Treehouse Blog of cott
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- 2011-01-14 (金)
- Design Trial -デザイン研究-
CHAOS
- 2011-01-14 (金)
- Design Trial -デザイン研究-
そうだ棚、作ろう。
- 2011-01-09 (日)
- Tweets -はてしないたわごと-
新事務所を着工しようと思ったけどなんだか天候も安定しないし基礎コンクリートを打つのにも左官にも気温が低いので延期。自分の事務所なのでのんびり構想を練りましょう。ということで本日は倉庫の木材をひっぱり出してきて什器から制作。
まずは簡単な設計図をもとに板を切断。角の処理もしっかりと。
木目にはご存知の通り方向があって、それぞれの方向に対して強度だったり加工性の違いがあります。紙でもT目、Y目と言いますよね。
のこぎりの進みやすい方向。溝の掘りやすい方向。割れないようにするためののこ刃の方向。刃の回転の早さと進める強さ。
鑿(のみ)で余分な繊維が割れないようにするためのひと手間。のこ刃の厚み分を計算して板を三等分する難しさ。
棚ひとつでもつくってみるとそんな大工の苦労がよくわかる。建築学を学ぶ方は木でも鉄でもコンクリートでもいいので是非、生の素材を扱ってみて下さい。
うまく溝が切れてはまるとこんなかんじ。この溝幅の許容誤差は樹種や溝の深さ、長さにもよりますがこの場合で +0.8mm〜 -0.2mmぐらい。これが一発ではまると気持ちがいい。ちなみにやすりがけと、木の質感を生かした塗装なら組み立て前にしておくのがオススメ。
これに隠し釘を打てば完成。
見物客:じいちゃん、ばあちゃん、いっちゃん(近所の犬)、ミュー(猫)、テン(イタチ科テン属。とってもかわいい小動物。)、必ず原付で登場するお隣のおっちゃん。
本当、いろんなものに囲まれています。感謝。
田舎でやってると自分だけで完結するようなことがあまりないので特に予定のない休日も充実。
予測不可能な部分を許容できる方は、こんな田舎でもやってけるでしょう。逆にそれが許容できなければやってくのは難しいですが。
そうだお茶、しよう。
裏神戸コレクション
- 2011-01-07 (金)
- cott Works -ポートフォリオ-
神戸市北区淡河町の地元住民、老若男女をモデルに起用したファッションショー。
おじいちゃんおばあちゃんを見て下さい。もんぺ生地の服はオリジナルデザイン。一部スタイリング。カメラワークおよび演出は退屈ですが、伝わる人には伝わるはず。
DATE: 2009.11.01
CATEGORY: Fashion Show
CD: Yusuke YASUFUKU D/STYLING: Ayaka SHINJO (God Hands) STYLING/MAKEUP: Yuu YOSHIHISA MAKEUP: Kirara KAMADA MAKEUP: Chisako SHIMAMOTO
2011年賀状
- 2011-01-07 (金)
- cott Works -ポートフォリオ-
あけましておめでとうございます。
何の絵かと思いますが、
小さな文字で書いてあるとおり、赤丸が太陽。初日の出ですね。これぞニッポン人のアイデンティティです。
その下の弧が山。
その下の波線が川。
フックのようなかたちがそこで営まれる日常を表しています。
山があって川があって、その川沿いに集落ができ、山のむこうから日が昇る。
それはcottのある神戸市北区淡河(おうご)町のデフォルメされた情景なのです。
農村生活の単純化したところにある美しさ。紙面でもそんな感じを出したいなと。
紙はうさぎにあやかって手触りがいいクッション系にするつもりでしたが
正月なので太陽以外もゲンカツギ。
光りモノは魔物を寄せつけず縁起がいいということで
キラキラしたペルーララスター・スノーホワイト。
タイトルは”Scene of OGO -From another side of KOBE-”
日本語版タイトルが『淡河の情景 -もうひとつの神戸から-』
ん?英語版と日本語版?
2つあるの?
