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Treehouse Blog of cott

妄想具現家

事業を立ち上げるにあたってのコンサルティングおよび事業計画書の作成の仕事をしてきました。

みんなが何事も行動に移すきっかけづくりをしたい。夢を実現する手助けをしたい。そんな思いが伝わったのか、そんな仕事の依頼をいただきました。

車にパソコン2台とプリンター、その他資料や道具を積んで、移動事務所です。3日間仕事場になったマンションからみえる景色はなんだかステキでし た。PLの花火が見えるそうです。梅雨があけたらもう夏ですね。こりゃあっというまに墓の中です。おもっきりやらんとな!

大阪の夜

本当に何でも屋みたいになってきましたが、何かしたいけどで立ち止まってしまっている人たちの背中をおしてあげる。可能性の種にそっと水を与えるこ と。その水はデザインであるかもしれないし、文字かもしれないし、ちょっとした相談なのかもしれないし、なんでも実現してしまう姿勢なのかもしれない。

きっと咲く。咲かなかったとしても、意味なくはないと思います。何かを実現するために少しでもお役に立てることが嬉しいです。何かありましたら妄想 具現家、なんでも相談にのらせていただきますのでお気軽に。私も含め、みんなで花を咲かせよう。

イベント風景

クラブでのVJもイベントがすごく素敵で楽しめました。デザインもそうですが、言語以外で何かを伝えることができる音楽、ダンス、絵、服、写真、立 体、映像、すきです。海外を旅した時にはいつもその良さを痛感します。滋賀、名古屋、東京、滋賀、大阪、奈良、滋賀と、充実した2週間余でした。今日はひ とり晩酌ですが、明日からまた気合いを入れ直して仕事に勉強に遊びに励みますー

東京

10日程度の出張を終え、東京からかえってまいりました。

お仕事もしつつ、三宅一生の展示や、森山大道の写真展にいったり、原宿にあるツリーハウスのカフェにいったり、いろんな方と再会したりで楽しかった です。

今回の出張の主目的である展示の方はなんとか無事に終えることができました。もともと賞を取るよりも少しでも多くの人にそれぞれが何かを感じて頂く ために写真と映像と実際にみんなが書いてくれた感想と写真とかるくまとめた本でプレゼンテーションしたので賞とは無縁でしたが、ツリーハウスのいままでの 物語、空気は伝わったようなのでよかったです。みんなに納得していただくより、みんなの心の片隅に何となく残っているものをと思ってつくったので。おかげ さまで来客票ランキングで「行ってみたい建築ランキング 第3位」いただきました。たくさんの方に事務所のビラを取っていただき、お話することができまし た。ご来場いただいたみなさま、出品者のみなさま、レモン画翠や明治大学のスタッフのみなさま、どうもありがとうございました。これからも何かのご縁があ ることを願って。

展示風景

しかし東京はアジアの狂気でした。どうにも肌にあいません。ひとりひとりは良い方だとはわかっているのですが、どうにも人が多すぎる。電車乗るとき に思いやりもくそもありません。皆それぞれの生活があるのですから。予測不可能であるにも関わらず、予測可能な世界をつくりだそうとする人間は、予測不可 能な自然であり、予測不可能な出来事に身を委ねて自然と寄り添いながら生きて行くべきではないのか。

電車の車両を見回せば皆うつむいて携帯電話に向かう。今,目の前にある風景の意味は何なのだろうか。現実が薄れゆく。機械と人間の差を埋めようとす るが、されどもその差は埋まらない。何故、人間と同じように機能する機械を発明しようとするのだろうか。何故、自らの手で自らが存在する意義を捨て去ろう とするのか。今日も人々がごったがえす日常がスクリーンに投影される映像のように薄くなってゆく。

