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Way of Working -cottのお仕事- Archive
決意表明 ー想像する自由ー
- 2008-10-22 (水)
- Way of Working -cottのお仕事-
私はなにかをイメージするとき、何をつくろうとまず媒体から入らない。
つまり、映像をつくろう、絵を書こう、家具をつくろうなどと思わない。
あるひとつの問題の解法に向けて とにかく想像力を巡らし その問題の解法としてもっとも効果的であろうと考えられる道具を使用する
そのアウトプットの媒体としてもっとも効果的な道具を選択する
眠りにつこうとまどろんでいる時、頭の中に、映像が、音が、踊りださないだろうか。
ニンゲンには誰しも想像をめぐらせる自由がある
ソフトウェアが使えないと仕事にならないと思われがちだが、 そんなものは寝る間も惜しんで本気で勉強すればたいしたことはない
ソフトウェアなんていうアウトプットの道具の使い方なんかにしばられてその想像力をアウトプットしないなんてもったいない
向き不向きはあっても、人間は何でもできるし、何にでもなれる
いろんなものに手を出すのは作品のクオリティが下がると思うのが一般的であろうが、本質的な問題は、ソフトウェア(パソコンの使用を前提として言っ てしまっているようだがそうでない)の使い方というところにはない。ソフトウェアを通して何がしたいのか先に見えていれば、ソフトウェアで高度な機能は使 えずとも、それに必要な技術を身につければよいだけの話である。
いろんなものに手を出すのは結果としてであり、いろんなものに手を出したいから出しているのではない。
いろんな媒体でアウトプットしているにもかかわらず今の所ひとりで経営している事務所であるため、おそらく実体がはっきりせず拠り所のないふわふわ とした感覚でcottを捉えられている方も多いのだろう。直接そう言われたことはないが、見る人が見ればそうなのではないか。そのことがどこかでひっか かっていた。
いろんなアウトプットをいまのところほとんど一人で行っているが、いまのところものすごく大きな案件や扱うのが完全に不可能であると判断する理由が なかったからそれを外注するまでもなかっただけの話であるが。
だが今はやっとひとつの大きな仕事が入った。住宅の設計および工事監理である。いや、家を一軒という方がいいだろう。クライアントが今後一生を幸せ に過ごす舞台としての家をつくるという目標に向かって建築以外の方面からも様々な視野を持ってその目標に向かいたいと思う。
今ある表現の道具にしばられず、かたちのないものを含めてつくっていけたらと思う。
私自身もまだまだ未熟であるが、それに近づいていきたい。
この理想論とも感じられる自分勝手な理論でどこまでいけるのか、これからも実験は続く。
勝手な話ではあるが、身をもってこの理論を実現させるのがアフリカでのたれ死んでゆく方々へのせめてもの餞であり、私の死ぬまでの使命だと勝手に 思っている。
別に変にそれほど気負っているわけではないが。
世にあふれる様々な情報を受けて 自ら考え、自ら行動する。
そういう人が増えると嬉しく思う。
ぜひ、そんな人とコラボレーションをしたいものである。

ちょっとおかたい話になりましたが、要するに、太郎さんに言わせるなら命の炎を燃やそうってことです。さ、今夜もがんばります。
ほとんど見向きもされずとも強く、美しい、田舎に咲く一輪の花のように。
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COFFEE BREAK 2
- 2008-10-04 (土)
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少し余裕ができたのでずっとばたばたしていて収納しきれていないものが散らかりっぱなしだったので棚を設計してつくりました。
こんな状況を経て

