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OGOGOGO! -地域活性への道- Archive

饒舌な脳味噌

11月1日の淡河そら祭りにご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

当日はあいにくの天気でしたが、多くの方にご来場頂き、好評の声もいただけ、やってよかったなと心から思えるものになりました。また企画が持ち上がったときはお知らせするのでお時間あればぜひ足を運んで頂けたら幸いです。今後ともOGOGOGO PROJECT実行委員会をどうぞよろしくお願いします。OGOGOGO PROJECT 実行委員会 代表 安福友祐

淡河そら祭り 走る茅葺き

淡河そら祭り 走る茅葺き

そして昨日やっと淡河そら祭りの事後作業等が一段落。

いろいろとなくしたものもありましたが、それ以上に得たものがありました。

捕獲者は目には見えないから、それをつかめないとも知りながら近づいてみたいので、できる限りの間接的な描写を記しておきたいと思う。

先頭に立っていろんな人と関わって何かものをつくることで自分の未熟すぎる点や気質がよくわかりました。いや、よくわかった気がしたという程度に言っておこう。当然のことながら失敗は失敗と認識して生かして、次に繋げる。やりきったことは、そう思えたことは、宝箱にしまっておく。

あと、せっかくつくったパンフレットなのでここに公開しておく。淡河そら祭り2009パンフレット<pdf/3.22MB>

心に焼き付いて離れないことたち。

満ちて来た月の薄明かりのもと、似た者同士な茅葺き職人と2人徹夜でステージ設営突貫工事の高揚感。

冷えきったカラダにきいたチャイ屋のあさやんのラムチャイと濃い顔の中に伺える慈悲の心。

頼もしくかわいい後輩たちが引き受けてくれた裏神戸コレクションで友達の両親がメイクアップし終わって対面した時の恥ずかしがり合う顔。

ドレスアップした格好で水の道をつくって相変わらず困った皆を助けてやろうと無心に水の溝をつくる父親。

他にもたくさん。

祭りだけで関わった人達は私のマイカーは軽トラやと思っていることでしょう。あれだけ体を酷使しても筋肉痛がやってこなかった(さすがに孤独にグラウンド整備、テント搬出、資材大量搬出をしたときは右腕が少し痛くくなったのと手の皮がぼろぼろになった)職人気質の私。

心身ともにぎりぎりの状態でしたが、前日当日と、いろんな背負っているものも全部含めて心から楽しかった。運営上の反省点、至らなかった点などは数え切れないほど多くあるが、ご来場頂いたお客様の声などを聞くとやってよかったという思いしか残らないから、これは本当に歓迎すべきことだ。なぜか祭りが終わってからしばらく紙に向かっては見るものの気の利いた言葉が全く見あたらなかったのは、たぶんそういうことだったのだろう。川と川が交差する淡河でいろんなものが混ざったのではと思う。(淡河の語源はアイヌ語で交わることをou-kotと言い、川と川が交わる場所を意味する。それがなまってオウゴとなったそうだ。)

淡河そら祭り ステージ制作中

淡河そら祭り ステージ製作中

ほとんど全てを終えた一昨日の昼下がり、しばらく離れていた活字を欲して何でもいいと手に取った本は三島由紀夫の仮面の告白。縁側に置かれたソファに寝転んで庭の木々をとおしてやさしく頬をなでてくれる心地よい木漏れ日に包まれてうとうとしながらしばらく心の平穏を楽しむ。

はっと眠ってしまったと焦って目を覚ますが、特に何かあるわけでもない休日だということを悟るまでに数十秒。常に緊張状態にあったのだろう。そういえばちょっとうとうとすると携帯電話の着信音が夢の中まで聞こえて来てはっと目を覚ましたら携帯など鳴っていなかったというもよくあった。これも今は別に面白くもないが素敵な笑い話だ。痩せた老けたやつれたと何度言われたことか。

いつの間にか縁側に座って寒い空気をおしのけてやってくる日の光を楽しんでいたおじいさんを横目にまた眠ることにする。 数年前から描きため続けていた夢は別に何個だと数えたわけじゃないけれどおもしろいぐらいに全部流れ星になってそらから綺麗に落ちていった。また夢を見られるときが来るのかどうかは定かではないが、とりあえず明日から身辺整理を始めるつもりだ。頭の中の山脈を平原に戻してまた夜空を仰いでみよう。それまでしばし脳味噌を黙らせておいて目の前のことをただ淡々とこなすことにしてみる。しかし口とは裏腹に無駄に饒舌な脳味噌は、ふわふわとしていて決してつかめないものと知りながらも、つかみたい欲求に刈られてまたこうやって夜空を仰いで星を打ち上げるのでしょう、きっと。困ったものだ。