そうなんです。
さてさて最後に年賀状が届いた方のみのこっそり年賀状企画。
正解はコチラ。
ヒントの「友達に聞いて」というフレーズから、これは似たような絵がもう一対あると推理できた方、おられましたでしょうか?そう。反転すると赤目のウサギです。
見えませんか?見えなかったらすみません。正月のちょっとした暇つぶしになっていたなら幸いです。
右が日本語版、左が英語版です。
難しかったでしょうか。
見えなかった方のためにCUBIC DESIGNの年賀状と合わせてみると…
です。ちなみにCUBIC DESIGNの年賀状はミラーになってて、鼻と耳のみが書いてあります。年賀状をまじまじとのぞき込むと、自分がうさぎになる仕掛け。キャンペーンサイトに飛ぶと、写真が撮れて、それの撮影した画像がサイトに反映されます。さすがです。お正月は郵便ポストがプチギャラリー状態。クリエイターたちの年賀状を眺めているだけでおもしろいです。
話を戻しますが、ちなみに宛名面と添えるメッセージは全て手書きです。これは幼少の頃からずっとそうです。人に見てもらうことを意識したおかげで字がうまくなりたいと思うようになりました。既に住所録データはあるのでPCで時間短縮しようと思えばできるのですが、そんなところまで手軽に簡単に短縮しなくてもよいのでは。書き初めならぬ、書き納め気分で書いてみてはどうでしょう。
「お世話になった方への年賀状なのに皆、全く血の通ってない文字で同じメッセージではどんな年賀状でも味気ない仕事みたいになってしまう。」と、先日初詣に行くと宮司さんもおっしゃっていました。手段のせいで目的を忘れていませんか?
グラフィックデザイン=印刷ではありません。さすがに1000枚を超えたらちょっと考えますが、基本的に大事にしたいご縁だけ。
では最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
デザイナーの道具
- 2011-01-07 (金)
- Tweets -はてしないたわごと-
去年末の神戸デザイナーズ忘年会で「デザイナーの道具を持参せよ」という課題があったのですが、かさばるので持参しなかったものその1。ちょっとしたラフだったりパースを短時間で数多く描くときに力を発揮。100色ぐらいあるのでカラフルで、眺めているだけでも楽しい。
ちなみに他の方は素敵なメジャーだったり、こだわりのブランドの手帳、キーケースなどとそれらにまつわるウンチクを持参されていました。コピーライターの方が小学生向け辞書を持ってこられていたのはおもしろかった。
SHOW TIME PARTNER 名刺
- 2011-01-05 (水)
- cott Works -ポートフォリオ-
新春のお仕事はお名刺から。
白地面「SHOW TIME PARTNER」のOにキリなどで穴を空ける。そうすると、黒地面のテニスボール部分と連動する仕掛け。きれいにパンチのように紙を切り取って穴を開けるのでなく、白地面の側からあえてキリなどで開けることで、余分な紙が黒字面にはみ出て、テニスボールを打ったときの衝撃だったりを演出できます。また、業者には穴あけおよび印刷にずれが出てしまう前提で頼まなければならなかったりするのでその点もDIYにした理由。
本当は白地面を凸版1色デボス加工で、黒字面はキャッチを排除してテニスの人のシルエットにトムソンか白地面にエンボス。もしくはボール部分糸を縫い付けて玉結び。ボールが飛び出す名刺。なんて妄想していたが、結局小さな穴開けに落ち着く。
予算も関係なしにこれはこうだと言えるぐらいになりたいものだが、
そうは言ってみたところで結局うまい人はそういうところもうまくやっていいものをあげてくるからきっとこれでよいのでしょう。クライアントワークは綱引きです。絶対王政もおもしろいですが、民主主義もなかなかおもしろいです。幅広くやり方を知っていることで制作物の幅が広がるのは確か。
なお、穴空け加工は障害者就労支援施設利用者の方に。DIYでしかできない小ロット単純作業をデザイナーがするのでなく、対価を支払ってお願いすることで、就労支援にもつながる。障害者といえども、緻密な作業が得意な方もいれば、パソコンが得意な方もいる。本当にいろんな能力を持った方がいる。定期的にこういうことをお願いできたらと思う。みんなが関わるデザインについてもっと考えていこう。デザインプロセスも社会的に有意味に。
名刺のちょっとしたデザイン物からショップのトータルプロデュースなどちょっと大きなデザイン物まで、お気軽にご相談下さいませ〜。
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Enjoy the story by Creating On The Tree
cott (コット)
Mail: info@cott.jp
Tel/Fax: (078)-220-7211
http://www.cott.jp/
営業日時: 平日 9:00-18:00 (12:00-13:00を除く)
〒651-1604 神戸市北区淡河町勝雄605
HAPPY NEW YEAR 2011
- 2011-01-03 (月)
- Tweets -はてしないたわごと-
篠山探訪
- 2010-12-29 (水)
