Home > アーカイブ > 2013-09

2013-09

corocoro BAG

写真機材用ケース
バッグは快適に運搬できることよりも見た目重視。
いつも車移動でものをまとめて持ち運ぶ際も何個口かの荷物を車にぶちこんで必要に応じて取りにくる方式で済ませてしまうので、大量の荷物をコンパクトに収納してもまたそこから出したり片付けたりするのがむしろ面倒だったりする。
海外旅行でも常に背中に背負ってきたのだが、機能性も見た目もお気に入りの製品があって、ついにころころを購入。
田舎育ちに言わせれば転がすと言えば一輪車、あるいはおばあさんの手押し車を連想してしまうのか、街中でころころ転がすのはなんとなく滑稽のような、無防備なように目に映っていてあまり気が進まなかったのだが、転がすってこんなにも快適なものだったのですね。おまけに収納もしやすい。普段、重い物を動かす時はさんざん一輪車を使うくせにそこは強情に、この重さを背中に背負って重力に真っ正面から抗い続けて来た自分にあほらしくなってしまいました。物理法則はうまく利用してなんぼですね。

荷物を選んで詰め込むわくわく感。
きっと荷物だけでなくて夢も一緒に入れてるのでしょう。
かばん、器、コップ、ボトル、箱、建築。
入れ物が好きなようです。
使う人の数だけ多様な様相を見せてくれますからね。
そんなわけで夢と荷物を背負って、いやいや転がして、明日の撮影を楽しんできます~。

まちの広報にかかること。

前回の記事にアップした祭りはまだいいが、もっと人を呼びにくい、
でもあの田舎ならでは感はぜひ来てもらいたい、でも来すぎると困る、
そんなイベントなんかが農村には多数ある。

本当にいいものなので、広報に手間をかければ必ず人が集まる。
はずなんだけど、そのゴールが明確になってないので、手間をかけるのに二の足を踏む。
そもそも費用対効果の効果が明らかでなければ本来は広報できない。
もしかしたらそのゴールには広報が不要である可能性も十二分にある。

でも制作プロセスの中で効果の部分を一緒に考えて、
皆さんに少しずつでも効果の部分、
つまり暮らしがどんな風に変わるかを少しでもイメージしてもらえるということは有用。
それもひとつのモノガタリのきっかけである。
町としてのゴールはみんなで決めること。ゆっくりでいいから、まとまってくといいな。

最近はようやくそういう意識が広がり始めていて、
いろんな動きが重なりつつあるからなんだか嬉しい。

そんなふうに、そないたいそうなもんやのうてかまへんから、やってえなという類の仕事を
いかにスピーディーかつハイクオリティーに仕上げるか、というのがしばらくの命題だ。
(例えば前回の記事に載せたチラシは依頼から提案まで2時間余りという、
本来の仕事では出せない(というかしない)スピード感。
車の通行を止めて酒を飲み散らしながら生活空間を闊歩する田舎の祭りは、
外から見ればたとえばちょっとしたドラマなり映画なりを見ているような感じ。
ということでドラマ感がコンセプト。)

そのためには経験に基づくボキャブラリーと確立された思考過程が必要。
だから、いつも鍛練し続けてなきゃ、はまってしまう。
これまで、ゴールの定まらない地域の依頼は進んで引き受けてこなかったが、
まちの広報にかかることに、うだうだ論理を並べ立てる前に修行だと思って手を動かす最近。
地域の依頼だろうとなんだろうと、軸がぶれていなければ、事務所として力があれば、一緒。

あと最近と言えば、事務所にウツボカズラが仲間入りしました。
苔玉を初めてつくったのですが、はまりそう。
歳を重ねるに従って、身の回りのものに手を入れる精神性を眺めているだけでなく、
自らの日々にも宿したいと思うようになってきた。

かわええなぁと、ながめていたら、かっこいい秋の来客。
かまきり

秋祭 NEWS

歳田神社秋季例大祭
10月13日には歳田さんのお祭り。
さらには10月6日には淡河一大きなお祭り、八幡神社秋季例大祭もあります。
太鼓と神輿が町中を練り歩きます。

イベントに来ても、祭りの渦がどんどん動いて行くものだから、
そもそもまずどこへ行けばいいのかよくわからない。
どこにいるかはそのへんの人に聞いてみる。
もしくは耳を澄ましてみれば聞こえるかもという大雑把さ。
そのためあまり広報したところで、満足して帰ってもらえるという約束はできない。

当事者達は駆り出されてけだるそうにしていながらも、みんなが楽しんでる。
そんな田舎の祭りです。
自然の恵みを共に喜びましょう。

自然の中を闊歩し、
全身全霊で力の限り太鼓をかき鳴らし、歌う。
そういう意味では農村の野外フェスかもしれない。

Home > アーカイブ > 2013-09

Recent Articles
Backnumber

Return to page top