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2009-02

彩り

雛人形

春の訪れをかんじさせるひとつ。

豊かな彩り。

春の色が好きだ。

積み重ねること

近所の茅葺き屋根の家が解体中だ。

神戸市北区の茅葺き民家約750軒のうち200軒以上の茅葺き民家がツリーハウスのある淡河町にある。

淡河町の茅葺き民家

その茅葺き民家建替えの業務の一部を担っているのですが、茅葺き民家の数を減らしてしまう動きに結果的に加担してしまっているのは非常に心苦しいも のです。

だがそれがどこかで何らかのカタチで生まれ変わって使われればいいと思うので、燃やす寸前のものを何らかのかたちで利用できまいか思案中。

下のリンク先は、そんな茅葺き屋根の豊かさを現代に保存していこうという素敵な方々のウェブサイト。

http://www.kayabuki-ya.net/

ご縁でつながったので、もしかしたら来年ツリーハウスのシルバーのガルバリウム素地の波板が茅葺きになってるかもしれません。

天井裏の煤が歴史を物語る。

茅葺き民家の小屋組

組み上げられたものがひとつひとつの構成要素に分解されていく過程であらわになっていくものができていく過程と、そこで住まわれた100年以上の痕 跡がおもしろくて長々と現場に居座っていました。

それがひとつの工業製品であったとしても、手製のものであったとしても、ひとつのものを見たとき、これはどんな過程を経てつくられているのかを想像 して見ると、自然とそこには作り手の想いが浮かび上がってくる。そして私も工業製品であろうとなかろうとそんなものづくりをしたいものである。

人間の行為から最適なのかたちを追求する「デザインの原型」という考え方があるが、私は作り手の表情や感情が見えるぐらいのものがいいし、原型なん てものはあってもいいが例えば醤油をさすという同じ行為でも大げさにメジャーリーグの投手のように大げさに振りかぶって醤油をさす人がいてもいいのではな いかと考えてしまう。そんな人には野球ボール型の醤油さしの方が、お似合いだ。まぁあまりにもマナーや秩序を乱すことは問題であるが例えば持ち家に一人暮 らしをしていてそのあとこぼれた醤油を綺麗に拭き取ってしまうのなら自由だ。極端な例だがそんな人がいてもいいのではという考え方だからだろう。もちろん 使いやすいカタチ、洗練されたスマートなかたち、昔から長い間使われているかたちはあるが、「このかたちが原型だ」とは時間も流れ、文化も価値観も違う中 では一概にはあてはまらないだろう。

ついでにものづくりに関してもう少し語っておくと、ものを理解するには1〜10までを何度も反芻するほうが効果的でしかもおもしろい。

もちろん1のみ、2のみ、3のみ、とひとつひとつ洗練させていくのも必要であり専門分化が進んだ現代的な方法論で結果としてみれば高品質なものを大 量に生産できると思うが、もちろん1〜10まで携われば流れ作業にならないといった点で想いがかなり入ってくることになると思う。工場のライン作業でバイ オリンの塗装のみをしているよりも、木材の加工から塗装から弦を張って音の調整までをしている方がそれこそ効率はよくないが、よりよいと感じさせるものが できまいか。

それで様々なデザインの分野にほぼ丸裸で飛び込ませていただいたというのもある。

もちろん未熟で至らない点も多くあるだろうが、それこそ熱意や想いというものでカバーできたらと思う。どうにもならないこともどうにかするしかない というプレッシャーを自らに課す。それをなんとか跳ね返す。仕事でやっている以上跳ね返せなかったすみませんでは賠償問題となりかねないからだ。跳ね返し たらまた次に備える。それを積み重ねる。

もうすぐcott設立から1年が経つが、近頃いろいろとあり改めてあの時の気持ちを確認させて頂いたことに感謝してまた前を向いて一歩ずつ歩んで行 けたらと思う。

当時描いたスケッチが懐かしい。

ツリーハウスのスケッチ

時間だけは嘘でなく、全てのものに平等に流れる

全てを支配し、ただ淡々と、今、無情に流れる

それぞれが無限に持つことを許されない時間

こんなにも平等で我々にはどうしようも操作できない時間

時を越えて今に伝えられてきたものには何かアニマ(精霊)のようなものを感じるが

それは人々の中に共通してある時間に対する評価が見せる幻影なのかもしれない。

春の息吹

いつの間にか少しずつ日が長くなってきたりぽかぽかと暖かい日だったりと少しずつ春の訪れが感じられるようになってきましたね。ツリーハウスにも少 しずつ来客予約が入り始めました。