あるく

夕暮れ

淡河町で生きる人たちのつくるリズム、息づかいなど少しは感じて頂けたでしょうか。あなたの生まれた町はどうでしょうか。今度はぜひお邪魔させていただけたらと思っています。

着々と

準備が進められています。

竹トランポリン

竹トランポリン

そのプロセスで新しい遊びを発見。そこらじゅうにあるもので新しい遊びを開発して遊んでいた子供の頃にかえった気分。

竹トランポリン。先に落ちた方が負け〜。

まつりをつくるプロセスでいろんなものを発見できるのがおもしろい。

ざくろ

隣のおっちゃんにもらった差し入れの作物ほど、うまいものはない。

業を受け継ぐ

本日の神戸新聞朝刊にOGOGOGO PROJECTの記事が掲載されました。
神戸新聞をとっておられる方はぜひご覧下さい。
著作権法の関係で新聞記事はここに掲載できませんが、どうしても見たい方は、こっそり掲載記事をお見せできますので、ご連絡下さい。

ついでに前回の藁集めの模様を掲載しておきます。
このモチ米の藁は茅葺きのステージや茅葺きティピの休憩所に使われます。
田んぼに集めた藁が立っていく姿はなかなか美しいものです。こうして田んぼに置いておくことで風が通り、雨が降っても藁が蒸れずに乾いてくれるというわけです。先代より受け継がれる業です。
OGOGOGO 藁集め
愛車といえば軽トラ
いも掘り
受け継がれる技術
ハイジの休憩
ついでに芋掘りもしました。
こうやって暮らしの先輩方に若者が主体的に働きかけやすい環境をつくって、古来からの業が受け継がれるための機会を増やしていきたいものです。

もう少し藁が余っています。一緒に集めにいきませんか?

CHILL OUTな田舎

淡河かやぶき屋根保存会くさかんむりの相良育弥さんとティピの様子を見ながらちょっと照明を入れてみてもおもしろいかもなぁと話していたところ、ささっと入れておられました。さすがです。

田舎の人は生活に関することはだいたいなんだってささっとやってしまえるから、ちょっと頭をひねってアイデアを出してやるといつの間にかかなり面白いものになったりしそうです。農村にデザインがどう組み込まれていくかは今後も試行錯誤です。楽しみ。神戸ビエンナーレならぬ裏神戸ビエンナーレ、デザイン都市・神戸推進会議ならぬ、デザイン都市・裏神戸推進会議発足か!?笑

茅葺きティピ

この光のもとで輪になって語り場みたいなものに使ったりしてみたいですね。良い子が眠る頃にはこの上なくチルアウトなスペースに仕上がっております。

うちでも一個つくってみようかしら。夜に家の外を見ればすぐそこでCHILL OUTな感じ。

そこらにあるものででき、簡素なのにしっかりとした空間ができているのがいい。がっちりと縄が結ばれていれば柱に寄りかかってもびくともしません。

茅葺きティピを仰ぐ

今日は少し視野を広げて未来の神戸市北区の農村地域の展望について意見交換。

そのあと近所でゆがふ舎主催、沖縄県立芸術大学の先生をしておられる染色家平井真人さんも交えてつくることと生きること、農村の風景について、現代社会に対する考察、今後の野望などについて話をしていました。

どんどんいろんな話が進んでいます。明日は淡河そら祭りの打ち合わせ。

風景を創る

日本初のとま葺き(簡易茅葺き)かつ螺旋葺き、のティピによる休憩所が完成!

