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Tips for Digital Nomad

  • 2021-06-22 (火) 7:14

ノマドワーク中の部屋
ノマドワークについて考えてみた。ウェブ制作の場合は最終のアウトプットも画面上なのでいつでもどこでも仕事がしやすいが、グラフィックデザインの仕事は依然、紙媒体に出力する事がメインなので、普通に考えるとプリンターがどうしても必要だ。プリンターは時代が進んで小さく軽くなってきたが、まだ大きく、専用のインクも必要なので、例えば世界中を渡り歩きながら、何日も持ち運ぶのもまだ非現実だ。そのため、車にひととおりの機材を積んで、国内を移動しながら仕事をするという程度がグラフィックデザイナーのノマドワークの限界かもしれないと考えていた。距離をどうしても考えてしまう。

2017年で独立してから無心に働き続けて丸9年になる。ようやく仕事も板についてきたようで、手書きでラフを描いた段階で、ある程度仕上がりをイメージできるようになってきた。最終の落とし込みはコンピューターだが、ラフがしっかりしてコンピューターはあくまで大量に同じ意匠を複製するための道具という風に捉えられると、プリンターの必要性は下がってくる。コンピューターを触る時間も短くなる。そのため、原寸大で出力しなくてもある程度のところまで仕事ができる。問題は色だが、経験した事のない紙や特色の印刷でない限り、色味もある程度画面からこれまでの経験に照らし合わせて予測がつくようになってきた。頭とコンピューターがつながってきたとでも言えばよいだろうか。ある程度仕上がりを任せられる印刷会社のプリンティングディレクターもいるし、どうやってもできない打ち合わせや現場での撮影等は信頼できる外注さんがいる。
9年の時を経て、かねてから切望していた長期で海外を移動しながらのノマドワークにチャレンジしない理由がなくなっていたのだ。そこで、異なる環境で異なる価値に触れながら、またそれらをいい仕事のための新たなスパイスにしたいと、まずは世界中にあるずっと見たかったデザインを見るための具体的な情報を集めはじめた。ただ準備をしているだけのつもりだったが、思考はそこから変わっており、それにより自分の中にあるデザインの世界は一気に広がったのだった。

以下はそのための実務的な準備、および、現地での環境を整えるための個人的な記録である。

161207 eFaxを申し込む。
以前D-Faxというサービスを利用していたが、コンビニからの信号を受信できなかったり、取得できる番号が020から始まる番号だったりといろいろ不便だったため、すぐに解約した。インターネットファックスには懐疑的であったし、そもそもファックス自体、今の時代にナンセンスだろうと思っているのだが、それを依然利用している人も多いので、なくすわけにはいかない。お客様がやりやすいやりとりのための環境を整える事は責任である。しかも海外でノマドをするのであれば、なおさらそれを利用しない訳にはいかない。そこで同業者から評判の良かったeFaxを契約。これがとても便利。神戸市の市外局番を選択できるし、メモリー不足で10枚を超えてFaxを送って下さる場合は分割しなければ受信できなかったうちのファックスがパワーアップした。メールでくるのでインクリボンも不要だし、書類の整理も楽だ。そして何より全世界で瞬時に受信確認ができ、まだまだFaxという仕組みを利用する人がいる限り、ノマドワーカーには必須だろう。

161217 保険重視で計6枚のクレジットカードを決める
今や、クレジットカードのおかげで現金をほとんど持ち歩かずに旅行する事が可能になった。そのカードはリスクを分散するためにも複数持つのが旅人の常識となっているが、せっかくなのでなるべく便利なカードを選びたい。クレジットカードと言えばポイント還元だが、海外旅行保険も長期で旅行する場合は馬鹿にならない。例えば1年旅行する場合15万、20万かかってくる。クレジットカードをポイントや特典重視で決める方法もあるが、頻繁に旅行するのであれば、この金額がなくなるのは何よりもお得だと思う。空港ラウンジでほんのちょっとリッチな気分を味わえるとか、どうでも良い。そこで、クレジットカードをほぼ海外旅行保険の観点のみから決めた。通常海外旅行保険は3ヶ月までだが、利用付帯のカードの一部は海外で公共交通機関等の支払いに利用した日を保険の開始日とすることができ、複数毎のカードを組み合わせる事で保険期間を延長する事ができる。自動付帯のカードに加え、その延長が可能なカードを3枚持つことにより、最長1年間、無料で保険に入りながら旅行をする事を可能にした。(ただし、保証金額と内容に注意。)それより期間が短い旅行の場合は適宜利用付帯のカードで公共交通機関や旅費を支払い、有効にすると金額を上乗せできるので、無駄になることはない。本当に助かる。なお、キャッシュレス診療は地方にいると提携病院がなく難しいことも多いが、そういう時のために限度額が高額、あるいは一時的に高額にしやすいゴールドカードが1枚あると、よりたのもしい。カード決済も無理な病院ばかりの地方での緊急時はキャッシングで現金を引き出して払い、早期返済するしかない。
以下の6種を分散して持ち、旅行することにした。

  • ダミーのカードとして常に普段使いの財布(100均)に入れておく期限切れのライフカードと期限の切れていない予備のライフカード。これはキャッシングできないようにしておき、期限切れのカードがダミーだと強盗にばれたときに渡すカードとして、セキュリティーポーチにしまっておく。年会費無料。なお、キャッシング機能を利用する場合、初期設定では海外キャッシングはリボ払いになっているので、サポートに電話をして一括払いに変更しておくと無駄な利息がかからない
  • 海外旅行保険3ヶ月自動付帯のカードとしてオリコiBカード(年1度利用で年会費無料)。このカードは海外キャッシングの場合リボ払いだが、限度額いっぱいまで返済額を引き上げておけば無駄な利息もかからない。キャッシュレス診療なし。
  • 同じく海外旅行保険3ヶ月自動付帯のカードとしてJCB EITカードにより保証金額を嵩増しする。ただしこのカードは海外キャッシングが使えないので注意。リボルビング専用カードだが、ヘルプデスクに電話して、リボ払いの金額を限度額いっぱいまであげておけば手数料もなし。年会費無料。キャッシュレス診療OK。(保険引受会社がオリコiBと同じだが、引受会社が同じでもカード会社が異なれば傷害死亡と後遺障害以外の保険金額の上限は基本的に合算は可能だ。2017年末の帰国後PC盗難分を請求時に確認予定。)
  • 利用付帯による3ヶ月延長が使えるカードで金額が大きいカードとしてSBIゴールドカード(年100万利用で年会費無料)。サポートも24時間すぐにつながり、とても安心で良いが、ICチップがついていないため、ATMなどで使いにくい国もあった。キャッシュレス診療OK。→170719追記 2017年07月11日、2018年1月31日にサービスを完全終了するとの案内が。サポートも良いし、補償も素晴らしかったため非常に残念。次回以降旅行時にはダミーカードとして活躍してもらうしかない…。→181007追記 代わりのメインカードをネットショッピングに強いOrico Card THE POINT PREMIUM GOLDにした。マイル系のカードと迷ったが、マイルよりもポイントが使いやすい。保険も、延長可能な利用付帯のカードが既に2枚あり、今後そんな長い旅行はないだろうからこだわらなくて良い。しかもマイルのためにエアライン選びを迷うようになるのが面倒だし、そのとき乗りたいもの、お得なものに乗れば良い。そうして自然にたまったマイルにちょっと足りなかったマイル分のポイントを変えてフライトチケットにする程度が健全。プライオリティカード付きのものとも迷うが、ラウンジも探し歩くのも面倒だし、そのときその場所で食べたいものを食べる方が結局安上がりで健全。そもそも求めていないお徳を得るために自由な行動に制限がかかるのは本末転倒。
  • 同じく利用付帯3ヶ月延長可能なリクルートカード(年会費無料)。キャッシュレス診療OK。
  • 同じく利用付帯3ヶ月延長可能、キャッシュカードを切り替えたときに自動で作られていたキャッシュカード機能付き三井住友クラシックカード(年1回買い物利用で年会費無料)。キャッシュレス診療OK。

161217 銀行の環境について
基本的に海外からの銀行の利用はすべてネットバンク経由となる。そこで、国内にいる間に必要なすべての銀行でネットバンクが使用可能なように事前に手続きをしておくこと。パスワードなどのメモはまとめてDropBoxの奥の方にパスワードをかけてつっこんでおく。メモにはついでに紛失時に連絡する各カードの電話番号およびカードの隠し場所も一式あるとなお良い。
なお、国内海外関係なく、個人事業主に限る話だが、SBIゴールドカードというクレジットカードを持っていると、振り込み手数料月7回無料、コンビニATM等での引き出しも月7回無料となる住信SBIネット銀行を中間口座として使用して、振り込み手数料、ATMを探す手間と手数料も節約している。ただし、中間口座として利用するためには定期的な入金が必要となる。住信SBIネット銀行は屋号付きの口座が持てず、個人名口座かつ有名でない銀行となるため、お客様に入金してもらう口座としては利用しづらい。それ以外での定期的な入金はわざわざATMに行くか、事業用口座から手数料をかけて振り込むかだが、手間とお金がかかっては意味がない。そこで、毎月一定額を自動で引き落としする定額自動入金を利用する。ただ、定額自動入金を利用するためには住信SBIネット銀行と自動入金元の銀行口座が同一名義であることが必要となる。そこで、個人口座から事業主借として毎月自動入金を行うようにした。

