- 2017-02-18 (土) 23:34
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
年末詰め所で集まって雑談をしながらものすごくラフにもらった、だれにも同じ文面の形式的な紙切れのはずなのだが、続けてきたことを評価してもらえた気がして、郷土愛護という文字になんだか少しだけはがゆく、少しだけ誇らしい気持ちになった。
同時に、紙の持つ力を感じた。プリントアウトされた紙をもらうだけだが、人は儀式を大切にする生き物だ。個人名が書いてある少し分厚い紙をわざわざ渡されることを良しとする価値が体にしみついている。これが手描きだともっと嬉しいのだろうかとか、これがPDFデータでもらうと嬉しくなる時代が来るのか、あるいはもらうと嬉しくなる新しい仕組みができるのとか、そんなことを考えながらまだまだ「紙」は必要だな、と紙を扱うデザイナーとしての思いを新たにした。
cottももうすぐ10年目に突入する。畑違いのデザイン分野からの出身ということもあり、はじめはグラフィックデザインが仕事と言えるのか自問自答続きだったが、継続は力なりとはよく言ったもので、たくさんのお客さんから頼りにしてもらえるようになり、ようやく胸を張ってそれが職業だと言えるようになってきた。
一方で、こなれてくることで忘れてしまうものもある。そんな中、10周年を迎えるために、1年がかりのある決断をした。今年はそのために動く年。楽しんでチャレンジを続けたい。
ヤスフク
なお、3/3(金)は臨時休業をいただきます。
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