- cott Review -場所・製品・建築-
遡ることふた月以上。
篠山で庭師をされているお方の古民家にお邪魔させていただきました。
篠山は全国にも誇れる左官技術で有名な土の文化があります。
荒壁仕上げの大きな壁面や、自由曲面の風呂など、そのお宅の空間にも感動したのですが、今日は別の話題を。
さて、このピンクの玉なんですが通称、泥団子といって、土からできた光沢のある玉です。
一目したところちょっとしたガラス玉のようにも見まごうほどの重量感と艶。とても土からできたものだとは思えません。
左官を身近に感じてもらおうと、大津磨きという左官最高峰の伝統技術を応用して作られたもので、最近ではワークショップが各地で開催されています。
詳しい作り方などの説明は以下リンクにおまかせしておいて、
光る泥だんご(ハマニ株式会社)
ピカピカ土団子(スズキ土建)
篠山氏左官技術研究会の会長から素敵な話を伺えたので、その断片をいいトコどりでご紹介。
泥団子はしばらく経ったら艶が沈んでくる。
せやけど後からまた磨けば光るんや。
何でも一緒。家でも嫁はんでも一緒や。手入れしたらなどんなええ家建てても嫁もろても意味あれへん。
そうやって愛着が湧いていく。その愛着がもっといい家にしていい心を育むのですね。
自分の国の文化財ぐらい自分の国の職人だけで守れへんでどうすんねん
本当にごもっとも。伊勢の式年遷宮の時期ですが、いくらグローバル化の時代だからといって日本の魂である建築を海外の職人に手伝ってもらうというのは少し寂しい気がしますね。
近頃は高気密高断熱はやっとるけどそんなもんあかん。
やっぱり空気は循環せな。
それにはやっぱり貼りもんやのうて生きた材料使わな。高い金はろて病気になる家建ててどないすんねん。
まぁわしの家はクロスやってんけどな。笑
バブルの頃に建てたんやけどその頃はほんま忙しいて自分の家の壁なんかする間なんかあれへんかったわ。耐震の問題かてそうや。
わしらいっつも設計士に言うんは5寸の柱してくれ言うねん。
かべも貫いれてしっかり竹小舞して塗ったらもつがな。
伝統的なもんはほんまにようできとるで。
建て売りの業者から左官壁にしてくれとか言うて電話かかってきてんけど初めに言うたるねん。
高いでってな。
左官がどんな手順でやるんかを知らへんからよう見たらほんまとんでもない見積もり出しよる。建て売りとか基礎のモルタルぐらいしか左官の出番ないしな。
せやから今の職人で漆喰すら塗ったことないやつもぎょうさんおるでな。
職人は扱いにくいで。大概自分が正しい思て聞かへんからのう。
技術もないもんがいらんプライドなんかもたんでええねん。
他にも作業をしながら快く、しがない若い設計士の話に付き合って下さるどこまでもおおらかで謙虚な心意気に感動しました。ベテランになったときにそうあることができるって本当にすごいことだと思います。ライブ感を大切にされる姿はもはやアーティスト!
久住章氏などをゲストに迎え、定期的に伝統技術を伝えて行くための講習を開いておられるみたいなので、またタイミングが合えば参加させてもらおうと思います。
ちなみに、泥団子を磨く行程で使う瓶はなぜか小山ロールのプリンの瓶が一番良いそうです。
凸版印刷DIY
- 2010-12-25 (土)
- Design Trial -デザイン研究-
活版印刷事業を展開するデザイン仲間に触発されて、凸版印刷DIYに挑戦。
その活版印刷熱は私に一般的な手帳の4倍ほど値段がはるモレスキンの手帳の皮の表紙にロゴの空押しをしたいと思わせ、今年の手帳をチョイスさせたぐらいです。
とはいえいまのところ弊社にプレス機はないので、原始的に金槌で叩く叩く。線が太いから強めに叩く叩く叩く。
どうでしょう?
少し圧が偏って、真ん中の方のへこみが甘く、上の方がやけにへこんでしまいましたがそれもDIYならではの味。
空押しっていうと本当は熱も加えるのですが。
まず、圧力だけでどんなものだろうかと。
とりあえず、実験成功でしょうか。
奥に見えるのが亜鉛版を木に固定したオリジナルハンコ。
大量に刷るときは機械を貸してもらいにいこう。
さりげなく
母のやってる障害者就労支援事業などとからめてもおもしろいななんて思いつつ。
ちゃんとブランディングをして所謂福祉のイメージをCOOLに一新。
と思ってググってみたらありました。が、さみしいニュースでした。
年賀状印刷今年限り 三好の障害者施設、箸蔵山荘
ちなみに活版印刷自体は古い技術で、要はハンコの原理。いまは本来の純粋な意味での活版印刷の会社は日本にもうほとんどないという。詳しくはWikipediaさんにでも聞いて下さい。→活版印刷
他に樹脂版も頼んだのでそちらの実験も楽しみ。
年末年始の営業のお知らせ
- 2010-12-23 (木)
- cott News -コットよりお知らせ-
平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
cottの年末年始の営業についてお知らせします。
2010年12月30日〜2011年1月3日まで休業させて頂きます。
12月29日18時以降のお問い合せにつきましては、1月4日(火)午前9時以降に対応させていただきます。
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