170310 Skypeに課金し、固定電話にかける。
携帯電話にかかってきた電話は特に設定せずとも世界中で受信できるし、事務所の電話も携帯電話に転送で’かかってくるようにしている。ただ、気にせず電話を受けていたら、溜まっていたはずの無料通話分がすぐになくなってきた。そこで、Skypeに課金し、固定電話等に電話をすると日本へかけようと、海外から海外への通話だろうと、驚くほど安い。トラブル時にクレジットカード会社3社や現地の警察、公共施設等に電話しまくったが、なかなか$10がなくならない。携帯にかかってきたものを受け、ものの5分10分で2000円が消し飛ぶ世界からすると、異次元だ。そこで、お客さんからかかってくる前にかける作戦が有効だ。こちらからかける方が電波の良い場所を選べるのはもちろん、印象も良いし、仕事も早く済まさなければという気にもなる。(ただ1点、Skype用に新規で番号を取得しない限り、非通知の電話になってしまうため、携帯電話でやりとりするお客様には向いていない。自分の携帯番号を相手に表示させることができるようになれば完璧だと思うが、きっと電話という仕組み上難しいのだろう。)少し遅れて声が聞こえてくる事もあるが、WiFiが強い場所ではそれほどストレスがかからず電話が出来る。PCのSkypeの調子が悪いときはiPod touchでかけたりするとましだったりするときもあるので、iPod touchも手放せない。Uberなども呼べるし、電話ではないので個人情報などのデータもほとんど入れておらず、セキュリティもOK。他にドメスティックなガラケーを持てば、標的にされにくい。(もちろんMicroSDにすべてのデータを移し、DropBoxなどにバックアップしておく。)ボロくて小さいガラケー、画面の割れたボロいiPod touch、古いmacbook Air 11-inch、これが私のデジタルノマドの3種の神器。
私はこうして、今風ノマドワーカーの一歩を踏み出した。日本でもメールと電話のみでの定期の仕事ばかりのお客さんは海外にいる事を知らないだろう。
インターネットカフェを探し、苦労して情報を検索し、重くて大きいラップトップや外付けハードディスクなど、かさばる荷物を持って一生懸命データをバックアップしていた10年前と比べると、劇的に便利になっており、プチ浦島太郎気分を味わった。宿からはいつの間にか据え付けのコンピューターが消え、皆それぞれの情報端末でWiFiを受信し、自国の言語で情報を検索しながら旅をしている。もはやWiFiのない宿は宿とは言えないというほどに、どこの宿にも必ずWiFiがついていた。ただ便利なのが良いわけではないが、引き続き、時空を越えて人と人をつなぐテクノロジーは積極的に利用していきたい。

170320 バックアップ用の128GBのUSBメモリ2本を紛失した事を契機に1TBのDropboxを契約。
サンディエゴの大学の図書館で、腰のセキュリティベルトに入れていたUSBメモリで作業をしたのだが、閉めるのを忘れていたようで、それらを紛失した。そもそも、大事な物を頻繁に開閉、あるいは着脱する場所に入れておくのが間違いだった。基本的に大事な物は普段は存在を忘れながら緊急時にその存在を思い出し、すぐに切り離せる安全パラシュートのような存在であるのが良いと考える。そこで、バックアップ環境について再考してみた。本当にそのバックアップ用のUSBメモリは必要なのか。結論としては、それらは過剰な荷物で、自分にとってそれは絶対守らなければならないものという思い込みをしていることは、ダンベルを背負って毎日を過ごしているようなものだった。
どのような環境にしたか具体的に書くと、何を盗まれても仕事ができるよう、現在進行形の仕事は128GBの極小USBメモリ1本(後日、これも不要になるのだが。)に全部入れ基本的に差しっぱなし、PCのHDDには何も入れない。すると、Free Wi-Fiに接続した際のハッキングもそれほど怖くない。(もちろん対策はきちんとしておく。)しかも HDDの容量をあけるために工夫をこらさなくても良いし、軽い。違うPCで作業をするのも抜いて挿すだけ。メインPCに移すまで、新しくした作業は全部ここから出さずにおいておき、データを持ち運ぶ必要がなくなった際に、メインPCに移し替えて整理する。メールは送信分も自動でBCCにしてくれる設定にし、参照するデータ以外はどんどん消しておく。で、事務所に帰ったときにメインPCで全部まとめて受信するようにしておく。外付けのHDDに撮った写真や過去の仕事のデータ、メール、ソフト、フォント、環境設定、素材など、保管しておきたいデータを入れる。もちろん作業用USBのデータも定期的に外付けに丸ごとバックアップ。
その外付けを1TBで契約したDropboxで同期する。はじめ600GBを同期するのにメキシコのWiFi環境で10日以上かかったが、これで何を盗まれても大丈夫になった。盗難なら保険も利くし、Macもカメラも世界中どこでも買えるのだから、買えば良い。持ってきていなかったデータは サーバーからDropboxに放り込んでもらえばOK。クレジットカードも不正使用時には補償してくれるので、強盗に遭えばすんなり差し出そう。パスポートだって再発行できる。(fomaカードおよび電話番号の再発行は日本に戻らなければならず面倒だが、もともと転送をかけていた事務所宛の電話を現地で契約した携帯に転送し直せば事務所宛の電話は受信できるので最悪OKだ。こういうことを考えると、きちんと仕事場と仕事用の固定電話を持っている事もお客さんに対する保証のひとつで、大事だなとも思う。今後、全世界でfomaカードを再発行できるようにとは言わないが、SIMカードが再発行できるようになることを望む。)取られてはいけないものを何も持たないことで、だいぶ気持ちが楽になった。またひとつ、ミニマルに。バックパックに1ガロンの水を放り込んでもまだ全然軽い。いつだって盗まれて良いと思う気持ちからの軽さもあるかもしれない。あの重かった10年前のバックパックの中には何が入っていたのだろうか。と、いいつつ空港で見たら11kgあった。例えば風呂場にでも持ち運ぶ荷物の煩わしさから解放されたからなのか、田んぼや大工仕事で人としての基礎体力が鍛えられたからなのか、1箇所に滞在する時間が長いからなのか。今日もまた、enough goodを探すのだ。

170325 某印刷会社のサイトに某国からアクセスできず、注文が出来ないことが判明。仕方がないのでVPN接続で日本からアクセスしている事にすればいけるかな、と思い試してみると割と簡単に成功!またひとつ怖いものなしに。
【無料】MacでVPN接続する方法【VPN Gateを利用】
170331 と、思ったがVPNが頻繁に切れるし遅い。VPN GateでこれまでDDNS ホスト名が埋め込まれている .ovpn ファイルをDLして使っていたが、IP アドレスが埋め込まれている .ovpn ファイルを使うと早い!!「検閲用ファイアウォールがある国から VPN Gate を利用する際は IP アドレスを直接指定する必要があります」とのことだが、メキシコはそれに該当していたのだろうか。で、一難去ってまた一難。カートに入れるところでどうしてもエラーが出て、注文できない。これはもう仕方ないので日本に連絡し、適当に注文してもらう。1分ほどあれば終わる作業なので、それほど気も使わないしよしとしよう。お土産買って帰ろう。
170402 と、思ったが、Tunnelblickが調子が悪い。設定ファイルは常に最新のものを使うのがよさそうだが、最新のものにしてもつながらない。そこで、MacデフォルトのL2TP/IPsecが使える接続を使うようにする。と、最速の環境は使えないが、動作は割と安定している。
L2TP/IPsec VPN プロトコルを用いた VPN Gate への接続方法
170403 結局有料VPNを契約
安定しているはずだったが、そうでもなかった。接続が頻繁に入れ替わるので、毎回接続するごとに新しい接続を探したりしなければならず、無料でも確かにできるものの、安定しない。無料でするための抜け穴みたいなものを探すのに時間を費やすのがもったいない。そこで、有料VPNを契約。さすが有料、あれだけああでもないこうでもないと悩んでいたはずのことを一切悩む事なくクリア。これだけで十分有料の価値あり。というか、そうでなければ有料の価値なしだが。
日本のIPが必要だったので、適当に日本製のセカイVPNを月額1000円ほどで契約。また固定費が増える、と思いつつ、事務所維持費だと思えば安い。
MacOSXのL2TP接続 ■セカイVPN■

170329 使えないものを捨てる
Skype用に持ってきたUSBヘッドセットを使うとものすごく雑音で、会話が成り立たなかった。ロボットと話しているかのよう、とのことだったが、あわてて外してパソコンの画面に話しかければOKだった。意味なし。iPodだってあるし、捨てることに。他にも適当に買ったイヤホンが耳にはまらない。。ので、行きの飛行機でもらった10円ぐらいで買えてしまいそうなほど安そうなやつを使っている。安物だが単純な分コンパクトだし必要十分だ。普段は事務所に居る間や車や電車での移動中など、常に音楽に触れているのだが、現地の音を聞き、コミュニケーションを受け入れ、ついでに防犯のために、意識的にイヤホンをせずにいようとするのが良い。捨てる代わりに1mほどの短いコンパクトな延長コードかL型変換プラグを買おうかな。どうやらMacのコンセントが壊れているようで、奥まで差し込まないとつながらず、延長コードだと奥まで差したままゴムなりテープなりで固定できるかな、と。

ノマドワーカーの荷物をまとめてみた

必須(3種の神器)

・古いMacbookair 11inch。(Adobe, Skype)PCは新品が良いが、リスクヘッジのため、Air11インチの初期型のものを使っている。海外ノマドをする場合、割に合わないほど高いが中古のものでスペックは必要十分だし、HDDはアプリやフォントが入って作業用容量として10GB余り残れば良い。外観も傷があるぐらいの方が防犯上良い。さらに言えば、11インチのAir登場以降のMacの新製品が魅力的でない。面倒でも必ずパスワードは設定しておくこと。
・FOMAのコンパクトなガラケー(事務所宛の電話もこれで受信。データは必ずMicroSDにバックアップし、Dropboxにも入れておく)
・画面の割れたボロいiPod touch(Uber, Maps.Me, Skype)
以上は、中古価値が低い外観であること、重要な情報をなるべく入れず、代替可能であること、自分以外には使いにくいものであることが重要である。

ほぼ必須のデジタルツール

・SanDiskのコンパクトなUSB128GBはほぼ必須→不要。→USBを持ち歩いていちいちバックアップするのも面倒で、盗難を機にUSBをやめたらHDD1個が快適だと思った。結局他のデータが必要になったらHDDを差さないといけないし、防犯上さくっとカフェで作業するようなシチュエーションは結局海外に少ない。
・BUFFALOの耐衝撃HDD2TBとDropBoxのコンビネーションは最強!
・Kiss X-7とレンズ24mmSTM、50mmSTM、10-18mmSTMとペットボトルホルダー、純正の予備バッテリー。本体はサブバッグに裸のままつっこむか、超危険地帯以外は右手にストラップをからませて持つ。安いし軽いし小さいので気軽にガンガン使えるし、一眼レフというだけあってやはりいい絵が撮れる。使わない2本のレンズは500ml用ペットボトルホルダーにいれ、ペット上部(硬く上部が丸いものを日本で準備していくのがベター)を切り抜いた物を一番上に置き、ホルダーの口を絞って固定すると、本当にジュースを入れているかのようだ。これは自信作である。また、1泊アウトドアツアー時などはバッテリー1個では足りないし、バッテリーはふと使えなくなる。