不完全きわまりない世界だから、いろんなことが起こっておもしろいのに。

何故そこまで完全を求めるか。そんなに笑うのが、泣くのがおもしろくないか。金がなくて生きてく術を知らないか。

「眠い国 日本、だけど眠れない国 日本」

電車のドアが開くたびに、そこに広がるのは人が生きる世界だと切に願う。

人間は楽を求める。それはいたって自然なことであり万物の原理でもある。人は自然に還ろうとしているのに機械に向かっているというパラドックスの図 式。マイナスのエントロピー、プラスのエントロピー、全部たしてゼロ。ゼロが何故動き始めたのは不明だ。私たちが何故生きているのか不明であるのと同じよ うに。誰もその絶対的な答えを知らないが、それぞれが別の答えを持っている。だからこそこの世界は美しいと思う。答えがないからおもしろい。答えがないか ら美しい。ありのまんまの君でいい。ありのまんまだから美しい。

東京を肌で感じて、cottは地方の文化発信基地としてのんびりとやっていきたいと再確認。

「眠い日本。眠れない日本。」

「おもしろい日本。素敵な日本。本当の意味で幸せな日本。」に。

それに少しでも寄与するためにもこれ以上は眠ってられない。

そう思えるのはやっぱり日本と日本に住む人たちが大好きだから

デザイナーとして、「コト」を含めて「モノ」をつくりたい。

では、また4日程度出張に行ってまいります!

金曜日まで大阪の南部にいます。土曜日は滋賀の石山でイベントのVJしています。

日曜日には戻ってきます。

田舎ゆえの

今日は田舎であるが故のお仕事にいってきました。種をまいて苗をそだてます。

作業風景
軽トラ軍団

私が事務所を構えるこの村では、しばらく前までそれぞれの家で田を耕して苗を育てて苗を植えてしていました。近年、農業就労人口の減少などの原因に より、田んぼを持つ家の負担は増え、どうしても改革をせまられずを得ない状況になりました。そこで営農組合のとった方針は、みんなでみんなの田んぼを管理 しようということでした。大きな機械を導入することで、各家庭の設備投資費をおさえ、大きな機械を田んぼに入らせるために必要な導線を確保するために、耕 地整理を行いました。その方針に同意せず、その家で全て行う方もいますが、ひとつひとつ手で植えるといったいわゆる土着的な風景は失われていきました。

その風景が失われていることに関して嫌悪感を抱いていました。ここに今日初めてその共同作業に参加して来たのですが、なかなかいいものでした。土着 的な風景を欲するのは外部からこの風景を見るもののたんなるエゴであり、その風景をつくるものとしては、各家庭でゆっくりと農作業する良さもありますが、 村の皆で農作業を行う場は、ただの農作業がコミュニティーの場として成立していました。久しぶりに会ったおじさんも、おばさんも私を知らない人も私を暖か く迎え入れてくださいました。まるで祭りのような空間がそこにはありました。

3,40人程度の人がいたのですが、私と同世代かそれ以下の人は3人しかいませんでした。私の頃には全校生が150人だった小学校も60人程度に 減ってきているので、農業に従事する人口はさらに減っていき、他から来た人間を受け入れるなどの改革をせまられるでしょう。田舎で育った方は、少しでもそ の田舎の風景を頭にめぐらせてほしいと思います。

村の風景

この調子で世界のこのような風景も失われて行くでしょう。しかし効率性を追求したためなくなってしまった風景とは必ずしも豊かなものでなくなるとい うわけではありませんでした。それは単なる外部から見たエゴであり、それを言うのならそこで一度農業に参加してみてください。生産の現場は豊かです。

大学時代の設計演習ではここは豊かな空間だから、ここに椅子とテーブルおおいたからコミュニティが発生する、ここに木を植えたから自然との共存をは かっているなどといった机上の空論が繰り広げられましたが、現場に居合わせて時間をすごしてみないことには何もなく、空間にできることはあまりない、と感 じ、人間のより豊かな生活を目指す空間デザインの本質は別のところにあるのではと感じました。

村の皆様方、今日はおつかれさまでした。

展示会

5月末に東京で展示会します。

卒業設計における優秀者を全国の大学から選抜で募り、『第31回 学生設計優秀作品展 ー建築・都市・環境ー』という題でグループ展を行います。場 所はお茶の水にある明治大学駿河台校舎アカデミーコモンで、期間は5月27日(TUE)〜5月30日(SUN)。時間は10:00〜20:00(最終日 は〜15:00)。毎年恒例で比較的建築では有名な展示会で、学部と修士両方の卒業設計作品が全国の52校94学科で、選抜されて展示されるので比較的お もしろいと思います。入場も無料ですので、お時間ある方は是非お越し下さい。このわが事務所、ツリーハウスをプレゼンしてきますのでどうぞ応援よろしくお 願いします。

