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2013-10

あ〜ら、どうも。

他にも、広報をうちで担当させて頂いた神戸明生園の展覧会の案内です。
あ〜ら、どうも。
あ〜ら、どうも。

Outdoor Crafts Exhibition



前回の記事で撮影していたDMがあがってきたのでお知らせです。
11/9(Sat)〜15(Fri)まで、神戸市北区で洗練されたお仕事をされている
つくも窯の十場さんとNaLgreenの佐々木さんの展覧会です。

今回のテーマはアウトドア。
彩り豊かな秋の季節を感じつつ、
ウチとソトをつないでくれる暮らしの道具たちに出会いに
ぜひこの機会に、茅葺き屋根のギャラリーへどうぞ。
cottからは車で10分ほどかかってしまいますが、同じ町内です。
気に入った作品があればぜひ連れて帰ってあげてください。
大抵こういう展覧会で買えるものたちにはびっくりするお値段がついていたりするのですが、
どちらも作家ものの割にはリーズナブルで、実は私も狙っていたりします。

そういうもん

cottの撮影現場
やっと晴れました。というわけで撮影に。
天気だけは待つしかないですねぇ。
もちろん雨の日に晴れているように見せることもできなくはないのですが、
やっぱりほんものが一番です。
晴れている絵が欲しいときは晴れのとき。
雨の絵が欲しい時は雨のとき。
よっぽど変更がきかないとき以外は
地元の大先輩方がそうであるのと同じように、
天気に合わせて働きましょう。

もともと「そういうふうにできているもの」に対してできるだけ逆らわない。
イノベーションはしても、革命はしない。
それもひとつのcottスタイルと言えるかもしれないな、とふと。

ぐっ、と。

事務所のストーブ
寒くなりました。
エアコンもつけてはいるけれど、火のぬくもりと立ち上る水蒸気。
そしてなんといってもこの匂いが好きなんですね。
餅を焼くのが楽しみ。
お湯がわいたら熱いコーヒーを入れて、
この冬もぐっどなデザインを生むための力を注ぐ。

季節の変わり目。みなさまもお体に気をつけて。
なお、cottは特別営業期間を終えて、来週から通常通り土日祝休みに戻ります。

sanseido gallery

サンセイドウギャラリー
神戸デザイン仲間のハットグラフィコデザインさんが新たにギャラリーをオープン。
ということで駆け込みで行ってきました。
今回のオープン第一回目の企画展は本日10/15が最終日ですが、
10/17からまた新たな展覧会ということで彦坂敏昭さんの個展だそうです。
大丸神戸店のすぐ北です。皆様もよければぜひ立ち寄ってみて下さい。

展示をご希望の方はもちろん、
その他この場所を活用した企画もどしどしお寄せ下さいとのことです。

〒650-0021 神戸市中央区三宮町3-1-16 三星ビル3F南室
http://sanseido-gallery.com/

はっ、と。

縁側
栗と剣菱
記録写真
しその実
栗拾い
N邸とじいさんの後ろ姿
今日は仕事でN邸へ。
といいつつも仕事の話1%。世間話99%。
そんなことは重要ではない。
近くに働き暮らす我々でさえ
なかなか見る事のできない世界観に、
ここに来るたび頭をどつかれる思い。

そこそこ忙しい秋もいよいよ佳境で
くたくたになって帰ってきたら
いつの間にやら
夜風にのってやってくる
キンモクセイのいいにおい。
はっとさせてくれるものたちの存在。
秋。

趣味の温泉巡り
(といっても片道30分圏内の十箇所ほどを
その日の気分でローテーションするだけですが)
を再開させるのを楽しみに、
今週来週を走り切りましょう!