その他重宝度MAXなもの

荷物を仕分けてそれぞれに必要充分な入れ物を用意する事はとても大事。荷物を出し入れするストレスが全く違ってくる。10年前は適当につっこんでいたので、宿に着くたびに荷物を大いに広げ、出発前には時間をかけてパッキングしていたが、最近は目的の荷物をすっと出して、すっとしまう、スマートなパッキングができるようになってきた。宿での振る舞いはスマート、フットワークも軽くなるし、防犯上もとても良い。
・バックパック(KLATTERMUSEN Roskva 65L。最初はスカスカで出発する。衣類を圧縮せずに適当に突っ込み、1ガロンの水を入れても十分に余裕があった。実用品やお土産、お土産兼実用品など、徐々に買い足していくことになる。)
・Manhattan Portageの小さめサブバッグ(大きすぎるといろいろ持ち歩こうとするので、小さく。手ぶらも時には気持ち良い。生地が丈夫な割にそれほど重くないし、厚みがあり、一眼レフをそのまま突っ込んでもかばんのシルエットはほとんど変わらないし、Air 11インチが縦にも横にも入るし、口が一個でシンプルだし、マジックテープでとまっているので開けられそうになると気づくし、防犯上にもなかなか良い。防犯上前に抱えても、バックパックと同時に持ち歩いてもファッション的にダサくもない。少し使い古されている方が防犯上良いしついでに安いのでヤフオクで中古を買った。)
・ボロいGR Digital 3と防水ケース(コンデジの防水ケースは小さいので水中アクティビティの予定がある場合は持って行っても楽しいかもしれない。こっそりと撮影したいときなどにも良いしリスク分散にもなる。これを持って行くなら、建築内観写真を特別に撮る必要がない限り10-18mmSTMは持って行かないという選択肢もありだ。私は今回建築を記録するための旅行でもあったので持ってきて良かった。)
・レンズペン(雑にカメラを扱うので割と指紋がつく)
・コンパクトなHakubaのブロア(海外は日本に比べるとどこも割と多くのほこりが飛んでいる。)
・モビロンバンド(経年劣化で切れない輪ゴム。30本ぐらいをたとえばMacの充電器や携帯電話など、いろんなものに巻き付けておく。普通に粉末や食品の封をするのにも使えるが、いろいろ使い方はある。あるときは現金の束をまとめるときに、あるときは電気のプラグが緩い時の固定に、そしてあるときはMacのケーブルが断線しかけのときの補修と補強にかなり使えた。)
・プラグ形状変換全世界対応のもの(アメリカ大陸旅行時は不要)
・各種充電器(できるものはUSBより給電するようにするとコンパクト。変圧器も不要だ。FOMAの充電器はなくせないし壊せないのでできれば2個。)
・SDカードリーダー
・ELECOMのデジタル用品用ケース(デジタル用品は硬めかつ防水にもなるケースに。入れ物は種類ごとに分けて整理するのが吉。)
・無印の洗面ポーチ(ほぼコンタクトレンズ用品入れだが。タオルはここにマイクロファイバータオル一枚つっこんでおけば足りる。石けんは無印の小型のケースに入れて。)
・圧縮袋(買い足したものを入れたり破れたりするので、少し余分に。)
・イスカのメッシュ袋大中小(大/洗濯物入れ、中/靴やサンダル入れ、小/お菓子入れに見せかけた貴重品入れ)
・スパイベルト(基本、クレジットカードを1枚だけ、時々現金を入れた)
・無印のパスポート用ポーチ(パスポートやイエローカード、国際免許証などをつっこむ)
・筆記用具(日本の高品質な4色ボールペンは重宝する)
・洗濯用にテント張るときに使うような細いロープ+書類用クリップ(洗濯バサミはなるべくかさばらないようクリップで代用。ロープは登山時のテントやマットをバックパックに結束したりと他にも使える。)
・服各種(買いたくなるので国内からは2日分持って行けば十分。自分の場合は今着ている分含めて2日分、下着は3日分。現地で1日分ずつはすぐに入手しにいくが、それまでは毎日洗濯。薄手のレイヤードしやすいものが基本で、すべて躊躇なく捨てられるものがいい。なお、軽量かつ高性能なものは途上国で入手困難なため、重ね着しやすいダウンだけは事前にユニクロで仕入れる。)
・耳かき(海外では入手困難)
・爪切り(VICTORINOXのものがコンパクトで機能を満たし、必要十分。すばらしい)
・万能ナイフ(ただしどこでも入手可)
・ムヒ(海外のものは効きかたが全然違う。メキシコだとAndantolだが、まぁ良し。日本と同様の効果を期待して効かないと決めつけるでなく、効き方も現地の効き方があると思うべきかもしれない。かたくなにならずに居ましょう。)
以上、これらさえあればあとはいらないし、何でも基本、国外入手可能。そこで現代人が生活しているのだから。だが、品質が重要なものなど、上記のものは日本で準備する方がベター。ちなみに、以上の荷物の中で一番高額なものがコンタクトレンズ(オルソケラトロジー用ハードレンズ)で、両目10万強、二番目がバックパックで5,6万、だ。

170330 荷物を送ってもらおう
荷物を送ってもらう必要があり、DHL EXPRESS EASYだと送るものを直接取り扱い店に持ち込んで専用の梱包材で受け取って送るというのも簡単そうなので利用してみることに。ちなみに、メキシコに500gまでの書類を送る場合は5000円でいける。
国際郵便の郵便追跡サービスが利用できる国はEMSも良さそうだ。保証もついてるし、何より安い。
メキシコ郵便物送達条件
あと、日本印、クロネコヤマトの国際宅急便もとてもよさそうなので業務委託せずにクロネコさんが届けてくれる国では使ってみたい。飛脚国際宅急便も。
早く確実なのはDHLFedExUPSだろうが、高い。のでEMS追跡ができないエリアにいる時、絶対になくなってはいけないもの(とはいえ100%確実はないだろうが。)で使うつもり。
ただし、クレジットカードは原則送れない(不正使用時の補償がつかない)ことになっているので、重要書類などであれば、友人などに旅行を勧め、持ってきてもらう、あるいは持って帰ってもらうのが、もっとも確実な方法だ。

170402 ATMでクレジットカードのキャッシング。
カードを3枚なくしたので、今手元にあるカードは海外旅行保険はついているのに海外キャッシングができないICチップ付きカード、防犯のためにキャッシング枠をゼロにしているICチップ付きカード、ICチップなしのカード、の3枚。だが、大手の銀行はICチップがついていないと使えないっぽい。となるとどのカードも使えない。。仕方なくキャッシング枠をあえてゼロにしているカードを増枠手続きをした。
その後、メキシコのグアダラハラの町をうろうろしていてATMを見つけたので、ICなしのカードも使えないかなとチャレンジ。英語を選べないATMだったが、小さく英語が添えられている画面もあったのでなんとか進んで行くと、おろせた!どうせおろせないと思っておろせるMAXの6000ペソもおろしてしまったが、まぁ一安心。手数料は30ペソちょっと。他の銀行は限度額3000ペソまでのもの、4000ペソまでのものなどあり、手数料もさまざま。
手数料が違ったり、ATMによっておろせたりおろせなかったりするため、クレジットカードはいろんなバリエーションで最低3枚欲しい。

170410 iPod touchが自分には必要充分だと再確認。
海外パケットをそのまま自身のスマホで楽しもうと思うと、料金は1500円/日と、気違いなほど、高い。100日で15万、1年海外に滞在するなら軽く50万を超えてくる。WiFi端末を利用する方が少し安いが、それでも1000円/日など。高すぎる。これはほとんどの日本人海外旅行者は短期であり、彼らからお金をとるための料金設定だろう。
そのため、長期旅行者には現地のプリペイドSIMカードを国ごとに入手し、現地の電話を持つ長期旅行者も多い。例えばメキシコならその端末が1000円以内、SIMカードもコンビニなどで簡単に入手でき、そうすることで格安でいつでもどこでも情報検索やアプリの使用が可能となる。
が、私はWiFiが飛んでいない場所では現地で手に入れた紙の地図、わからなければ、人に聞くなど、とにかく体当たり作戦で困った事はないし、荷物はなるべく小さく軽く、盗まれるリスクが小さいものが良いので、やはりiPod touchが必要十分なのである。それほど海外は様々なところでFree WiFiが利用できるし、そもそも十数年前のバックパック旅行では自分の足と耳で世界を歩くことが普通であった。これは国内でも国外でも同じことだが、いつでもどこでも情報を検索できることは確かに便利だが、人に聞いて行き先を変えたりすることもたまには良い。
ただ、それは海外の場合で、日本のノマドワークではiPod touchはほとんど使えず、もっぱら音楽を聞く用とウェブサイト開発時の表示確認用だ。人に聞くのも良いなどと言ってられないほど日本のWifi事情はとんでもなく遅れている。さまざまな利権がからんでいるのは分かるが、途上国でさえホテルはもちろん、飲食店や広場など、どこでもWifiを飛んでいる時代。東京オリンピックまでにはどうにかならないものだろうか。

170416 荷物を送ってみよう
これまで極力お土産は買わずに、自分用の実用品でおみやげにもなるものだけ買ってきたが、あまりにも良いものに出会ってしまったため、買い物をした。宿に戻ってとても満たされた感覚になったし、一夜経ってもその気持ちは変わらず、むしろさらに欲しくなり、また同じ店を訪れるつもりだ。買い物をすると、行動範囲が広がるし、そもそも自分は買い物が好きなことを思い出した。お店の人との交流も出来るし、いいものを探すための目も肥えてくる。
荷物が増えれば送れば良いのだ。荷物をなるべく増やさないために買い物を我慢することは、旅の楽しみをひとつ捨てるようなものだ。

DHLなどよりは安いだろうとメキシコ版EMS、MEXPOSTを使おうと思っていたが割と高く、調べていると書留で普通郵便を送る方法がある事を知った。追跡もできるし、急ぎでないなら国際通常郵便で十分だ。
書留小型包装物で例えば850g以内なら2000円、250g以内なら950円。(日本→メキシコ、航空便)SAL便ならもっと安い。
内容品の価格が200メキシコ・ペソを超える小包については、受取人においてあらかじめ「通商産業省」(Secretaria de Industria y Comercio)の輸入許可書を入手しておくことが必要とのこと。
国際郵便における各国共通の禁制品
国際郵便におけるメキシコの禁制品
国際郵便料金表
本も重いし絶対買わないとか思っていたが、グラフィックデザイナーなのに紙ものを手に入れないなら何のために来たんだという気もする。重要書類は慎重に扱うとして、不要になった書類や気に入って買った本、参考に集めた紙ものなどは普通郵便の船便でもSAL便でも良いので(クッション代わりにお土産の服や布を巻いてみたりとさりげなくお土産を仕込みつつ)気軽にばんばん送ろうと思う。