くわしくはレモン画翠ホームページhttp://www.lemon.co.jp/を ご覧いただくか、cottまでお問い合わせください。25日〜31日まで東京にいますので、東京にいらっしゃる方はぜひこの機会にでも お会いしましょう。

ついでにcottのチラシでもばらまいてこよっと♪

レモン展

おそくなりましたが

起立!点呼!新妻忠志!鎌田希来!新庄彩香!小澤麗!太田宏美!柴尾あゆみ!菅原佑平!二川孝!山田晶子!岩倉ゆり!香川剛輝!辻友樹!河野哲也! 中野富昭!竹田由佳!吉田奈央!八木康彰!久米貴大!溝口秦大!仲井!宇津木健!小杉雄太!森えりか!片倉ひろき!松田咲紀!嶌本千咲子!瀧波美佳 !大西健太!畑圭介!福永あすか!友田由貴!松田家一同!安福家一同!近所の柳生さん!山口さん!矢木さん!尾上さん!

本当にこんなにも大勢の方々に手を貸していただいたおかげで成立したこの事務所です。いまさらで失礼しましたが、心から感謝。ほんとうにまわりの環 境に恵まれていて、まわりに生かされていることを痛感した夢のような半年でした。ありがとうございましたでは足りませんね。どうやってお礼しようかしら。

これからもいろんな方に関わって頂けることを願って。

集合写真

屋根を

今日は屋根の修復。

修理

屋根が吹き飛べば、またちょっと頑丈にして屋根をつければいい。すきま風が気になったら隙間をなくせばいい。穴があいたらまた埋めればいい。住人が 増えたら広くすれば良い。住まいは住まい手の要求に応じてカタチをかえていくべき。これは住まい手が自らの手を汚してつくったからこそできること。ハウス メーカーや建築家に「超完成形!」と言わんばかりの住宅を提示されたらちょっと壁紙を変えるのでさえ気が引けてしまう。そしていつの間にか日本の住宅は世 界的に見ても異例なほどモノにあふれる。中に住む人間の要求だけが変わって空間自体は何もかわらないから。

人って変わってく。しかもかなりの早さで。だからこそこの長い進化の歴史の中で食物連鎖の頂点に立つことができたのではないのだろうか。別に不完全 でもいい。かっこ悪くてもいい。みんなで心あるものをつくろう。そもそも人間なんて不完全なものなのだから。

心地良い水辺

今日は良い天気だったので、ツリーハウスにおこったちっさな変化をレポート。ツリーハウスの2本のホストツリーにもちいさな新緑の葉っぱが芽吹いて きました。そして冬はかなり乏しかった池の水が田植えの時期に備えて増えてあがってきています。

水面とツリーハウス

ベランダから釣りもできます☆実はブラックバスがつれます。

中からの眺め

大仕事

今日はcott初の大仕事である店舗の内装制作ってことで商品の納品を完了してきました。場所は京都衣笠の立命館大学の近くです。設計施工を自分で やってしまう個人事業主っていったい…。と思いながらも商品は無事完成して一安心です。cottの担当は、杉板の壁、2パーツに分かれたハイカウン ター、パーテーション、の3点です。床と壁は左官屋さんにやってもらいました。

wall by cott
wall by cott 2

施主の足立さんも喜んでいただいたみたいで、徹夜で木材と必死に格闘した甲斐がありました。彼はとても元気がよくてフレンドリーだけど、大学卒業し て事業をはじめちゃった先輩です。これからもよろしくおねがいします。商品に少しでも不備があったらすぐに飛んでいくのでいつでも言ってくださいね!不備 はなくても「もーちょっとこうしたい」だとか「こうしたらどうか」とか使っていく上でのご相談とかもいつでもどうぞ☆

ハコは完成したけど、これは単なるはじまりで、本当に大事なのはこれからです。お互いがんばりましょうね!

