- 2011-01-07 (金) 9:00
- cott Works -ポートフォリオ-
あけましておめでとうございます。
何の絵かと思いますが、
小さな文字で書いてあるとおり、赤丸が太陽。初日の出ですね。これぞニッポン人のアイデンティティです。
その下の弧が山。
その下の波線が川。
フックのようなかたちがそこで営まれる日常を表しています。
山があって川があって、その川沿いに集落ができ、山のむこうから日が昇る。
それはcottのある神戸市北区淡河(おうご)町のデフォルメされた情景なのです。
農村生活の単純化したところにある美しさ。紙面でもそんな感じを出したいなと。
紙はうさぎにあやかって手触りがいいクッション系にするつもりでしたが
正月なので太陽以外もゲンカツギ。
光りモノは魔物を寄せつけず縁起がいいということで
キラキラしたペルーララスター・スノーホワイト。
タイトルは”Scene of OGO -From another side of KOBE-”
日本語版タイトルが『淡河の情景 -もうひとつの神戸から-』
ん?英語版と日本語版?
2つあるの?
そうなんです。
さてさて最後に年賀状が届いた方のみのこっそり年賀状企画。
正解はコチラ。
ヒントの「友達に聞いて」というフレーズから、これは似たような絵がもう一対あると推理できた方、おられましたでしょうか?そう。反転すると赤目のウサギです。
見えませんか?見えなかったらすみません。正月のちょっとした暇つぶしになっていたなら幸いです。
右が日本語版、左が英語版です。
難しかったでしょうか。
見えなかった方のためにCUBIC DESIGNの年賀状と合わせてみると…
です。ちなみにCUBIC DESIGNの年賀状はミラーになってて、鼻と耳のみが書いてあります。年賀状をまじまじとのぞき込むと、自分がうさぎになる仕掛け。キャンペーンサイトに飛ぶと、写真が撮れて、それの撮影した画像がサイトに反映されます。さすがです。お正月は郵便ポストがプチギャラリー状態。クリエイターたちの年賀状を眺めているだけでおもしろいです。
話を戻しますが、ちなみに宛名面と添えるメッセージは全て手書きです。これは幼少の頃からずっとそうです。人に見てもらうことを意識したおかげで字がうまくなりたいと思うようになりました。既に住所録データはあるのでPCで時間短縮しようと思えばできるのですが、そんなところまで手軽に簡単に短縮しなくてもよいのでは。書き初めならぬ、書き納め気分で書いてみてはどうでしょう。
「お世話になった方への年賀状なのに皆、全く血の通ってない文字で同じメッセージではどんな年賀状でも味気ない仕事みたいになってしまう。」と、先日初詣に行くと宮司さんもおっしゃっていました。手段のせいで目的を忘れていませんか?
グラフィックデザイン=印刷ではありません。さすがに1000枚を超えたらちょっと考えますが、基本的に大事にしたいご縁だけ。
では最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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