170418 方位磁石を直す
方位磁石と地図を十代のときからずっと愛用している。新しい地に降り立った際には必ず方位を調べ、自身をマップの中に定位する。そうするとおおまかな方角と距離を把握できているので初めて通る道でも迷わない。常にゴールを見定めることで新しい道を行くのもまた楽しくなるのだ。スマホで調べたりも出来るが、最終的には電池なしで動くものがやはり信頼できるので、キーホルダー型でも良いからつけておくと絶対役に立つと思う。少しいいものにしておけば一生ものだ。移動の多いノマドワークには必需品だと思っている。
先日トレッキングに行った際のこと。方位を見ようとコンパスを見るとありえない方向を向いており、使えず。帰って調べてみるといつの間にか北と南が反転することがあるらしい。とりあえず、明後日の方向は向いていないようなので一安心。どうやら磁性のあるものと一緒に持ち歩く事が原因のようだ。これを直すためには磁石をSからN方向へ素早く動かすと良いとのことで試してみると、直った。しかしまた起こりうる。重い荷物を持ってまったく逆方向に進むのはさすがに厳しいので、太陽の向きを見ながら磁石が反転しているか否かを確かめてからコンパスを使おう。

170505 壊れたiPodが復活。
急にiPodが黒い画面のまま、うんともすんとも言わなくなった。メキシコシティに着いたらまた買おうと思って4、5日放置していたところ、電池が放電しきったあたりで再度電源を入れるとついた。GR3も同様に、ロサンゼルスの街中で撮影中、急にレンズを出したまま動かなくなったが、放電しきったあたりで再度起動するとレンズを収納してくれた。家電が動かないときは気長にサブ機材を使って、しばらく置いて放電を待つのもひとつの手かもしれない。

170522 試しに本を日本に送ってみた
メキシコシティーの世界一美しいであろう郵便局から買い漁った本を送る。概算してもらったところ、5kg弱で1600ペソ、約1万円ほどになるという。EMSか、それよりほんの少し安い航空便のみで、エコノミー、船便なども選べないという。おかしいと思い、Pueblaに移動し、再度尋ねてみたが、やはり同じ回答だった。値段も1550ペソ。荷物を送る作戦については再考した方が良さそうだ。とりあえず5キロ弱を運ぶわけには行かず、結局送った。(きちんと日本のEMS荷物追跡で1週間後に到着したことを確認できた。)高い勉強代だったが、軽い!盗難も怖くない!快適!
なお、Air Mailでポストカードを日本に送る場合は15ペソ、約90円。(メキシコから日本に到着するまで2ヶ月強かかった)

170522 パソコンが盗難にあう
そんなこんなで何を盗まれても良い状態の中、ベッドと荷物をワイヤーで結び、鍵をかけていたカバンのチャックをこじ開けられ、パソコンを盗まれる。チャックはポテトチップス開けと呼ばれる手口で簡単に開けることが出来るらしい。いつ何を盗まれても良い体勢でいるものの、実際盗まれると面倒だ。保険のために保険会社に電話することはもちろん、ポリスレポートを取得し、パソコンを買いアプリケーションを入れ直したりしなければならない。加えて、パソコンの万が一、ログイン画面を突破されるとメールが送り放題になるため、メールパスワードも変える方がベターだ。
この際に役に立ったのが手元に持っていたiPod。メールも送れるし、SNSなどもチェックできるし、Skypeで保険会社に電話もできるため、ほとんど困らなかった。iPodとMacBookは同時になくさないよう、分散して持ちたい。
持っていた小さい128GBのUSBメモリは3つ全てなくなったが、外でサクッと作業することも実際あまりなく、結局毎回外付けHDDを持っている場所で作業するので、USBメモリを使わずにDropBoxと同期している外付けHDDのみでノマドワークをする方が、頻繁にHDDにデータを移さなくて良いし、データを更新した瞬間DropBoxにデータがあがるし、便利だった。また、HDDはコンピューター本体に比べ、盗難の的とされにくいので、適切なセキュリティ処置を講じられればそういう意味でもさらに好ましい。

170529 パソコン新規購入
CS6のAdobeを使っているが、OS10.7までしかサポートしていないようだ。そこで、中古を入手する方法をいろんな人に聞いてみたら皆 “Mercado Libre” を勧めてくれた。メキシコでのEBAY的なもの、日本で言う即決のみのヤフオクらしい。というわけでチャレンジし、スペイン語オンリーの環境でなんとか購入完了したが、日本のクレジットカードだからか決済できないと数時間後連絡があった。メキシコの友人のデビットカードの番号を借りるか、出品者に連絡してカードの番号を借りるかし、メキシコの最大手コンビニ、OXXOで支払ったりできるらしかったが、その時コンビニもない田舎にいたし色々面倒なので、メキシコシティーにいる同業でMacにも詳しい友人に会いに行き、中古のマックを売っている場所を教えてもらい、買うのを手伝ってもらう。そこでもOS10.7ぐらい古いものは売っていなかったが、新しいOSの10.11でもAdobe CS6でも動くと言われ、その場でCS6をインストールし、動作チェックさせてもらう。するときちんと動いたので購入!やはり現物をその場で購入するのが楽だし安心だ。HDD容量も128GBにアップ!データをコンピューター上に置かないようにしたとはいえ、やはり64GBだとソフトやフォント、メールが容量を圧迫し、実際少し小さかったため、このぐらい余裕があるととても楽。128GBが必要十分な容量だ。角をぶつけているし、電源ケーブルが断線しかけのため安くなっていたのだろう。だがとても綺麗で状態が良い。ケーブルは先述のモビロンバンドで補修したら問題なくなったし、角をぶつけていたりちょっと使い古されている感がある方が泥棒に狙われにくく、海外ノマドワークにはちょうど良い。スパニッシュキーボードでもそれほど困ることなく、日本に帰ってから使うことも考えると、他と違う個性として気に入っている。OSが新しくなって、CPUも新型、SSD容量も大きくなり、大満足だ。(後述する方法でAdobeソフト他の互換もクリア!)

というわけでAdobeサーバー上からMaster Collection CS6をダウンロードし、OS10.11にインストール。シリアルもAdobe IDでログインしたら書いてあるのでソフトやシリアルのデータを持ち歩かなくてもいつでもどこでもAdobeを入れることができる。インストール後、必要だとEl Captainに言われたのでJava for OS X 2015-001をインストール。だが、Illustrator CS6が開かない。Photoshopが動いたにも関わらずだ。”PARAM” とだけ表示され、落ちる。調べてみると、英語版OSで動かないことがあるらしく、日本語版のAdobeには日本語のOSが良いらしい。Adobeも日本語組版の機能を使うので、英語版を使うわけにもいかず、OS優先言語を英語から日本語に変更。すると動いた!たまにデータを開くときに不具合を起こして落ちるが急に落ちることはないのでまぁ良しとしよう。(なお、のちにMavericksをインストールすることになるのだが、こちらでもOSの言語が英語だと同じエラーが出る。)
After Effectsだけはインストール時全く対応していない様子で半分諦めていたが、Creative Cloudでアップデートしたら起動できるようになった。ついでにIllustratorも落ちないようになった。cs6はOS10.7までしか公式ではサポートしていないとうたっていたが、なんだかんだ、きちんと使えるようにしてくれている様子だ。
Auditionも起動しなかったが、英語のサポート文献を参考に、マニュアルアップデートし、指定のシステムフォルダを丸ごと消し、代わりに提供されているパッチファイルを入れると、起動した!!
Indesignは起動するものの、起動後すぐにメモリ不足と表示が出てフリーズしたり落ちたり。そこで、Dockを自動的に隠さない設定にしたり、環境設定ファイルを削除したり、フォントリストファイルの再作成をしたり、セーフブートをしたり、ディスクユーティリティーでFirst Aidを使ったり。いろいろ同時にごちゃごちゃしたので何が良くて起動するようになったのかはわからないが、動くようになった。(たぶんフォントリストファイルの再作成だと思うが定かではない。)他の文献を読んでもみんなごちゃごちゃしてたら使えるようになったとのことで、よくわからないが、まぁ良い。また、たとえば数時間に一度落ちたりと、少し安定感には欠ける。自動復元機能があって直前に戻れるため良いのだが気持ち悪いので、こまめに作業履歴をこまめに残しながら作業をしている。
Acrobat ProはCreative Suitesの再インストール(Acrobat Proのみをインストールしようとするとエラーが出てできなかったし、単体製品のインストーラーではシリアルが通らないようなのでAdobe Creative Cloud Cleaner Toolを使って製品をすべてきれいに削除し、再インストール)をし、アップデートを適用したらなぜかきちんと動くようになってきた。
と、ここまで簡単に書いたが、実はEl Captainになってからここまでくるまで、約1ヶ月半。これまで必要な製品をだましだまし、随時使用可能にして使ってきたのだ。本当に困ってAdobeに問い合わせたら過去の製品なので掲示板に行って文献を探せと言われるし、割と苦労したのだがようやくMaster Collection CS6のすべての製品が大きな問題なく動き、新しいMacbook Airのみでのノマドワークでの環境が整った。すっきりしたので制作に集中していきたい。
CS6のIllustratorが起動しません。
“Audition CS6, CC 2014 crashes on launch”
Creative Cloud Cleaner Tool を使用してインストールに関する問題を解決する
おかしいなと思ったら:Mac OS 版 InDesign CS6

あと、環境設定で盗まれたmacのUSキーボードと同じよう、cmd+Spaceで言語を変換できるようにショートカットを設定。初期設定ではSpotlightが開くようになっていたが、それを切り、ctrl+Spaceで変換だった設定を変更。メールはOSが変わって少し面倒だが、全部サーバー上にあるのでバックアップとしてエクスポートしていた送信メールデータと下書きデータのみをインポートし、受信メールはサーバー上から受信するようにした。フォントも比較的問題なく入るので、面倒だが随時コツコツ入れていく。色々初期設定はいつも憂鬱だが、新しいOSになり少しワクワクもしている。LINEなど新しいOSのみがサポートしているアプリなどもあるし、新しいインターフェイスとテクノロジーを楽しみたい。