潤滑油

第二回目のまちづくりワークショップからはや半年以上。
最近は町内でもようやくみんなの思いが重なっていきつつあるなという印象がある。

この記事にいきなり辿り着いた方にはわからないと思うので簡単に説明しておくと、今後のまちについて考えるためのワークショップを第一回、二回と実施した。こういう農村地域で、オーソドックスなワークショップをすると、挙がるのは大抵が問題点。第一回ではそれがたくさん挙がったので、第二回目ではその問題点を参考に「べっちょない(問題ない)」と問題点を利点に変える発想を養いつつ、今後につながるアイデアを出し合った。

たくさんの「べっちょない」が挙がったのだが、今日はその番外編という事で個人的な「べっちょない」のエピソードを。
半分おふざけでくだらない内容なのであまり誰にも話していないが、案外本質に近いのかもしれないなと。
(繰り返しますが、くだらないかもです。半年前に自分でもボツ記事にしたぐらいなので…)

一年半ぐらい前。
まだ梅が咲き始めたぐらいの時期。
たまたま近所に居て少し時間があるからと
友人が尋ねて来た。
近隣を散歩しながら案内しつつ、事務所に戻って談笑していると、
「さっき綺麗なお姉さんと歩いとったやろ」と、いつも尋ねてくるおじさんがやってきた。
その友人との関係を説明し、少し話しこんでいるうちに、また別のおじさんがやってきた。
さらに引き続き話しているとさらに別のおじさんも。
気付けばいつの間にやら平均年齢30弱の会は一気に倍ほどにまではね上がってしまった。

お茶を出してそうこうしていると、その子の母が迎えに来て、
おじさんたちは「おお、綺麗なお姉さんがやって来た」と群がる。
どこまでもお姉さんに貪欲だ。その肉食ぶりは昨今の若者にぜひ見習って欲しい。
その日はいまでも時々思い出す素敵な思い出だ。

また、別の日に平均年齢60後半ぐらいの花見に参加してきた。
「いま事務所か?いまそこで花見しとんやけどこおへんか?」
「いや、いま友達が来てるんで。」
「その友達も連れてこんかいな。はよこなあんたの分なくなってまうで〜」
というわけでお誘いを受け、参加させていただいた。
話題は孫の話。
「そういえばお孫さんたまにバス停で見るんやけど学校いっきょるんですか」
Aさん「せやねん。」
「何の学校に?」
Aさん「いや、何の学校行きよるかわからへん。」
「なんでですか?」
「聞いてもわからへんしあんまり聞きよったら怒られるから聞かへんねや。いや、ほんま最近の女の子は難しいわ。」

Bさん「せやなぁ。いや、わしもな、水かけられたんや」
Aさん「なんでえな」
Bさん「いや、せやからチチや。孫の成長が気になってな。気になるから風呂場にいこう思って脱衣所をガラっと開けたら上から水が降ってきてな。嫁が待っとったわ。」
(一同爆笑)
Cさん「ほんま、女の人は一枚上手やの」

突然何の話かと思うかもしれないが、
そういう「絵に描いたようなエロじじいがたくさん居る」ことが、
実は私の「べっちょない」。

というのも、例えば私も加入する消防団。
一家からひとり(長男の場合が多い)出て、
活動といえば消防車でパトロールや訓練。
だが、それらにそれほど時間はとられない。
どちらかといえば、飲み会の時間の方が断然長い。
もともと趣味も仕事も違う、近隣のコミュニティ。
共通の話題はそこそこ年齢になってくれば、気候の話や田んぼの話、健康の話など。
昨今の若者にとってはそれがあまりない。
それをうまく機能させるのに一役買っているのが、
田舎のいわゆる地域を自分たちで維持するための用事であり、
その対話の場にあるのが例えば酒、たばこ、博打、女だ。
昨今の価値観を当てはめると典型的な駄目男の道具と思われるかもしれないが、
近年は特にエロ以外の部分について農村でもそういう価値は薄れてきたので大丈夫。
ただエロは世界の共通言語で、
地域コミュニティを活発にする、モノガタリの醸造のためのいい潤滑油なのです。

つまりは自然とか受け継がれ続けて来た伝統もおもしろいけれど、
それはつまり人がおもしろいわけです。
田舎ではどこどこのだれだれさんがここで何をして、
それが今になっても続いていて、という話を良く聞くでしょう。

ちいさけれどもたくさんの愛すべきモノガタリの中で、
また明日のモノガタリを大切に暮らそうと思うのです。
モノガタリは人が紡ぎます。
カラオケ喫茶にて

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