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2012-03

DigDigDig

今日は出てきたものシリーズ。
近所の方が事務所をがさごそしてきたら出てきたぞーとお金を下さいました。
寛永通宝や一銭はともかく、和同開珎。
富本銭が出土されるまでは日本最古のお金とされていました。
708〜800年に流通していたそうですね。
富本銭が出てからも広範囲に流通する貨幣として用いられたものとしては最古であるとの見解があるようです。
小学校で最古のお金と学んだ記憶がありますね。
古民家から出てきたお金

とはいえ、自宅にもたくさんあるのであまりなんとも思いませんでしたが、
1200〜1300年前の貨幣がどこの家にもあると改めて考えるとすごいですねぇ。
当時は私鋳銭鋳造が相次いだそうで、ホンモノかは定かではありません。

そんなお金もグラフィックデザイン。
新しいものを新しい見せ方で記述していくのと同様に、
こんな古来の文脈も新しい見せ方で記述してあげなきゃです。
和同開珎(Wikipedia)
寛永通宝(Wikipedia)

井戸水をくみ上げる
お隣さんに教えていただきながら、井戸水くみ上げ中。
yasufuku

淡河町まちづくりワークショップ

地元向けのイベントですが、お知らせします。
淡河町まちづくりワークショップチラシ
淡河町まちづくりワークショップチラシ
余談ですが、並べるとなかなか素敵になります。
淡河町まちづくりワークショップチラシ 制作意図
CL: 淡河町まちづくり研究会
ORGANIZE: 淡河の明日を考える会-淡河ワッショイ-
AUSPICE: 淡河町自治協議会
COLOR: 4C/1C
AD/D/CW: YASUFUKU Yusuke

追記
地位や肩書き等関係なく0歳から70代までの約50名にまんべんなくご来場いただき、大盛況のうちにワークショップ終了しました。

こどもを増やすためにはどうすればいいのか、グループごとに分かれてアイデアを出し合いました。そこで出たアイデアを付箋に書き、まとめ、最後に各テーブルにあらかじめ配置しておいたホスト役が意見を発表するという最もオーソドックスなスタイル。ファシリテーターには人・まち・住まい研究所の浅見雅之さんをお招きし、場の雰囲気を明るくする巧みなファシリテーション技術もあってか、皆様意見が大変建設的で、個人的にはこの地域は心配いらないなと思わず楽観視してしまう程の充実したものでした。

さてさて、「まちづくり」とタイトルについてはいますが、活性化しようと積極的に声を上げて活動していくのがまちづくりというものでもありません。

朝家を出て誰かに「おはよう」と言う。そんなところから「まち」ははじまり、つくられていきます。
声をあげて活動するのもひとつ。ただ日々を暮らしているというのもひとつ。
奥様の井戸端会議なんかは十分な「まち」です。

だれかの息づかいを感じて生活する。
人と人の関係性の中に生きること。

そんな意識が根付いているならそのまちは大丈夫。
そういう意味でとても健全なまちに生きているなぁと日々思います。

そういう意識がもっとゆるやかにひろまって
だれかとだれかがざっくばらんに話ができる、
ゆるやかな場を提供していければと思います。
淡河町まちづくりワークショップ

補足というか余談。
「まちづくり」と言葉でいうと誰かが作るような印象を受けますが、べつに必ずしも「つくる」というものでもない気がしていて、農村地域の中にいる立場から言わせてもらうと、あえて「まちづくり」だったり「コミュニティ」を「デザイン」と言うことに若干の戸惑いのような気持ちを感じたり。まちづくりとは基本的に都市的な概念で、農村にそれが流入することはしばしばスムーズでなかったり。言わずに済むのなら本当は、まちづくりと言いたくない。

農村ではそれをあえて口にせずにさまざまな慣習に村を維持する仕組みを封じ込めたのでしょう。(あえて口にしないのもその仕組みのひとつだったのだと思う。)だが、むかしを大事にしすぎるあまり、むかしの慣習に縛られていつの間にやらその慣習に破綻をきたしているところは、慣習を変えてあげなくちゃならない。何もしなくていいときは何もしない。そんなふうに、すでに地域の対流がうまくいっていた農村地域について「まちづくり」とあえて言うときは「日々営まれる様相を観察することで、大きくバランスが崩れ始めたところを発見し、さりげなく修正してやること」だと思っています。