170705 USB差し込み給電のフレキシブルLEDライトを購入。(San Pedro La Laguna, Guatemala)
部屋によっては部屋の中心にしかライトがなく、テーブル周りの手元が暗かったりするのが、少しましに。そういえばパソコンと同時に盗まれた延長コードは買い足していないが、気を遣って仕事がしにくいドミトリーにはそれほど泊まらないし、コンセントから充電するのはPCとカメラのバッテリーのみなのでタップも複数必要なく、今の所困っていない。いまどき旅人のほぼ100%が充電するからか、かなりの割合で電源がベッドごとについていた。

170716 営業電話について悩む in Guatemala
グアテマラのある会社の回線を利用した国際ローミングは電話に出なくても、電話が鳴った時点でお金がかかる。そのため、しつこい営業電話に出ないわけにもいかず、出るのだが、今グアテマラにいると言うと「すいません間違えましたー」と。そそくさと切ってくれるのはいいが、電話に出ても数百円の通話料金がかかるのは同じ。しかもそういうのに限って日本の夕方、現地時間の深夜にかかってきたりするので迷惑以外の何物でもない。どちらにせよこっちはお客様かもしれないと思って出るのだが、なんじゃそら感がすごい。日本で営業電話を相手にしすぎないことが対策になったりするのだろうか。また、同じ人から何度もかかってくる間違い電話も本当にやめていただきたい。

170722 世界でも指折りに危険と言われる中米のある都市を歩くにあたり、改めて防犯対策について考える
宿のスタッフが信頼できるかどうかは快適なノマドワークの大部分を占めるように思う。なので、信頼できると判断し、通信が困らない程度に強い宿があれば、場所が多少不便でも長居をしてしまう。やはり「人」が大事だ。宿が信頼できるかどうかの判断は、ガイドブックの古い情報に頼るよりも、インターネット上の宿の評価を見ればまず間違いがないのでなるべく事前にチェックをし、ある程度宿のあたりをつけておく。高評価でなくとも「泥棒宿」というような表記がなければ大抵大丈夫だ。(逆に、宿の人に非がなく個人的な恨みをぶつけるために「泥棒宿」と書かれてしまうと、その宿は一気に経営が傾くので、インターネットの評価は怖いなとも感じるが。)また、外が日本のように安全なら貴重品すべてを持ち歩いて良いのだが、多くの国ではそうではないので貴重品ボックスを使う方がまだ安全だったりするため、ドミトリーを使う場合には基本的に貴重品ボックスに貴重品を入れることになる。ただ、誰もが基本的に出入りできる部屋となるため、貴重品ボックスを壊されてしまうと一貫の終わり。誰がやったか特定することができないし、特定できたとしても偽名や偽の身分証でチェックインしてきた泥棒を追いかけることはできない。共用スペースでラップトップを開き、仕事をすることは、貴重品を持っていますよと言っているようなもので、落ち着いて仕事もできない。個室をとった場合は個室の鍵や窓が壊されて開けられたという場合や自分の過失で鍵を閉め忘れていた場合(もともと開いていたと嘘をつかれる場合もあるかもしれないことを想定し、不安な場合は外出時に施錠の証拠写真を撮っておく。と、言いつつそれが必要な場面に出くわしたこともなく、そんなことをしたこともないのだが。)など以外はサブ鍵を持っている宿に責任を追及することができる(といっても保障してくれることは稀だろうが)ので、金額が倍になろうがなるべく個室をとるようにしてきた。仕事が少し止まっても大丈夫な連休などであればドミトリーで良いかもしれないが、そうでなく、特にコンピューターを入手しにくい都市から遠くにいる場合は十分すぎるぐらいの防犯対策も仕事の一環だ。他にも外出中は部屋の中に重要なものを出しっぱなしにせず、適宜隠しておく。お菓子袋などに現金を入れたり、出しっぱなしの洗面用具入れにクレジットカードを入れておいたり、圧縮袋で圧縮した冬服の間にラップトップを仕舞っておいたり。高級ホテル以外では部屋のクリーニングもなるべく断ったりゴールドカードを持っていてもクラシックカードで支払うなどしても良いだろう。
なお、超危険と言われている都市は基本的に盗まれても良いサブのコンデジ、少額の現金を入れた財布だけを持ち、すべての貴重品を宿に置いて出る方が良い。(アジアなどは宿の方が危なかったりすることもあるので、それは適宜判断。)一眼レフを持たず、コンデジだけポケットに突っ込み、手ぶらで歩く。前ポケットにコンデジを入れるともっこりするので、腰に服を巻いて、後ろポケットに入れるのもいい。重要でないけど持ち歩きたいものがある時は、中身が透けるエコバッグにそれらを裸の状態入れて持ち歩く。透明なレジ袋の中に水やノート、地元で果物を買うときにもらう黒い袋などに一眼レフを入れて、地元在住人の買い物帰りを演出する作戦も有効だ。向こうもリスクを背負って犯行に及ぶため、高価なものを持っていると確証できない相手をターゲットにしようとは思いにくい。
ただ、いくら対策をしていようと100%防ぎきることはできない。遭ってしまったらすぐにホールドアップしポケットのものをすべて渡す心算をしておく。強盗、誘拐、恐喝などの暴力的犯罪はほとんどが男のグループで凶器を持っていたりするため抵抗すべきでない。女子供や家族連れが歩いていない場所や時間帯には出歩かないこと。
新しい街に行った際にはスマホやカメラを出している地元の人がいるかどうか、銃を持った警備員や鉄格子のある施設はどこまでか(ホテルや売店はもちろん、レストランの鉄格子があるか)などを総合的に見て治安にあたりをつけ、地元の人となるべく同じように堂々と振る舞う。誰も歩きスマホをしていないエリアでスマホを人前で出すのは以ての外、事前にマップを頭に叩き込んできょろきょろせずに歩く。また、特にATMは手数料などよりも安全な場所であることを優先して選び、出る時はATMの前でセキュリティーベルトなどをごそごそせず、カードや現金はポケットでも良いので出金したか否か判断できないようにさっとしまう。人に見られていないか要注意。しばらく後ろには気をつける。

なお、ここまで怖いことを書いてきたが、言いたいことはできる防犯対策をきちんとしておこうということで、人を信用するなということではない。どんなに治安が悪いと言われている町でも基本的にはみんないい人、つまり善良な市民が大多数である。どんな場所でも「人」というのは間違いなく旅、あるいは人生そのものを彩る一番の魅力だから、リスク管理はきちんとした上で、人とのふれあいを楽しみたい。強盗など、ストリートでの犯罪には遭わないように振る舞い、遭ってしまったときの損失をあらかじめ減らしておくという二段構えで対策をする。そして遭ってしまった際にはすべての持ち物を手放し、命を最優先に行動するしかない。盗難についても、盗まれないようにする、盗まれたときに支障がないようにリスク分散およびリスクをカバーするための策をあらかじめ講じておき、これも二段構えできちんと対策しておこう。盗難については万が一起こってしまったときに善良な人を疑いたくないからこその対策で、それは例えば特にドミトリーに泊まるのであればマナーのようなものだと思う。

170728 Indesign CS6でどうやってもPDFが書き出せない!!
El CaptaonでなんとかCS6の全てのアプリケーションが問題なく動作すると思っていたのだが、Indesign CS6が調子が悪く、何度も落ちては再起動を繰り返し、それでもなんとかデータを完成させた。そしてそれを送ろうと、PDFを書き出す時に問題発生。どうやっても落ちるのだ。仕方なく、その場はとりあえずプレビュー画面のスクリーンショットをつないだものをPDF化して送ることにしたのだが、毎回こんなことをするわけにもいかないし、色なども気になる。さらに、印刷会社に入稿する際にどうせ困る。ページものだからわざわざIndesignでやっているのに、結局Illustratorでデータを作り直すしか方法がない。IndesingをCCにするかOSをバージョンダウンするか、だが、ここまで頑張ってCS6を使っているのだし、IndesignだけのためにCCというのも悔しい、ということで、OSをバージョンダウンすることに。工場出荷時のバージョン以前には戻せない、あるいは戻すのを推奨しないらしく、自分のmacの工場出荷時のバージョンを確認したらMountain Lion。Mavericksまでは基本的にはAdobe CS6に対応しているようなので安心して使うべく、Mavericksに戻そう。プロの仕事に安定性はやっぱり必須だ。
Mac コンピュータに付属する macOS のバージョンおよびビルド
アドビ製品のMac OS X Mavericks (10.9) 対応状況について

OS変更の際には万が一に備え、TimeMachineでバックアップをとっておく。そのまま外付けにTimeMachineを指定しても良かったのだが、どうせならこの機会にTimeMachineのバックアップをとり続けようと、まずはHDDのパーティション分割をし、SSDの容量の2倍をTime Machine用に割り当てた。これをしていないとバックアップが増えた時にHDDの容量を圧迫してくるのでそれを避けるためだ。パーティション分割というとフォーマットが必須なイメージだったのだが、Macのディスクユーティリティーはデータが入っている外付けHDでもそのままパーティション分割できるようで、ありがたい。ただ、1.5TBほどを使っていた2TBのHDDを分割するのに1.5時間ほどかかったので、気長に待たれたし。
ハードディスクをフォーマットせずにパーティションを追加する方法(OS X 10.11)
次に、パーテション分けしたHDD容量をTime Machineでのバックアップ先に指定し、完了までしばらく待つ。これも80GB、USB2.0で12時間ほどかかった。なお、以前のバージョンを使用している際のTime Machineのデータがあれば、それからバージョンを戻すのが最も手軽で良いのだが、そんなものはないため、以下の方法でバージョンダウンを試みた。
バックアップ完了後、起動時に「command + R + Option」(macOS Sierra 10.12.4以降はshift + option + command + R、Time Machineに古いOS のバックアップを取っていた際には「command + R」)を押しながらMacを起動。
その後、mac OS 復元のユーティリティウインドウが出たら「ディスクユーティリティ」を使って「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」、「GUID パーティションマップ」方式でSSD(ボリューム名ではなく、ディスク名)をフォーマット。「Mac OS ユーティリティ」に戻って「Mac OSを再インストール」を選択。これで工場出荷時のバージョンに戻る、と思いきや、画面はSierraをインストールする画面になっている。仕様変更で工場出荷時のものでなく、現在インターネット上で利用可能なOSをインストールするようになったのだろう。こうなると最後の方法、外部メモリによるインストールディスクを作成する方法でダウンバージョンを試みるしかない。ただ、とりあえずOSをインストールしなければコンピューターはただの箱。にっちもさっちもいかないので一旦おとなしくSierraを入れる。Time MachineでEl Captainに戻す方法も考えたが、新しくインストールする方がデータが軽く、早いだろうと思い、待つこと2時間強。。
ようやく起動したら早速、ディスクユーティリティーにてSDカードを初期化し、用意していたOSのインストールデータの中にあるOSX Base Systemをマウントし、これを復元元として指定し復元することで、Mavericksの起動ディスク作成完了。電源を落としoptionを押しながら起動し、作成したメディアを起動ディスクに指定、ディスクユーティリティーでHDDを初期化し、OSXのインストール。今回は20分で終わる。その後、Time Machineでデータを元に戻すかと聞かれたが、今回はバージョンダウン。新しいシステムに戻すのは不具合が出やすそうだし、そのときはどうせ同じところに戻ってこなきゃいけないので、手動で地道に設定をしていくことにする。それにしても、初回DropBox同期、TimeMachineバックアップ、数万件のメール受信、アプリインストールとアップデート等、本当、この作業を1週間が終わった瞬間に始めて良かったと痛感した。というわけでうちのCS6のシステムはMavericksに落ち着いた。全てのCS6アプリケーションは非常に安定して動作しており、とても安心して使えている。
macOS を再インストールする方法
OS X Mavericksの起動ディスクを作ろう!