こんな状態は。

当初の予定を変更しながらも

イメージどおりに仕上がりました。

キャンバス地の布を張って照明入れたら完成です。
やっぱりまっすぐじゃないものをつくろうとすると難しい。
変わったことをすればするほどむずかしい。
規格から外れるとお金がかかる。
まっすぐじゃないことは難しいし無駄になるようなことも多い。でもだからこそ好きだしおもしろいと思えるのかもしれません。
次回は3次元曲面に挑戦です。
こんな棚が欲しい方はオーダーメイド、承ります。
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COFFEE BREAK
- 2008-10-01 (水)
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怒濤の1週間が終わり、ちょっとひといき。臨時アルバイトの久米くん、菊田くん、ありがとう!
そして今度は住宅の設計をeu建築設計さんとコレボレーションさせていただくことになりました。1年後に自分たちで想い描いた空間が現実になってい るということを考えると、かなりのわくわく。
しかもコラボレーション。おもしろいに違いない。
施主さんが自分で施工するといったこともかなり考えられているそうです。なので住宅では設計以外のところにもどんどん立ち入ってやっていくつもり で、その際に何らかワークショップを企画していこうと思っているのでまた企画が立ち上がったらここで大々的にお知らせしますね!
もしかしたらツリーハウス合宿再来といったことになるかもしれません。
楽しみにしていて下さい。楽しみです。

なつかしの一枚。
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新次元へ
- 2008-08-29 (金)
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講師としてお招きいただいて、デザインに関するお話をさせていただきました。課題が多く残りましたが、人前で自分の考えをわかりやすく説明すること の難しさを感じました。どんな退屈な大学の講義も馬鹿にできないなあと思うわけです。何事も苦労はやってみないとわかりません。これからも精進です。
自らを大海へ。

講義のまとめ
デザインとは誰もができることで
何かを変えたいという、その意思からもうすでにデザインというものは始まっている
それは何かを生み出したい、つくりたい、ということなのですから。
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つながって
- 2008-08-23 (土)
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昨日、クライアントさんとの打ち合わせの際に今後のcottの方針についてお話させていただいた際に、自分でも話をさせていただく中で様々な発見が ありました。原点を再確認し、今後へのモチベーションがかなりわきあがってきました。未来の話を一方的でなくしっかりと話し合える方はあまりいないので、 この仕事では非常に多くのものを逆に与えてもいただいていて、非常にいい出会いをしたなと思います。
話の中で出てきた発見を忘れないうちに今日は今後の事業計画を練っていました。ふりかえってみると、学生時代に出逢った人たちが今の取引先につな がっていて、今の自分のスキルにもつながっていて、
純粋なこの世界に対する疑問を右往左往しながらも論文にして卒業設計にしたものが具体的に考えた今後のcottの方針にもつながっていて、何も無駄 にはなっていないなあとの驚きと嬉しさとおもしろさが入り交じったような気持ちでした。
あのとき本気で取り組んだからそれは必ず生きている
どんなことでも本気で取り組んだことは必ず生きてくる
それは綺麗ごとでも何でもなく、私にとって事実でした。
本当に生かされているなあと感じます
本当に幸せ者です。
この感謝の気持ち忘れないで今後もcottと向き合っていきたいです
もう少し事業計画がつまってきたら、またここでお知らせしますね。
プロセスも取り込んだ新しい店舗内装のカタチを模索します
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梅雨
- 2008-06-25 (水)
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久しぶりの息抜き。



キャンプのアートワークを担当しました。
楽しそうだったので、その報酬で参加して楽しんでしまいました。
労働力が、そこでの食事と寝床と楽しい時間に変換される。お金に変換されずにそのまま生きる要素に直結するその原初性がたまらなく好きだ。
たまには、こんな仕事もありですね。
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妄想具現家
- 2008-06-09 (月)
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事業を立ち上げるにあたってのコンサルティングおよび事業計画書の作成の仕事をしてきました。
みんなが何事も行動に移すきっかけづくりをしたい。夢を実現する手助けをしたい。そんな思いが伝わったのか、そんな仕事の依頼をいただきました。
車にパソコン2台とプリンター、その他資料や道具を積んで、移動事務所です。3日間仕事場になったマンションからみえる景色はなんだかステキでし た。PLの花火が見えるそうです。梅雨があけたらもう夏ですね。こりゃあっというまに墓の中です。おもっきりやらんとな!

