見た目も良い、そんな方法あれば是非教えて下さい。

さて、紙屋さん、印刷屋さん、看板屋さん、他、いつも山奥まで、お越し頂きありがとうございます。三木、三田、神戸市北区の北の方は、ゴルフをされる方には案外ポピュラーな場所のようで、案外近かったと言っていただけるのが幸いです。よくよく考えてみると、大阪の会社出た瞬間からの時間を計れば1時間、三ノ宮の会社出た瞬間から30分だから、駅まで歩いて、電車を待って、また歩くかタクシーで、と比較して考えても、案外近いですよねという半分開き直りのような論理が私の文句のようになっています。山側の立場からすると実際に便利だという感覚ですが、町からストレスなく行き来してもらおうとなると、車がどうしても必須で、スミマセン。最寄り駅から歩いて来ようとした某携帯電話の飛び込み営業マンが駅から歩く道中で断念して帰られたこともありました。
3月はcott7年の歴史の中で、初めて一度も記事が更新できなかった月になってしまいましたので、汚名返上にと早速なんでもない記事をあげてみました。本年度はもっとWEBでお仕事ぶりを公開をしていければと思っています。

Mockup

耐久性やスケール感、施工方法など、頭で考えるだけではイメージしきれない時、あるいは伝えにくい部分がある時は、実寸大のモックアップが一番。

まずは図面を見ながら調達した材料を組み立てる。一枚の木の板を吊るすことで、情報の差し替えに簡単に対応するとともに、傾斜地でも常に垂直面を保持し、どんな状況でもある程度見やすくできるように設計してみた。部材の組み合わせ方にも配慮し、垂直荷重は垂直材に直に伝わるようになっていて、そっと腰掛ける程度は大丈夫。継ぎ目は木工用ボンドとダボ継ぎでビスなし。板面は風で揺れるが、揺れる方向にはそれなりに強く、割と合理的な構造にもなっている。揺れることで目を引く効果も若干期待。もちろん折りたたみや分解も工具いらずで一瞬。横殴りの雨でなければ、雨が降っても板面は濡れない。このように、見た目は普通ながら、文字に書き出してみると意外に考えて作られているらしいことがわかる。デザインは普通なものの中にも案外たくさん潜んでいたりするのだ。
ダボ継ぎ
ハタガネで固定
看板組み立て
さて、これでフレームは完成したので、あとは板面に情報を載せるのみ。カッティングマシンを使って事前に作っておいたデザインに切る。
カッティングマシンでカッティングシートを切る
看板はこのカッティングシートと呼ばれる、シールみたいなものを切って貼って作られているものが多いが、今回の材料は木なので、カッティングシートを貼ろうとすると、下地処理をしてツルっとした面にしなければ、はがれやすい。ただ、下地処理をすると木を使った良さが減るため、今回はカッティングシートの図でなく地の部分を使ってマスキングし、ステンシルの要領でペイントすることに。木には呼吸させてあげなきゃ。
ステンシルの要領で塗装
カッティングシートをはがす
そして大変なのがこのカスとりの作業。「o」や「e」や「a」などの文字の外形をなぞるだけでは表せない文字は、その中を取っていかなきゃならなくて、文字が多いともはや苦行の域。実ははじめにシートから文字を切り出した後に一回この作業をしているので、ペイント後のこの作業はなんと二回目。。この板に文字を入れる作業は業務外のことだったので、深夜0時ぐらいに作業を始めて、ちんたらやっていると気付けば朝6時。
猫とcottの看板
ご近所さんも早速仕上がりをチェックしに参上。早速体当たりをしたりとなかなか厳しいチェックながら、徹夜の甲斐あって評価は上々、「若干文字のにじみがあるが、それも愛嬌。まずまずの仕上がりやな。あとはヤスリをかけて屋外用塗料を塗って、経年劣化を引き続きチェックしよう。」とのことだそうだ。

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