「Mac を探す」がグレイ表示で「復旧用システムのアップデートが必要」と表示される場合

170820 片道航空券について
ノマドワークとは直接関係がないが、片道航空券について、少し書いておきたい。今日はコロンビアに上陸した。コロンビアは私の中で好きな国の上位に入るとてもいい国だ。
だが、コロンビアから出国する航空券がないと飛行機に乗せてくれない国として有名だ。どんなに言ってもそれがルールだと言って乗せてもらえず、実際私もチェックインカウンターで途方に暮れる外国人をひとり助けた。
予定が決まっていないのに帰りの便を用意できないし、陸路で移動する予定であれば出国のチケットを用意することが難しい。そこで、キャンセル可能な航空券を買い、入国後にキャンセルをする方法が細かな予定を決めずに複数国を周遊する旅行者の中で有名だ。そのように書くと悪いことをしているように思えるが、むしろ航空会社のチェックインカウンターでもそのようにするように勧めてくるスタッフもいるので、ある意味公式な入国の方法なのだ。私も堂々と乗らないチケットを買い、入国後に空港のwifiで即キャンセルした。(ある意味公式なだけで、本当はあまり胸を張ってできることではない。)
今回United Airlineを使用したが、キャンセル可能なチケットを探すというチェック項目にチェックをつけてチケットを探せるので安心だし、チケット購入時の入力フォームで随師「24時間以内ならキャンセル無料」と出てくるのでさらに安心。しかもキャンセルがウェブで可能で1、2分ででき、とても楽だった。ただし、1週間以上先のフライトでないと無料でキャンセルできないという規定がある。航空会社ごとにきちんとキャンセル規定を読むことはとても大事なので、面倒でも怠らないように。
他にはcopa Airlineもウェブで無料キャンセル可能な航空会社として有名だ。なお、以前はAmerican Airlineでダミーチケットを用意する方法がポピュラーだったようなのだが、今はそれができないとの情報もあるし、だましているようで気持ち悪いので私は試さず堂々と本物のチケットを購入し、キャンセルした。ダミーチケットは実際に購入せず仮予約のチケットのことで、日本語で仮予約したら「保留」と出てくるが、日本語が読めない空港の係員にとってあたかも本物のEチケットであるかのようなメールが送られてくるらしい。ただ、きちんとそのチケットが購入されたものであるか番号をチェックされることもあるようだし、確実な方法ではなかったようだ。
と、ここまで旅行者を悩ませながら、入国審査では聞かれないことがほとんどのようで、誰もが簡単に使えるこの方法が不法入国を防ぐ役に立っているのだろうかと思ってしまう私は平和ぼけした日本人なのだろうか。
ちなみに、パナマ→メデジン間を移動するのにwingoという比較的新しいパナマのLCCを利用したのだが、荷物預け入れ含め80ドルと安く、小さな空港であまり歩かされずとても楽だったので、スペイン語のメールが何について書かれているのか分かる程度には読めて、少し話せるのであればぜひおすすめしたい。

170823 重いデータの送信にDropBoxを使う。
データアップロードにアップローダーを使ったり、FTPを使ったりしていたが、DropBoxを使うと非常に簡単であることに気がついた。FTPやアップローダーだとWifiが遅いところだとエラーが出てまたはじめからアップロードということも起こったりしていたのだが、DropBoxだとそれがない。電波が悪くてもアップできていない分だけをちまちまアップしてくれるし、電波の良い場所に入るといつの間にかアップロード完了してくれている。送りたいDropBox内のデータを右クリックして「DropBoxリンクをコピー」し、そのアドレスをメールに貼付けるなり、相手に知らせるだけだ。

170824 夢の働き方に思われるが、実際いつまでもできることではない。
デザイン探しとノマドワーク。平たく言うと世界を旅行しながら仕事。いいなとあらゆる人に言われるが、それなりに苦労もしていることも一応書いておこう。主に苦労している点は、時差と作業環境だ。
時差については日本のスタッフたちがきちんと対応してくれるのであれば良いが、私の場合は日本と同じ営業日時にきちんと対応できるようにしている。私の場合は現地の睡眠時間と日本の執務時間が重ならない程度の時差がある場所であれば良いのだが、そうでなければ体力的に少ししんどい。例えば今いるコロンビアなら日本の9時〜18時は19時〜4時であり、深夜3時に電話がかかってきても対応しないといけない。また、繁忙期はホテルの部屋に1日缶詰することもざらだ。
作業環境については国内ノマドワークと同様、ノマドワーカーの悩みの種だ。だが、日本のように治安の問題から町中のカフェで気軽にパソコンを開いたりできない都市もあるため、宿の作業環境には気を使う。宿はアメニティの充実や清潔さ、シャワーの水圧等でなく、作業がしやすいか否かをまず第一に選ぶ。部屋に間接照明が使われていい雰囲気なのはいいが、暗く仕事がしづらい部屋なのは辛いし、机が妙に高かったり低かったり、壁が薄く、こそこそ電話をしなければいけなかったりするのもストレスだ。チェックイン後、部屋のWifiが遅かったりする場合はロビーの共有スペースを陣取ることもあった。
決して人に勧められるような働き方ではないし、自分でも永遠に続けられるとは思わず、「チャレンジは若いうち」な側面があると思っている。ただ、見たことのないデザインを見て、食べたことのないものを食べ、話したことのない人と話し、さまざまな人の暮らしに触れることはとても価値あることだと思うので、若者にはぜひおすすめしたい。もちろん健康な体と支えてくれる方々には本当に感謝の上、だ。

171108 WiFiの弱い場所でのVPNがストレスフル
セカイブラウザのVPNを使って20程度のデータを分割して素早く送ろうとするが、すぐに接続が切れてしまう。調べてみると最大接続数が3セッションまで、とのことで、確かにそれまでにすると接続が安定するが、19/20に比べて3/20はかなり遅い。さらにWiFiが弱いところではぷちぷち切れて再度アップロードを一からするはめになるので、大きなデータを送るのがしんどい。ので、大きなデータを送る時はDropBoxに頼る。ホテルを予約すると予約時点ではWifiの早さはわからないので、大容量データを送る必要がある際には予約せずに行き、実際に接続させてもらってからチェックインをするようようにしようと思った。だが、実際になかなか見つからないと体力的にも精神的にも疲れる。ネットで宿にあたりを付けたり予約してから行く今ではなかなか宿探しでくたくたになることは少ないが、そういえば一昔前までは宿を探すのにこんな感じでくたくたになっていたのを思い出した。これがWiFi難民というものか。

171118 メインで利用していたクレジットカードが不正使用のため再発行に。
ポイントを貯めるためにメインで利用していたクレジットカードが不正使用のため利用不可となり、再発行となった。どうやら不正利用者のコンピューターが出したランダムな数字に合致してしまったらしい。再発行は日本の住所に送付することしかできないらしく、帰国後にカードを入手するか、こちらに送ってもらうよう手配するからしいが、ポイントで得られるお金と送付にかかるコストや手間を考えると、明らかにポイントの貯まらないカードを利用する方が良い。仕方ないのだが、ナンバーも覚えていたカードなので、それも残念だ。とても迷惑なのでやめてもらいたい。こんなこともあり、クレジットカードは6枚ぐらいが自分にはちょうどいいなと感じた。

180105 帰国し、メインPCでも外付けHDDにあるデータをDropboxにバックアップできるように設定しようと試みる。
帰国すると画面や処理速度の優れた事務所のパソコンが快適なので、ノートを使うことが減り、外付けHDDにある最新データはメインPCを接続している際もDropboxにバックアップしておきたい。そこで、メインPCにもDropboxのアプリを入れ、外付けを入れようとしたのだが、以下のような情報もあるのでまずはローカルにHDDデータをバックアップし、データが消えてしまう恐れも考えて慎重に設定。Dropboxの裏技的使い方に潜んでいた意外な落とし穴。とりあえず念のためMacBookのタイムゾーンは自動で設定されないように時間の設定は触らないようにして、TRY。
結果、OS10.9以前のOSはDropboxはサポートしなくなるのが原因なのか、アプリをダウンロードできず、分からずじまい。そろそろOSを新しくすることを真剣に考え始めなければいけない。

180131 日本のノマドワーク用にMobile Wi-Fiルーターを契約。
日本は海外と異なり、フリーWi-Fi環境が少なく、日本国内でノマドワークをする際にはWifi端末を持っていなければ相当不便だ。加えて、モバイルルーターは2年縛り契約のため、もし海外に数ヶ月出る場合があったりするノマドワーカーには苦しい仕様。このダブルはどうにかならないものか。
メインで事務所、出張時に補助的に使う時だけレンタルする方法等も考えたが、これは素直にお金を払うのが一番との結論に至った。例えばふらっと外出し、その外出先でチェックできなければ外出に対して心理的バイアスがかかり、それだけでオフィスにいる時間がかなり長くなる。それではノマドと言うより出張するオフィスワーカーだ。加えて、毎度レンタルする手続きだって面倒だ。
外出先での利用がそれほど多くないのであればスマホでテザリングを利用する方法もあるが、未だFOMAを利用しておりスマホユーザーではないのでこれも却下。スマホユーザーだとしても制限容量を気にしながら使わないといけないし、いちいち設定するのは面倒だ。
そんなこんなで悩むぐらいならと、2年契約でモバイルWi-Fiルーターを契約した。いちいち悩んでいたり手続きしている暇があるのなら、その分みっちり仕事をすれば月3,4000円ぐらい賄えるだろう。
お金さえ払えば、さすが先進国だけあって速度は速いしすこぶる快適だ。