たとえば自身と外部空間の関係性を密に保ち続けて来た農村の人たちも若者なんかは特に近代化の煽りを受けてそれを遮断しがちになってきた。その原因が慣習や近所の環境にあるんだったら、それを変えていかなきゃならない。そしてその際にはその慣習や環境に封じ込められた示唆に富んだ啓示に耳を傾けることを忘れてはならない。「むかし」だから偉大ではない。だけど偉大なものが「むかし」に含まれていることが多くて、変えていこうと思うとそれを読み取るのは努め。伝統という大義名分は積み重ねてこそだ。

蔵出し

去年の秋に実施した神戸デザインエアポート。
Oくんが撮影、編集してくれた設営の時の映像、お蔵入りしそうなのでアップ。

ワタクシとWくんがやけに目立っております。Oくん、ありがとう。
Yasufuku

Spring Has Come

先日カンザワも書いてくれましたが、出会いと別れの春。たくさんの新たな門出のお知らせに胸が躍る春です。みなさま、どんな一歩を踏み出しますか。今年度はどんな一年にしますか。
5年目を迎えたcottは、4年間耕した土にようやくタネを撒くことができそうです。それに少しずつ水をやって、丁寧に育てていければと思っています。ぜひその水やりに関わってもらえたら嬉しく思います。
そして、春のたくさんの決断、想いに触発されて、cottのテーマでなく、個人的な今年度のテーマをたててみました。「後悔ないよう、楽しくやろう。ご一緒に。」が今年度のテーマ。つまらんことをうだうだ言ってないで、自然に自分も楽しく、少しずつそこに関わっていければと思います。やる前にうだうだと頭の中でブレーキをひくのをやめて、人の輪が広がることで出る良さをポジティブなエネルギーに変換していきます。

そしてぼちぼちあったかくなってきたのでカンザワも毎度毎度言ってるように、ぜひお気軽に遊びに来ちゃって下さい。特に目的がなくともふらっと来て自然に親しむも良し。デザインの作業環境を偵察しにくるもよし。自然はもちろん、人の心も本当にいいところですよ。
この地域に潜むデザインはこちらですよー、と声高に言われている部分はないのですが、
どこにでもその要素を発見することができます。
デザインは本来黙っていてこそで、デザインに浸りたい人が祭り上げるものではないのでそれでいいのです。

そして何より無条件に気持ちがいい。
朝日が差す頃に深呼吸してすぅ〜っと入ってくる空気。そうしながらふと見上げると広がる空。
少し個人的精神論が入りますが、ここだったらいろんな枠から飛び出して、どこまでも自由な気がするのです。
もちろん枠の中から飛び出すことは、ときにリタイアを意味することになるので注意がいるのですが。

で、近頃画像はほぼ事務所改修写真か仕事写真ぐらいで画像ネタがないので、今日はカンザワ氏のなかなかの昔に書いた作品をご紹介。
テングイラスト塾大賞受賞作品
左下の大賞のイラストが受賞作。素敵なイラストはイラストなんですが、問題はその掲載コーナー。
知る人ぞ知る、私もチェックしていた某ファッション雑誌の隠れた名コーナーです。

ということでまたお会いされた際にでもつっこんであげて下さい。

そうそう。春には事務所前の畦にたくさんのつくしが生えるそうです。

Yasufuku

春探し

事務所前のしだれ桜

こんばんは。

久々のカンザワです。

今日は暖かかったですね〜
という事で、休憩時間に事務所周りを博士と春を探す散歩に出かけました。

上の写真は事務所の前に立っている立派な、しだれ桜です。

まだ蕾も出ていないけれど、近所の方曰く咲けばなかなか見事だそう。
春がくるのがますます楽しみです。

てんとう虫さん

次に見つけたのが、枯れた草の山からひょっこり出て来たてんとう虫。
久々に見ましたがキレイな赤色です。
枯れ草の中にポツンと赤が栄えていました。

次に事務所前の河原まで移動。

前を歩く博士

博士もカメラ片手にノリノリです。
それにしても、どこを撮ってもキレイな景色がいっぱい。

河原で見つけた梅の木
ちらほら咲き始めてます。

梅

『春がくるよ〜』と聞こえてきそう。

梅

さてさて事務所に帰ると、近所の奥様が来て私が漬け物が好きと前話したからと、手作りのたくあんを持って来てくれました!

たくわん

キレイな黄色のたくあん。
今度漬け方を教わろうと思います!

今日載せた桜、梅の木がまた満開になったら載せようと思います。

本当にここは色んな自然の景色が見れますね。
皆さんも是非、ここに来て大自然味わってみて下さい!

きもちのいい自然に加えて、まいにちいろんなヒトが尋ねてくれて、いろんなコトが起こって楽しいです。
でわでわ。

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