お店と足立さん

ちなみに、ビフォアーはこんなかんじでした。うん。がんばった!

before

実り豊かな春

犬も猫も、みんなだいすきな春がやってきました。今日はツリーハウス付近の自然の営みを写真でレポートします。

つくし
オオイヌノフグリ
近所の犬
猫
菜の花
菜の花の花びら

自己紹介

cott

(※2016年2月移転に伴い画像は削除しました)
そういえば、自己紹介を忘れてました。デザイン事務所cott代表の安福友祐です。写真のツリーハウスを 事務所にして名刺、フライヤー、広告、ポスターなどの制作、本の装丁、映像制作、ウェブ制作、小規模店舗のトータルプランニングから施工まで、出張 VJなどの業務をやっています。単なる相談でも構わないので何でもおっしゃってください。つくることの喜びを感じてもらうことがcott -create on the tree-の目的ですので、仕事の依頼の話でなくても構いません。

cottは「create on the tree」の頭文字を取った造語で、木の上に総合デザイン事務所を構えたことを意味しています。余分なものをそぎ落とし、人間が豊かに生きるにあたって本 質的に必要であるものを抽出していくものづくりを目標に掲げています。それに少しでも近づくために、現代にある余分なものを落とした環境でデザインすると いう意味で、ツリーハウスというカタチをとっています。

集合写真

また、このツリーハウスは素人たち50名程度の手で約半年の工期を経て完成しました。人間を包む私的空間に「プロセス」を組み込んで、より豊かに生 きる空間を作ることはできないかという大学卒業にあたっての試みでした。この試みは無事終了し、主観的ではありますが、私の中に確実にある豊かであるとい う実感が、豊かに生きられる空間であることを帰納的に証明しました。この試みの中の実感は一時的なものにすぎないのかをさらに確かめるべく、ここでもっと 時を過ごすことにしたというのもここを事務所にした動機でもあります。

小難しくなってしまいましたが、木々や動物に囲まれながらつくる喜びをかみしめながら自然の一部としての人間として純粋に生きていきたいとはじめた 事務所です。私も難しいことを考えはしますが、そんなに堅苦しい人間ではないので、お気軽にぜひ一度、訪れてみてくださいね。

文化の発信基地となり、連鎖により人類の幸福に貢献すること願って。

ツリーハウスブログはじめます☆

ツリーハウス

ツリーハウスブログはじめました。

内容は、来てくれた人の写真を撮ってご紹介がてらアップしていきたいと思います。大阪の某古着屋、カカ○カのブログのパクリではないです。他にもふ と気付いたことや、田舎のささいな出来事など、自由気ままにあっぷしていきます。楽しい感じにしていければと思いますのでどうぞお付き合いくださいね。

From R to L, L to R

右から左。
左から右。
なんともなしに風景は過ぎ去ってゆく。

左の真っ暗なトンネルからでてきたさっきの車は
ぼくの車と同じ進行方向を向いてどこまで同じ方角を目指すのだろう。
スピードが早くて追いつけそうになくても
その先の信号機につかまったらまた追いつけたりするのは
どこか人生における節目や分岐点のようなものに似ているようで
なんだかおもしろいななんてちょっと思ってみただけだけど
まぁそんなことはどうだっていい。

もうかなり昔の話だが
当時の私の人生の進路を変えてしまうほどまでに
衝撃的な出来事が起きた。
そのまましばらくふさぎこんだ。
そこまでは仕方のない話だと片付けた。

時は流れ、ふと気付いた。
季節の変わり目にいつの間にか
クーラーのスイッチを入れなくなっていたみたいに
少しずつきみを思うことが少なくなっていた。
時は無常で残酷だった。
というよりは時が変える人の心が怖かったという方が正しいかもしれない。
きみを思うことが少なくなったと思うたびにあんなに一緒だったのにと自分を呪った。

もちろん今はそうは思わない。
全く思わないといっちゃ嘘になるけれど
歳を重ねて僕は
何かを得るためには何かを捨てることが必要なことを学んだ。
得ることと失うこと。
楽しいことと苦しいこと生きること死ぬこと。
全てには裏が存在し
表と裏で一体をなしている。

そんなの当たり前のことなんだけれど
それを意識して言葉に出せるか出せないかの差は絶望的なまでに大きい。

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