180318 日本のノマドワークにDropBoxはいらなかった。
モバイルルーターを契約してしばらく使ってみたが、使い放題といえども3日間で10GBという制限がかかっており、普通にノマドワークをするには十分なデータ量と通信速度なのだが、例えばRAWデータで撮影したデータをDropBoxで同期するとなると、すぐに制限速度に達してしまう。それでは使い放題ではないではないか。日本でも海外と同様WiFi環境のみを頼りにノマドワークできれば良いが、それが難しいのでWiMaxを契約したのだが、今度はDropBoxでのバックアップはWiFi環境の良いところでするまでDropBoxを切っておく等、気を使わないといけない。そんな気を使うサービスに月額税込み1296円払う価値があるだろうか、ということで日本ではDropBoxを解約し、2TBのポータブルHDDを2個を別の場所に保管をしながら持ち歩き、寝る前等に適宜バックアップを行うアナログ方式にすることにした。日本ではものをコンパクトにする必要もなければ、盗難リスクをそこまで考慮する必要もない。

180319 かけ放題が2200円!?
いつの間にかdocomoの電話のかけ放題料金がとても安く登場していた。フィーチャーフォンであれば金額は2200円(税込み2376円)で、一定の無料通話分を超えてかければかけるほど料金がかかる従来型料金プランタイプバリューM以上であればかけ放題の方が安くなるのだ。
それを知り、プランタイプバリューM以上を契約していた私は衝撃を受けたのだが、契約を変えることはしなかった。というのも、実はかけ放題は国内通話のみなので、海外にいる間が多いといくら国内通話が無料だろうと全く意味がない。日本だけで仕事をするのであれば本当に良い。携帯電話とすこしの通信費で月1万円を軽く超えてくる時代から考えるととてもいい時代になったものだ。

なお、私の電話は6年9か月使っているフィーチャーフォンがまだまだ現役だ。海外で1年近く活躍してくれた。100回は落としているし、田んぼの中にも数十分沈めたりもしたが、とてもタフで、本当道具はシンプルに限る。料金の面でいい時代になったと先述したが、世界中旅行してみると、誰もが手元のデバイスでほしい情報を瞬時に探すようになっており、技術面で本当に豊かな時代になったと実感する。私はいまだガラケー使いなのでそういう習慣はないし、そういう習慣が身に付いてしまうことを恐れているのでこれからも持ちたくはないと思っているのだが、仕事柄、それらを駆使する若者の感覚も持ち合わせていることは必要なので、国内外ともにiPod touchをずっと利用している。そもそもウェブ表示確認用に買ったので、WiFi環境のある仕事場でしか使わないつもりだったが、日本のノマドワークにあたって契約したモバイルルーターがあるのでスマホと同じように使っている。ただ、無くしてしまうと連絡がつかなくなったりしてしまう相手等がいるのはフォローが面倒なので、連絡用にはほとんど利用しておらず、それでは「スマホと同じように使っている」と言えないかもしれないが。

181120 携帯電話の機種変更を検討してみた。
docomoのカードケータイKY-01Lのデザインやコンセプトがとてもかっこよく、機種変更したいなと思ってdocomo shopに見に行ったのだが、ワールドローミングに非対応で、海外での電話が一切できないこのこと。ビジネス向けケータイとして機能をしぼったモデルなのは良いが、海外に持って行った瞬間にごみくずと化し、海外とやりとりするビジネスは完全に排除されるドメスティックな仕様には面食らった。きっとそういう機種にしても海外で使うユーザーがそれほどいないだろうから、端末費用を抑えた方が採算がとれるという経営判断がされたのだろう。
なお、現在使っているfomaのバリュープランは古い機種にしか対応できないようで、お店で売っているガラケーでもクロッシーのカケホーダイプラン前提の契約となる。カケホーダイなのは良いのだが、これもまた国内通話のみに適用されるプランで海外非対応なので、海外にかけたらかけただけ料金がかかる。カケホーダイ前提で契約するプランなので、繰り越しシステムもない。シンプルな料金プランで、国内のみで使うユーザーにとっては安く便利になっているのは良いが融通がきかないので、変則的な使い方をするユーザーには不便でしかない。結局今手持ちの機種をダメになるか、電波帯がサポートされなくなるまでこのまま使い続けるしかないのだろう。使いたい機種を使いたいように使えるようになる日は来ないかもしれないなぁと思った。いくら技術はハイテクでインターナショナルになっても日本という国は人や制度などのソフト面が追いつかないことが多い。せっかくの技術が追いつかないのもそうだが、現状にミスマッチの政策や制度が放置されたままだったり新しくできてうまく使われなかったり…。

180107 新事務所用に通信環境を再考してみると、思わぬスマホデビューが待っていた。
車で3分ほどの山のふもとに引っ越すことになった。新居もeo光を入れて仕事をする予定だったのだが、思わぬエリア外通告を受け、ネット環境を検討せざるを得ないことに。あとほんの50m先までエリア内だったのだが、もう少し延ばしてくることはできないらしい。もしそのエリアの隣接する土地を借りて小屋を建てて装置を置き、そこから自力で家まで配線したとしても、電柱との距離だったりの関係で、現場を見て「やっぱりできません」ということもあるらしい。そこで、土地を借りてから「できない」は困るので事前に見てほしいと伝えるが、手順としてはその土地を借りて小屋を建ててからになるという。それはあまりにもリスキーだ。消防団の年末警戒の時、某議員さんが光回線を神戸市全域に引けることになって、苦労しました〜という話は何だったのか。

ネットが無いと仕事には大いに支障が出るので賃貸契約書も完成し、改装用図面も引き終わった引っ越し計画が白紙になるほどの一大事なのだが、失意の中にばかりいられない。とりあえずeo光のエリア検索をしてみると、先ほどオペレーターが話していたように、ほんのちょっと手前の所でエリア外となっていた。要望はできるのでとりあえず引っ越し先住所を書いてリクエストをしておいて、他の光はないかと見てみるが、auひかりも全くのエリア外。フレッツ光もエリア外との返答。では、電話回線を使ったADSLかと思って問い合わせてみたが、どういうわけかSoftBank Airを勧められた。ADSLの廃止が決まっているのでNTTは新規受付をしていないし、他業者もここで新規を取っても採算が取れないのだろう。2業者に同じように勧められた。ユーザー獲得に躍起になっているため、マージンバックも大きいだろう。電話を検討してみますという返事で切り、自分でエリア検索をしてみたのだが、全く対応していないエリアだ。エリア内外の確認をせずに代替手法として提案してくる営業はいかがなものか。ネットでも酷評が多い。
さて、困った。そういえば手持ちのWiMaxは3日で10GB制限はあるものの、使い放題だった。それを使えるかまず試してみよう、ということで現地でYoutubeをしたり仕事をしたりしてみたが、ぶちぶちと接続が切れたりすることもなく、つながった。雨の日は繋がりにくいとか、時間帯によるものがあるかもしれないが、どうしてもという時は車で3分で光回線にありつけるし、ネット環境はなんとかなりそうだ。

あとは問題は電話だ。手持ちのWiMaxが良いという結論まで時間がかかったが、ネットと電話をセットで考えていたからこの発想がなかったのだ。そう、仕事をしている限り事務所の電話はなるべく変えたくない。なら事務所の電話を安く常に転送状態にできれば良い。調べてみたところ、どうやらスマホ(データ通信のみのSIMでOK)にしてLaLa Callというケイオプティコムのアプリで取得した番号でeo光電話から転送して着信すれば事務所の電話が通話料無料で転送できるようで、月額基本料金108円、eo光を契約していたら月108円の無料通話がついているそうだ。これまでは自宅のeo光電話からケータイに転送電話をかけるのに通話料がかかっていたので、これは早く知りたかった。おまけに海外でも便利で、スマホ端末を持って行き、現地でSIMカードを入れれば、日本の場合と同じようにeo光電話から転送されてきた電話の通話料は無料だそうだ。昨年11月にカケホーダイは国内のみでの使用を想定したプランなので、海外渡航を想定するなら従来プランの繰り越し料金がたまっていくタイプ一択ということさえ覆されるではないか。(そうしたとしても海外で今のケータイも使うこともあるだろうから、それでも従来プランにこだわるが)

念のためきちんと検証するために、以下の料金を問い合わせて回答をもらった。
・日本でLaLa Callを入れたスマホを使用し(日本SIMを利用)、日本の携帯電話から転送する際にかかる料金→日本の携帯からLaLa Callへの電話代がかかるのみ
・海外にLaLa Callを入れたスマホを持参し(現地SIMを調達)、日本の携帯電話から転送する際にかかる料金→同様に日本の携帯からLaLa Callへの電話代がかかるのみ
・海外にLaLa Callを入れたスマホを持参し(現地SIMを調達)、eo光電話から転送する際にかかる料金→無料
・eo光からLaLa Callを入れた日本にあるスマホに転送し、海外で現地SIMを入れて使う用のスマホにLaLa Callを入れて転送する際にかかる料金→無料(ただし二重転送は動作保証外のため要検証)
・eo光からLaLa Callを入れた日本にあるスマホに転送し、海外に持参した日本の携帯電話に転送する際にかかる発信料金→日本でLaLa Calllからケータイにかけるのと同じで8円/30秒(ただし二重転送は動作保証外のため要検証)

