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2014-02

環境観察

お客様がメニューを見て悩んで、店員が注文を聞いて、
どのような体験をして、どのように帰っていくか
という一連の様子を近くでこっそり聞いてきました。
冨紗家堺東店
冨紗家堺東店 忘年会新年会メニュー
こっそりお店に伺ってお客様を実際に体験してみたり、お客様観察などはなるべくするようにしていて、実際にどう使われているか、近くで見て体験してみることは大切。作ったものがイイ感じの配置で置かれていたり、すてきなキャッチコピーが使われていたりと、お客様自身が発見を見出して、作った時に意図した使われ方と異なった使われ方をしていたりと新たな発見をすることも。むしろ意図されてないものの生まれ方を考えて、余白を残してデザインすることの方が大切ではないかとすら思う。

例えばフチなしのデザインを渡したのが、いつの間にか家庭用プリンターでコピーされて、ひと回り小さくなってフチありで刷られていたりすると印刷業という枠にはまった専門家からすると気になるが、お客様と店員さんにはそれほど気にはならないところだったりする。
環境観察を通じてそんなことよりもむしろ大切なものが見えてくるのだ。それがデザインと単なる印刷、出版業との思考の違いかと。

チラシ一枚の依頼なんかも、店の全体像あるいはまちの全体像、あるいは世界の全容を把握しながら取り組むのは我々の職域での責任です。
今日もあなたがお店で楽しい食事をしている時に、
近くでこっそり耳をそばだてて話を聞いてる人がいるかもしれませんね…

白いさんぽ

雪の淡河
雪の淡河を歩く
不動山の禊場
竹の柄杓
雪が積もった農村風景を歩く。だいたい事務所から見下ろせる範囲の風景をのんびりと。日常なのだけれど、非日常。人と歩けばさらに発見も。まだまだ見つけられてないものをどんどん見つけていくべく、次回は広く参加者を募ってみるのもありかな。

Round Corner

角丸機使用前
角丸機に本をセット
角丸機使用後
哲学書の中でも入門レベルなので、表情をもっとやわらかく。
間口は広く。奥へ行く程深く。
角丸機です。

Spring is just around the corner

氷のグラス
立春を迎えました。
全国的に冷え込みましたが、事務所のキッチンは屋外。
このグラスで夏にビールが飲めたらなあ、という話は置いといて、

最近「伝統」に関わる仕事もしているため、暦を意識していて、
自然界と密に関わりながら日常を暮らし、
文化を育んで来た人の姿勢から改めて学んでいます。
1年を自然界の動きによって72に分けた七十二候というものが
中国から伝わって来て、日本風にアレンジされて使われていたというのにも
季節に非常に敏感に暮らしていた事が伺えます。

また、中国の暦は正月である春節。去年は中国の四川省にいました。
同時多発的に起こっている現象を意識できるようになるのも想像力の糧です。
ふと窓の外に目をやると大粒の雪。
これから少しずつ春へと向かいます。
中国康定の春節

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