春の息吹
淡河のツリーハウス

そして春のイベントの知らせも舞い込んできました。

いなかっぺinモダナーク ファーム カフェ

はなさくlive

3/6(金)19:30〜21:30

1,500円(1drink付)

十場天伸 つくも窯の展示 3/4〜3/15

モダナークの裏テラスにて☆☆

いなかっぺまつりin淡河

3/29(日)

13:00〜好きな時間まで☆☆

ticket 1,000円(小学生五百円)

13:00〜ワークショップ

草木染め、ヨガ、楽健法、よもぎもち作り、などなど…

17:00〜ライブ♪

麻音衣(ディジュ、尺八…)

キュンルン(バンスリー、チベット声明)

etheoma(ダブルブッカ、ジャンベ)

西田冬至子(Jazz.vo)

むぎ(歌、ダンス、ディジュ…新しいコラボ)

などなど…(フリーliveも募集中)

きままギャラリー

宇梶静江さんのアイヌ刺繍&つくも窯

食べ物☆☆

カレー屋さん、お好み焼き屋さん、うどん屋さんなどなど…

フリマも募集中☆(出店料五百円)

少し時間も長くなって春のいなかっぺを楽しんで頂けたら嬉しいです

ミタクオヤシン

この世に生まれる瞬間に世界の全てと契約を結び

この世から去る瞬間に世界の全てとの契約を破棄する

それが私たちの生きる世界だ

自分一つの選択は、自分以外に影響を及ぼすこと、しっかりと頭に入れて行動せねばならない。

ポジティブな出来事にも、ネガティブな出来事にも全てに感謝して。

I(私)=I以外全てのもの。

「ミタクオヤシン」とは、「わたしとつながるすべてのものへ」という意味でアメリカ先住民ラコタ族の言葉。

全て関わり合って、すべてつながっているという価値観から生まれるコトバ。

全てに意味があって、あるがまま、そのまま存在していること自体が美しいというふうに非常に肯定的にとることができる。

今日書類を整理して出てきた手紙にも何か意味があることだろう。

「変わらない今を嘆いてるより、変えられる明日に窓を開けよう」

高校時代に書いた手紙にそう書いてあった。

よくもまぁこんなキザな台詞書いたものだと思い返しながら、非常に感慨深い台詞だった。

過去の栄光にぶら下がらず、いまこの瞬間に全力で向き合う

当たり前だが、改めてcottに全力投球させていただこうと思う。

コットの仕事場

わたしとつながるすべてのものへ…

Have a happy valentine’s day!

ピエロ

昨日は、ピエロをやっている友人のクラウンななしがお店をオープンしたとの知らせを聞いて行ってきました。

プレオープンのようでしたが。

パントマイムやジャグリングはもちろん、ファイヤーダンスにポイにいろんなパフォーマンスをお持ちの彼ですが、ピエロの格好でのbarではないよう で少し残念。

レトロな民家を素人のアイデアで改装した空間はこんな素材でも塗装でここまで仕上がるんだとか、ここにピスが見えていてもそんなに気にならないなあ とか建築家はしないことばかりなので学ぶことたくさんです。

きっとこれからもっとお店がおもしろく仕上がっていくことでしょう。ピエロやってくれとリクエストすればきっとやってくれるはず。とりあえずま あいろんなことやらかしてきたおもしろい彼なので機会あればぜひ会いに行ってあげてください!

お昼でしたらピエロやってくれという依頼も受けてくれると思います。

座席の7割近くが座敷という不思議な空間で

店主の本職がクラウン(ピエロ)と、ちょっと変わったbar

下町演芸酒場「赤鼻空人(仮)」(あかばなそらんと)

大阪市北区黒崎町3−2

【営業時間】18:00〜程よい時間(am2時くらい?)

【定休日】なし

クラウンななし

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