結論としては、日本では常にeo光電話から転送をかけておき、海外でもそのまま転送状態でスマホを持っていき、現地SIMを差して使うのが良さそうだ。(ただし現地SIMに差し替えると、稀にLaLa Callアプリの動作に不具合が生じる場合があるようで要検証。)海外では事務所の電話を現地SIMを差したLaLa Callスマホに転送すれば、海外渡航時も現地SIM代だけで事務所の電話を受けられるし、スマホが盗まれた緊急時や不具合が出て使えなかったときはガラケーに転送するスタイルにすることもできる。新しく現地でスマホを買い直してLaLa Callを再契約し、事務所のeo光電話からそちらの番号に転送させることもできるかもしれない(要検証)。アプリのMAPS.MEも入れるなら、iPod touchは持って行かなくてよくなるし、SIMを入れて動かすから現在地だってプロットされるだろう。ホテル選びの際のWiFi環境にもこれまでほど神経質にならなくても良い。これまで海外からの発信に使っていたSkypeと違い電話番号も割り振られるから、相手に事前にLaLa Callの050番号を伝えておくことができる。海外の友達とのやりとりをするのにWhatsAppだって入れられる。国によって相性があるのでそればかりにまだ頼ることはできないかもしれないが、これは自身のノマドワーク装備が変わるほどの革命ではないか。
そこで、SIMフリーの小型のスマホ「Unihertz Jelly Pro」を購入。本体の容量は16GBと小さいが128GBのmicroSDを入れるとMAPS.MEに地図をダウンロードしまくっても大丈夫だし、曲だって入れまくれる。Android体験もできる。iPhoneではなくおもちゃっぽいので盗難リスクも減るし、かわいいし、安い。小さい分バッテリーも小さいが、日本では主に着信用でほとんど触らないなので大丈夫だろう。公式には手持ちのiPod touchには非対応とのことだが、アプリを入れてみて通話テストをしてみた限りできそうで、とりあえずはiPodでも良かったのだが、新居に導入するのがポケットwifiの場合、wifiを家から持ち出して使うこともあると思うので、その際の通信に不安があるし、何より海外渡航時にこれだけ便利になるのならiPodを置いてスマホを持ってくのが良い。
日本で使うSIMカードを検討してみたところ、日本では事務所用に置いておくか持ち運んでほぼ着信専用として使うし、アプリもほとんど入れないので通信の容量はいらない。そこで、最小容量のプランを見てみると最低200MBで月300円のプランがあったが、もう少し見てみると500MBまで月額0円で使える0 SIMというものがあった。通話速度が遅かったりするようだが、通話に通信を使うだけで速度は遅くても良い。大容量データをダウンロードする時はWifiを使えば良い。ドコモの4G/LTEネットワークに対応しているので割とどこでも電波も拾ってくれそう。500MBを超えるとすごく料金が高いようだが、それでも上限の5GBで1600円+税なので、安い。あとは3ヶ月全く使わなければ強制解約になるが、3ヶ月事務所の電話に着信がないことはないので大丈夫。(むしろそんなに着信がないのなら事務所を畳むべきだろう。)長期海外にいるときは誰かにちょっとだけSIMを使っておいてと頼まないといけないが。海外用にもうひとつ端末を買ってLaLa Callを入れ、さらに転送させるという方法だとノーメンテナンスなのでそれを試すのも良い。+月額108円(むしろ現状の転送電話の通話料のことを考えると安くなる)でものすごく可能性を秘めた体制になるではないか。インターネットFAXに年間16,200円も払っているのを見直したくなるほど安い。
早速nuroモバイルの0 SIMとUnihertz Jelly ProとmicroSDを購入完了。あとはLaLa Callがうまく使えるかどうか。またノマド力が上がりそうで、ウキウキだ。

190109
さっそく端末とSIMとSDカードが届いたので一日ごそごそセットアップ。はじめスタンバイ時にWiFiですらうまく着信ができなかったのだが、プッシュ通知をONにするのに加えて、android端末側の設定で、省電力のためにバッテリーを最適化するアプリから外し、バックグラウンドではアプリをクリアするような設定を削除すると安定して動くようになった。ただし、安定して動くのはWifi環境のとき。モバイルの回線の時は発信はできるのだが、しばらくスタンバイ状態にしていた時に着信したりしなかったりなのは、速度の遅い0 SIMのせいなのだろうか。とりあえずは他のバッテリー節約や通信量節約、パフォーマンス改善のためにバックグラウンドでの動作設定を節約させない方向で設定。(Google Playの設定でアプリの自動更新はWiFi接続時にという設定であることは確認。)ついでに接続が不安定な時はAPNの設定で試した方が良いことをネットで見つけたので以下を試す。
「APNプロトコル」の項目を「IPv4」になっているのを確認。
プリセットのAPNリストを全て削除しようと思ったら自分の端末ではできなかったので、使っているAPNの設定名の頭に「0」をつけ、(0simso-netにした)リストの一番上にもってくる。
「MVNOの種類」を「SPN」にし、「MVNOの値」が「NTT DOCOMO」となったことを確認して保存。
するとどういうわけかAPNリストから他の設定が消えた。
もうしばらく使いながら検証してみて、モバイルだけで動かなければ営業時間内の外出時はなるべくWiFi端末と一緒に出かけるか、外出時はケータイに転送するかたちで使うか。

190111 苦労の末、ようやくモバイル通信、WiFiともにスタンバイ状態でもLaLa Callを着信できるようにできた!
次の日の朝、モバイル通信を使った場合にやはり着信しない。端末を起動したらきちんと動くのだが。体感としては5分以上操作しない状態では着信ができなくなる。これはモバイル通信の設定に問題があるのかと見てみるが特に見当たらないし、LaLa Callに問い合わせても再起動かアプリの再インストールを試みてくれなど釈然としない回答。0 SIMの問題かと思って検索したところ、ビンゴ。0 SIMは5分程度通信を受け取らなければセッションが切られる仕様で、セッションが切れていると、プッシュ通知がうまく作動しないようだ。端末は、セッションを維持するために定期的にKeep Aliveパケットを送っているようで、android標準のMobile Heartbeat間隔が28分、WiFiだと15分らしい。大手キャリア端末を使っている場合はセッションタイムアウト時間は30分なのでそれで大丈夫なようだが、MVNOのSIMを使っている場合はその間隔が20分だったり15分だったり0 simに至っては5分と、ほとんどこの設定を触らないといけないようだ。そこで、Push Notifications Fixer(No Root)というのを入れ、Mobile heartbeat intervalを4分にした。このアプリはandroidの設定を書き換えるアプリで常駐しなくても良いらしく、バックグラウンドでクリアーさせないためのバッテリー設定はしなくても大丈夫。→改善しないのでHeartbeat Fixer for GCMに変更。こちらの方がAndroidを再起動した時も設定を保持してくれて良いらしい。ただそれでも変わらずいろいろいじったりnuro SIMに問い合わせてみるがくそ対応で分からず、駄目元で設定>ディスプレイ>スリープを5分に設定。ディスプレーのスリープだから効果ないよな、と思いつつ、その設定のおかげかはわからないが、どういうわけかうまくいくようになった。ウェブサイトのデバッグ並に疲れた。格安スマホは便利だが、初期設定が若者で割と詳しい人でないとなかなか大変だ。何はともあれ世界中で事務所の電話を無料で受けられる環境が整いノマドレベルアップ完了!
Push Notifications Fixerは4分で設定しました。

191216 スマホが壊れて再設定
スマホが壊れたのだが、スマホは事務所の電話なので早急に同じ機種を発注し、クラウドのデータで修復。一番大事なLaLa Callは要再設定。結局何を再設定したか再度まとめておくと、SIMのAPNを0sim用に設定、Heartbeat Fixerを4分に、バックグラウンドでアプリをクリアしないようにするスマートアシストの中のPower Save Managerの設定、バックグラウンド通信の制限をしない設定、プッシュ通知設定で通話可能状態になったことを通知する設定他すべてON、他。ついでに、なぜかわからないが、安っぽい不快な着信音と、発信側で4コール目ぐらいから着信する仕様も2コール目で着信するよう改善した。壊れて結果オーライ!

201021 0 simが終了に伴い、イオンモバイルに

500MBで月額0円の0 simから1GBで月額528円のイオンモバイルに乗り換えた。これまで500MBでも余っていた人間からすれば、オーバースペックなのだが、全世界で着信できる事務所電話と緊急時のインターネットの他、緊急時のwifiテザリング端末としても使えてとても便利だ。通話品質もだんだん良くなり、従来型の電話の必要性がどんどん減ってきているのを痛感する。

そういえば、そろそろ海外でのワールドローミングに対応していないと機種変更を諦めた日本仕様のカードケータイにしても良いかもしれない。海外にいる間は日本に端末を置いておき、LaLaCallを経由して国内の固定電話への通話料のみで海外に転送させても十分使えるだろう。9年4ヶ月も使っているガラケーは高い通話料さえ払えば世界中どこでも電話できて現役だが、汎用性を考えるとガラケーは日本専用と考えて環境を考えた方が効率が良いかもしれない。電話端末と通信端末を分けておくとこのように分けて使えて便利なのでガラケーはなかなか卒業できないのだが。

210620 その後、複数台持ちを辞め、ついにiPhoneデビュー!

ドコモを20年以上利用していたが、引っ越しを検討している先の山では電波が入らず、6月末以降は解約に違約金がかかるということで、現地で電波の入るauを検討した。 海外に行ったときに従来の繰り越しができるプランだと国際電話の電話料金が管理しやすかったため、従来型プランで通話のみの契約をしていたが、海外に次に行けるようになったときには国際電話はすべて現地でSIMを調達し、着信も発信もデータ通信で無料で行うようになるだろうからもうこだわる必要も無いかもしれない。 思い立ったその日の朝一にお店に行くと、キャンペーンでiPhone SEの端末代も1万円ちょっとで買えるし、従来の3Gから移行する人限定の通信1G以内で通話5分以内無料のプランだと初年度月1000円、二年目から月2000円と、これまた安い。デザインを考えるとinfobarがよかったけど、金額もほとんど変わらず通信も便利にできるなら仕方ないだろうか。

はじめて大手キャリアから発売するいわゆるスマホを持った使用感としては、安定感は流石で、格安SIMより多少高くともその価値は十二分に感じた。事務所用に転送をかけているLaLaCallの設定も難しい事を何も触らずすんなりOK。タイムラグも無く、快適に着信し、通話できるようになった。 設定がうまくいかず放置していたネットワークカメラTapo C100もすんなり設定でき、カメラに動いているものが映っているときに録画するということも簡単にできるようになった。 スマホの画面に依存したくないからあえて使ってこなかったが、やはり皆が使っているものは便利だ。

スマホを普段から使う文化を自分に課す事はウェブデザインの勉強にも良い。依存はせずとも便利に使っていこう。 海外の盗難時を考えて2台持ちにしていたのもあるが、その心配のない国内は1台持ちで、もうひとつの端末は海外に行ったときにサブで使うために持っていくというのが当面。

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