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OGOGOGO! -地域活性への道- Archive
農村空間再考
- 2009-07-04 (土)
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田舎にある実家のインテリアがダサいのは
広いゆえに生活環境が変化して不要になったものを置いておけ、それが再度不調和な場面で使われること、
農村に住まう人は機能と価格ばかりを優先して商品を購入すること、あるものをなんでもかんでも利用すること
などに起因するだろう。
その地にあるものをなんでもかんでも利用してブリコラージュ(その場所にあるものでつくること)していた時代はその中に美しさがあったが、
産業革命以降、安価で機能的で手軽な下手に西洋趣味のプラスチック製品やハリボテ製品がばかりが近所の大型量販店にも出回るものだから、それらがブリコラージュを構成する要素になってしまってうまく調和がとれなくなっているのではなかろうか。
農村地域の空間も、もう一歩踏み込んで考えてつくられるべき時代なのかもしれない。
次に田舎に帰った時はその空間について少し考えてみてはどうか。
いらないものは何か
何が部屋を不調和にしているか
この空間の良いところはどこか
日本空間はもともと繊細な空間のつくられ方をしているのでその良いところをうまく生かしてやるといい。
こうやって要素を絞って配置するとがらっと印象も変わる。(ちなみにこの部屋はcott打ち合わせスペース兼宴会場で、奥に見える扉の先が仕事場だ。ツリーハウス合宿もこの部屋に最大10名程度が集った。縁側で水浴びをしたのがなつかしい。)
こんな楽しさを知って若者が新しい感性を持って地域に帰ってきて地域活動の担い手になってくれたらと思う。今度開催しようとしている祭りもそんなところに主眼がある。
そこに農業以外の産業を用意しようと奮闘していますので。
こうやって生活空間に手を加えることと、日常を愛することは近いものではないか。もともとそうやって知恵をしぼって生きてきたのだ。
そんな中で、新建築住宅特集を読んでいたら半農半Xという考え方を発見しました。どうやら京都府綾部市では素敵な試みが多くなされているようです。
縁側で流しそうめんイベントでもしようか。
TODAY’S DISC
Rei Harakami
“ゆうげ selected re-mix & re-arrangement works/2”
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ニッポンの夏
- 2009-06-18 (木)
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淡河かやぶき屋根保存会くさかんむり代表の相良育弥氏宅にて。
肉を焼きながらそうめん流して縁側に座り、スイカを食らう。
これぞ、ニッポンの夏。
相良氏の縄文部屋には土器や不思議なチカラを発していそうな石のそばに本やCD、レコードがずらり。最新のmacにターンテーブル。英語が飛び交い、女性の職人も。田舎に歓迎されるべき新しい感性がありました。
今日の一枚
FreeTEMPO
“Oriental Quaint”
みんなでまつりと今後の淡河について考えていると、だんだんと輪が広がってきてより一層おもしろくなってきました。
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人と火と空間と
- 2009-06-09 (火)
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円形の空間で火の光に包まれながら円卓を囲んで第二回淡河のまつりミーティング
淡河かやぶき屋根保存会くさかんむり代表で茅葺き職人の相良さん
つくも窯の天伸さんとあすかさんとあさひと
シンガーソングライターのむぎ
slow po lifeのRINGOちゃん
art書家の中西賀子さん
淡河っ子代表 久宝くん、みおちゃん、かなちゃんと、今思えば淡河の錚々たるメンバーが一同に会しました。
持ち寄ったおいしい料理やお酒でお腹も満たされたところで大きい模造紙にそれぞれ思うことを書きなぐってアイデアを発散。夜遅くまでやって少しはまとまったでしょうか。
これをとりあえずまとめてみてまた次回ミーティングです。巻き込んで、積み上げていきましょう!