本当に何でも屋みたいになってきましたが、何かしたいけどで立ち止まってしまっている人たちの背中をおしてあげる。可能性の種にそっと水を与えるこ と。その水はデザインであるかもしれないし、文字かもしれないし、ちょっとした相談なのかもしれないし、なんでも実現してしまう姿勢なのかもしれない。
きっと咲く。咲かなかったとしても、意味なくはないと思います。何かを実現するために少しでもお役に立てることが嬉しいです。何かありましたら妄想 具現家、なんでも相談にのらせていただきますのでお気軽に。私も含め、みんなで花を咲かせよう。

クラブでのVJもイベントがすごく素敵で楽しめました。デザインもそうですが、言語以外で何かを伝えることができる音楽、ダンス、絵、服、写真、立 体、映像、すきです。海外を旅した時にはいつもその良さを痛感します。滋賀、名古屋、東京、滋賀、大阪、奈良、滋賀と、充実した2週間余でした。今日はひ とり晩酌ですが、明日からまた気合いを入れ直して仕事に勉強に遊びに励みますー
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田舎ゆえの
- 2008-05-03 (土)
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今日は田舎であるが故のお仕事にいってきました。種をまいて苗をそだてます。


私が事務所を構えるこの村では、しばらく前までそれぞれの家で田を耕して苗を育てて苗を植えてしていました。近年、農業就労人口の減少などの原因に より、田んぼを持つ家の負担は増え、どうしても改革をせまられずを得ない状況になりました。そこで営農組合のとった方針は、みんなでみんなの田んぼを管理 しようということでした。大きな機械を導入することで、各家庭の設備投資費をおさえ、大きな機械を田んぼに入らせるために必要な導線を確保するために、耕 地整理を行いました。その方針に同意せず、その家で全て行う方もいますが、ひとつひとつ手で植えるといったいわゆる土着的な風景は失われていきました。
その風景が失われていることに関して嫌悪感を抱いていました。ここに今日初めてその共同作業に参加して来たのですが、なかなかいいものでした。土着 的な風景を欲するのは外部からこの風景を見るもののたんなるエゴであり、その風景をつくるものとしては、各家庭でゆっくりと農作業する良さもありますが、 村の皆で農作業を行う場は、ただの農作業がコミュニティーの場として成立していました。久しぶりに会ったおじさんも、おばさんも私を知らない人も私を暖か く迎え入れてくださいました。まるで祭りのような空間がそこにはありました。
3,40人程度の人がいたのですが、私と同世代かそれ以下の人は3人しかいませんでした。私の頃には全校生が150人だった小学校も60人程度に 減ってきているので、農業に従事する人口はさらに減っていき、他から来た人間を受け入れるなどの改革をせまられるでしょう。田舎で育った方は、少しでもそ の田舎の風景を頭にめぐらせてほしいと思います。

この調子で世界のこのような風景も失われて行くでしょう。しかし効率性を追求したためなくなってしまった風景とは必ずしも豊かなものでなくなるとい うわけではありませんでした。それは単なる外部から見たエゴであり、それを言うのならそこで一度農業に参加してみてください。生産の現場は豊かです。
大学時代の設計演習ではここは豊かな空間だから、ここに椅子とテーブルおおいたからコミュニティが発生する、ここに木を植えたから自然との共存をは かっているなどといった机上の空論が繰り広げられましたが、現場に居合わせて時間をすごしてみないことには何もなく、空間にできることはあまりない、と感 じ、人間のより豊かな生活を目指す空間デザインの本質は別のところにあるのではと感じました。
村の皆様方、今日はおつかれさまでした。
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大仕事
- 2008-04-10 (木)
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今日はcott初の大仕事である店舗の内装制作ってことで商品の納品を完了してきました。場所は京都衣笠の立命館大学の近くです。設計施工を自分で やってしまう個人事業主っていったい…。と思いながらも商品は無事完成して一安心です。cottの担当は、杉板の壁、2パーツに分かれたハイカウン ター、パーテーション、の3点です。床と壁は左官屋さんにやってもらいました。


施主の足立さんも喜んでいただいたみたいで、徹夜で木材と必死に格闘した甲斐がありました。彼はとても元気がよくてフレンドリーだけど、大学卒業し て事業をはじめちゃった先輩です。これからもよろしくおねがいします。商品に少しでも不備があったらすぐに飛んでいくのでいつでも言ってくださいね!不備 はなくても「もーちょっとこうしたい」だとか「こうしたらどうか」とか使っていく上でのご相談とかもいつでもどうぞ☆
ハコは完成したけど、これは単なるはじまりで、本当に大事なのはこれからです。お互いがんばりましょうね!

ちなみに、ビフォアーはこんなかんじでした。うん。がんばった!

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