- 2014-02-22 (土) 9:16
- Way of Working -cottのお仕事-
お客様がメニューを見て悩んで、店員が注文を聞いて、
どのような体験をして、どのように帰っていくか
という一連の様子を近くでこっそり聞いてきました。
こっそりお店に伺ってお客様を実際に体験してみたり、お客様観察などはなるべくするようにしていて、実際にどう使われているか、近くで見て体験してみることは大切。作ったものがイイ感じの配置で置かれていたり、すてきなキャッチコピーが使われていたりと、お客様自身が発見を見出して、作った時に意図した使われ方と異なった使われ方をしていたりと新たな発見をすることも。むしろ意図されてないものの生まれ方を考えて、余白を残してデザインすることの方が大切ではないかとすら思う。
例えばフチなしのデザインを渡したのが、いつの間にか家庭用プリンターでコピーされて、ひと回り小さくなってフチありで刷られていたりすると印刷業という枠にはまった専門家からすると気になるが、お客様と店員さんにはそれほど気にはならないところだったりする。
環境観察を通じてそんなことよりもむしろ大切なものが見えてくるのだ。それがデザインと単なる印刷、出版業との思考の違いかと。
チラシ一枚の依頼なんかも、店の全体像あるいはまちの全体像、あるいは世界の全容を把握しながら取り組むのは我々の職域での責任です。
今日もあなたがお店で楽しい食事をしている時に、
近くでこっそり耳をそばだてて話を聞いてる人がいるかもしれませんね…
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