求心的な空間の中心に火があって、食べ物があって人が輪になって、そのすぐ外には緑があって水があって動物がいて
これぞまさにツリーハウス制作時に思い描いた空間という空間が完成してひとり嬉しくなっていました。
人が集まるからこそ空間が生きられる。
人がいてそれをやわらかく包み込むような空間がつくれたらといつも思っています。
今日の一枚
高木正勝
Private/Pubric
ゆくゆくは高木氏とかを呼んで山の中であの映像と音楽を流して裏神戸コレクションのさらに裏の裏淡河まつりみたいなことできたら最高やなぁなんて妄想してしまいました。
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GOGO!OGO!
- 2009-05-27 (水)
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cott事務所は神戸三ノ宮から30分あまり、ひたすら山に向かって車を走らせた神戸市北区淡河町にあります。
「淡河町」と書いて「オウゴチョウ」と読みます。
テッポウユリなど独自の品種のユリを栽培し三重塔や城跡、瀧などたくさんの文化や自然の資源にめぐまれた場所で、豊かな田園風景が広がっています。
ですが現在、少子高齢化が進む一方。
詳しい淡河町の紹介は淡河町まちづくり研究会のサイトをご覧いただくとして、
素敵な仲間をあつめて淡河町まつり計画少しずつ動いています。
趣旨は淡河町をもりあげる…
(淡河GOGO)です。
まつりのメインタイトルはまだ考え中。
一緒に関わってくれる仲間もどしどし募集中。
ちょっとした買い物袋とかどうですか?道の駅淡河とか?笑
ちゃちゃっと作ってしまった割には意外と気に入ったのでアップしてみましたが。
大家族制度の崩壊、核家族の解体。携帯電話。コンビニ。情報技術の発達。
集団を規定するルールがなくなり、空間は個人へ向かう。その集団を規定するルールこそ自らの存在意義であるのにそれを捨てて自由になろうとする人が増えている。
それぞれは自ら情報を取捨選択し、本当に大切なものを見つめ伝統的ルールや規範に縛られず行動する自由を手にするが、また戻ってくる者もいる。
個の時代だが、農村地域の不便さ、仕事のなさ、たくさんの守るべき共同体のルール、それこそがいいと覚悟して人が人である理由を求めやってきた若者、戻ってきた若者たちで集まって強い力を発信できる場所こそが少子高齢化が進むいま、この農村地域でしょう。
祭の先には若者たちが集えるような磁場をつくりあげて
その先に農業以外の雇用なども創り出せたらとも思っています。
発信する農村地域を目指します。
農村地域に住む人のブリコラージュ(=ありあわせのもの、技術でつくること)によってつくられた小屋は美しいと感じる。
その小屋に手を下す勇気は学生時代には持ち得ませんでしたが、また農村地域に戻ってきたことで考えが変わってきていました。
もちろん受け継がれてきた習慣がある、ルールがある。
その場所にいるから守らなければならないものは必ずあるが、全てを頑なに守り続ける必要は無い。
農村地域もかたちを変えていかなければなりません。
そこに住まう人たちによって。
何にしても難しいまちづくりの論文をたくさん読んだ街のおえらいさんがきて「木を植えて建物たててはるわ」みたいな状況は嫌なので。
ということでTHE KEY IS…
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はじめよう
- 2009-05-22 (金)
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そら祭りやぜろ祭り代表のミュージシャン丸山茂樹さんにシンガーソングライターむぎ、アクセサリーをつくっているringoちゃんに淡河の同級生かなちゃん。
素敵な仲間がツリーハウスに集まりました。
淡河を盛り上げようとむぎの思いつきで突然開催された第1回まつりミーティング
お隣さんの尾上さんが持って来てくれたとれたてイチゴをおやつに丸山茂樹氏のアドバイスを聞きながらそれぞれの想いを語ったり。
自分の中では街と農村をつなぐことがテーマなのですが、まだまだ紆余曲折を経そうです。
個人的にはいまの価値観を持った若者が発信する地方文化の風を感じてもらいながら、いまの時代に本当に必要とされていることは何なのか、いまあなたが本当に必要としていることは何なのか、そんなことが直接伝えなくてもなんとなく体感してもらえるようなまつりにしたいと思っています。
東京、大阪に行かなくてもおもしろいことはあります
なければ仲間を集めて創り出してみよう。
身近な場所を愛すること
そしてそれ以上に身近な人を愛すること
まずはそこからはじめてみましょう
とりあえず11月1日(SUN)はあけておいてください。
スタッフや協賛大歓迎です!
