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Scraps for Leaning Spanish

  • 2017-10-28 (土) 0:06

旅行は現地の言葉ができるとより楽しくなる。現地の人々との出会い、コミュニケーションは旅の楽しみのひとつだ。人との出会いが人生をより味わい深くしてくれる。
中南米は非常に広大で、多くの人が住んでいるが、ほぼスペイン語圏だ。そのため、スペイン語が話せないとコミュニケーションがスムーズにとれない。逆に言うと、これらの国を周遊し、これらの国の人々と話そうと思うなら、スペイン語を学ぶだけで良い。世界でスペイン語を話す人は4億5000万人以上と言われ、スペイン語を学ぶだけで日本の人口の3 倍以上にコミュニケーションが広がる。(なお、英語は15億人が実用レベルで使えるようだ。How Many People In The World Speak English?
言葉がないコミュニケーションも確かにあるが、言葉ができないことでいい出会いや新しい発見を逃している事も多いと思う。これまで知らなかったデザインはもちろん、音楽やアートに触れる機会も増えるし、人との出会いも増え、人生をより豊かで味わい深いものにしてくれる。せっかくなのだから、その国の事をその国の言葉と一緒により深く理解しようとしてみようではないか。

170408 スペイン語学校に通うことにした
旅の序盤、メキシコの序盤、居心地の良さそうなグァナファトで少し時間が取れそうだったので2週間だけスペイン語学校に通ってみる事にしてみた。日本語で教えてくれる学校もあるそうなのだが、特に日本語を欲していなかったし、全く違う場所で発祥した言語、日本語で学ぶよりも英語で学ぶ方が効率が良いと考えていたが、英語で学ぶ学校の情報が全くなかったのでまぁその日本語で教えてくれるところでも良いかなと悩んでいた。英語もダブルで勉強になるかもしれないし。この周辺に詳しいカナダ人に相談すると、たまたま宿の近くに学校があると紹介してくれたので、縁を感じてそこに決めた。徒歩1分以内だしいいきっかけだ。内容としては週5日、1日3時間、おすすめされた文法とコミュニケーション、発音のクラスを取る事にした。

170410 スペイン語学校に通ってみた
ただ、いざ1日目の授業を終えてみると、英語で教えてくれると言っていたのに、3コマのうち教師ひとりは割と流暢な英語を話すが、ひとりはラテンなまりが強く聞き取りにくいし、もうひとりはほとんど英語ができない。すべての単語の意味がわからないため、例えば冠詞の付け方を教えてくれようとしているのに、そもそも何を言おうとしているか分からないため、それ以外の単語の意味を聞くことになる。すると、聞き取りにくい英語や絵で教えてくれるが、それでかなりの時間が経ってしまった。これは困った。丁寧に教えてくれるのはいいが、せっかくお金を払って学校に行っているので、自分で調べれば済むことに時間をさき、授業が進まないのは時間の無駄だと考え、帰宅後、いちいち聞かなくても済むように、とりあえず今日聞いた単語を書き写した。が、次の日も同様に単語を聞くことが多かった。やはりボキャブラリーが圧倒的に足りない。そういえばスペイン語を割と話せるドイツ人にまずは動詞を覚えるとなんとかなると言われていた事を思い出し、早速動詞の基本形をノートいっぱいに書き写して勉強した。すると、次の日、文章も会話も少しわかるようになっていた。
まずは動詞の基本形を覚える。これは本当だ。基本形が分かっているとある程度変化して使われていても分かるし、英語と似た綴りの単語も多いので意味を推測できることもある。

このまま勢いに乗り、学校で新しく目にした単語、看板等で学んだ単語など、目にした新しいワードはとにかくすぐに書き写すようにした。また、その日の生活の中で話したかったけど言葉が出てこなかった会話例文も帰ってから調べ、基本知識が不足してその例文がどういう用法なのか知らなかった場合は応用できるよう、その周辺の基礎知識をWEBなどで調べて学んだ。

170414 ある程度意思が伝えられるようになってきた
そうやってなんとか1週目を過ごし、学び始めてまだ5日だが、もうすでに買い物などに困ることはほとんどなくなり、話しかけられたらどうしようと尻込みしていた服屋などにより気軽に入る事ができるようになっていた。
まず、「Quiero 〜」と「Puedo 〜」と「〜 Por Favor」と少しの動詞の原型、「Cuanto Cuesta」と数字ができれば、相手の言っている事が理解しきれなくても、自分の意志を伝えることができる。それを伝えられることでかなり気持ちが違う。あとは伝えたかった形容詞などが追加で出てくればそれを帰って調べれば良い。

本当、日本語とスペイン語の発音が似ていて助かる。例えば中国語は発音がシビアで例文通りに話さないとなかなか通じず、自分の意志をある程度伝えるレベルまで1ヶ月余りの旅行では全く届かなかった。だが、スペイン語は5日でそのレベルを軽く越えた印象だ。そこで、2週目は発音のクラスを辞め、より実践に近いコミュニケーションのクラスを2コマとることにした。スペイン語学習の一番の目的は、正しく発音をすることでなく、正しく文法を使う事でなく、自分の言いたい事を伝え、相手の言いたい事が分かるようになること。文法や発音は後で徐々に改善していけば良い。日々の暮らしの中で言いたかった文例、言うことが必要になってきそうな文例をどんどん書き溜めて、それにまつわることなどを教えてもらおうと思う。来週末には先生とスペイン語のみで会話できるぐらいになれると良いな。

時間に余裕があるうちにとりあえず2週間でもいいから学校へ行ってみようという選択はとても良く、最高の学習のスタートを切ることができた。学校は始めるきっかけだ。漠然と学ぼうと思っていても何からどう学んで良いのかわからないため手をつけられないが、強制的にでも学習をスタートする。もちろんただ学校に行くだけでは良くなるのは当然ゆっくりなので、主体的に自分の頭で考えながら学ぶと良かった。学校の宿題にとらわれず、今自分が目標としているレベルはどこで、そこに到達するには今なにが必要なのか。自分のスペイン語学習計画の中のうち、わざわざ学校に通って教えてもらいたい事は何なのか。
そうやって始めながら考えると、学びたい事も明確になってくるので、もうあとは自分でも勉強ができる。スペイン語圏で生活を続ける毎日の中で、実践あるのみだ。通じるようになると学ぶのがより楽しくなる。魅力的な現地の風景や文化と出会う日々、現地の方とコミュニケーションを取りたい、と思える環境は、最高の学習環境だろう。

171027
以降、なるべく現地の人と現地の言葉で会話をしようとスペイン語9割、英語1割を話す環境で約半年過ごしたが、ある程度意思疎通を図れるようになってきた。(いまはポルトガル語圏にいるが。)気がつけば日本から持ってきてほとんどバックの奥底にしまっていた教科書についていたCDを理解できるようになっていたので宿に置いてきてた。
ただ実践するのみでは伸びないので、日々言語を学ぼうとする姿勢、つまりその日に言いたかった表現や新しく学んだことフィードバックすることなども語学上達のために必要である。

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