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いなかっぺ文化発信計画
- 2009-05-05 (火)
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ちょっとした行事というか、祭みたいなもの。
昨日は集団営農で山田錦という品種の種まきをしてきました。 普段こんな自然に囲まれて仕事しています。
あらゆるものが生まれてから死ぬまでを理解することは大切である。
万物には光と闇があることを知識として理解ながらも光のみを見て消費することのみで生きられる街でなく、
万物には光と闇があることを経験的に理解して生活する田舎が私には合っている。
また、この価値観は精神的豊かさという観点からもっと共有されるべきものだと考える。学生時代の論文にも書いたが、結果的にはそれが自殺や殺人など事件や精神疾患患者の減少などにつながり、幸福な社会につながるものだと信じている。
この田舎で育った一人の若者として、街へも文化受信、発信できるような環境を整え、現代における新たな農村地域の在り方のモデルケースを思索中だ。
私の時代にはこの淡河小学生の全学年で150人程度だったのが現在は全学年で60人程度までに落ち込んでいるようだ。地域の過疎高齢化にも歯止めをかけたい。
デザインやアートのみでは解決には至らない。多くの人を巻き込んで多角的な観点からこの問題に取り組む必要がある。
地域内外から協力者募集中だ。空き家情報なども募集中。
話が少し飛んでいるところもあるが、そこらはご連絡いただければ直接説明させていただきたい。(もしも要望があればだが。)とりあえず、ツリーハウスアートプロジェクトは今年度末には行う予定だ。
現在工務店数社の見積もり待ち。来月には工事も始まる。それまでにこの話をもう少し詰めておきたい。
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祈りと談笑
- 2008-10-06 (月)
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昨日はツリーハウスの近所の神社で昔から伝統的に行われている祭で太鼓をかつぎににいってきました。力のある男たちは、基本的に全員参加です。

太鼓をたたく子供をのせた太鼓を先頭に、神輿や巫女さんたち、天狗などが列をつくって練り歩きます




段取りが悪くて実際に仕事する時間よりも待ち時間が多いのだけれども、それを誰も不思議に思わず、それがコミュニティの場として成立する田舎の祭が 好き。
そして神聖な儀式をしている横でビール片手にタバコをふかして談笑していて信仰心が強いのか弱いのかわからないけれども家には必ず仏壇がある、そん な太鼓担ぎの皆さんが好きです。
十年程前と比べると屋台の数や人などは減ってしまいましたが、この淡河八幡祭はいつまでも続いてほしいと思うのです。
それにしても、肩が悲鳴をあげています。
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I’m here saying nothing
- 2008-07-27 (日)
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今日は地元のお祭りに行ってきました。
超マイナー演歌歌手の歌声とそれを囲みながら浴衣で踊る近所のおばちゃんたちを見ながらビールを片手にカレーにたこやきにかき氷をただ食いただ飲 み。「ああ、あそこの息子さんか〜、おっきなったなぁ」と。だれともわからないおじさんおばちゃんとしゃべりながらなんとなく踊る婦人たちを見る。古き良 き日本の夏。まだここにある。
昔からこの祭りはかわらない。
かわらないもの、かわりゆくもの
目まぐるしくかわりゆく中でかわらないもの。大切に。
これからも一生大切にしたいと思う。
かわらないものばかりにも踊らされないように。
繰り返される潮の満ち干きの中の
風のように
波のように。
今日はcottの創作の原点を垣間見た。
I’m here saying nothing
いつもここにいます。
たまにどこかにいますが。笑

少し落ち着いたらこの祭りの運営側にまわりたい。
あ、あともうひとつ。
cottの新たな展開のための第一歩を今日踏み出しました。勢いで。ちゃんとつまってきたらまた報告しますのでどうぞよろしく。
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