ロープワークは秀逸。さすが茅葺き職人さんです。

見たい方はお問い合わせいただくか、11月1日の淡河そら祭りにお越しくださいね〜

近くを通る車は必ず減速していきます。異質だけれど秋の田から生えて来たような、調和したこの感じ。この延長に風景をつくるということの原点のようなものを感じます。

求心性と原初性、素材感、においなどをぜひ体感していただきたいと思います。

黄金色の絨毯と屋根

手帳を新調しました。

最近目の前のことに追われて、大事なことを忘れがちになってきてしまっている。
もうちょっと俯瞰して見渡せられるひとつのきっかけとしたい。

茅葺きティピ

ティピ+螺旋葺きによる休憩スペース試作品。

茅葺きティピ 試作品

結びががっちりとされているので想像以上に柱が丈夫でした。他にも数パリエーションやってみてもいいのかもしれません。

このなかにそこらの山で切ってきたいろんな長さの木の切り株をすこし散らしつつたくさんおいて、あとは適当に動かしてもらって自由に椅子にしたりテーブルにしたり、ステージを見ろとも言わず、いろんなところで雑談が始まったりと、多中心で自由に動いてもらえるようなゆるい空間にしてもおもしろいなぁ、と。

ブースも4ブースぐらいのセットを離散配置して、各ブースのカラフルなテントにちょくちょく茅葺きのティピの頭が見えて…と、

数件あつまる家の集合があって、またはなれて家の集合があって、それらは普通の建て売りの家だったり、茅葺きの文化財だったり、コンビニだったり、城跡だったりする、そこに人がそれぞれ自由に動いている。まさに淡河の縮図のようにすれば光景としてもコンセプトとしてもかなりおもしろいなぁと茅葺き職人の相良さんと話していました。

cottとしてはもう少し淡河そら祭りにデザインを入れてやろうともくろみ中。

とりあえず今はややこしい書類たちにかかりっきりですが。

なんだか本気で想うと実現していくよなというような根拠のない自信に共感するふたりでした。

(もちろんそこに多くの人の助けがあってこそですが)

ということは、まつりのあとはストローベール+茅葺きのカフェが「くさかんむり + cott」でできますね!笑

民主党の圧勝でまさかの当選落選ありましたが、その政策を待ってそれに対して不平不満を言うだけで地域がよくなるはずはありません。

それぞれが住む場所とそのまわりのことを考えて何か一歩踏み出してみること。

生活環境を考えるとき、家の中のインテリアだけで完結してしまいがちでまちづくりを担おうとするための敷居が高くなっている都市部とは違って、インテリアの外で営まれる関係性に目を向けてみるとで顔の見えるまわりの人達がみんなで村のことを考えて何かをされているのですが、おかげで多くの人が町づくりに参加しやすい環境にあります。しかしそこに同級生がいると参加しやすいですが、いないとどうも先輩方が畏れ多くて入りにくい。そこで若者世代が中心となって村を考える環境をつくり、弱くなってきた縦のつながりも元に戻してどんどん世代が入れ替わっていく循環を整備しなおすべきでないかと思っています。若者中心となって、しかし先輩方への敬意もしっかりと持ちながらひとりひとりが地域のことを考えていくための装置としての淡河そら祭りにしたいと思っています。

淡河そら祭り 茅葺きの受付小屋

先日写真は載せないという話をしていましたが、載せたくなったので載せておきます☆

音の跳ね返りなども全然違うのでぜひぜひ体感してほしいと思います。

茅葺きのステージ模型

茅葺きワークショップ

淡河そら祭りの受付小屋のプロトタイプができました!

完成品はあえて写真載せないので体感しにいらしてください。

次は茅葺きのステージです。

あと、竹のはし、コップ、皿です。

茅葺き小屋の骨組み

みんなでとま編み

そうめん流したあとは

そうめん流し

縄文部屋にて模型を囲んで建築や農村の未来について語る。

縄文会議

満天の星

夜明けの空

今朝帰宅したときのそらはなんともいえず、星が太陽に入れ替わるまでしばらくぼーと見ていました。

今日はまつりの打ち合わせです!

JUMP TO THE SKY

村のいろんな場所で何度も何度も飛んで

農村舞台にてjump

田んぼに囲まれてhump

やっと昔ながらの棚田の風景が広がる場所でタイミングが合いました。

失敗したっていいので、何度だって飛んでやりましょう。

でなければ何も始まりません。

少しずつ、カタチが見えてきています。

明日朝6時から木曜夕方まで大阪出張ですので、ご用の方は携帯電話の方にご連絡下さい。

農村地域の若者の日常

一昨日、消防団の同期の子に誘われてボーリング、には打ち合わせの準備で行きませんでしたが、神戸市北区淡河町唯一のセブンイレブンに行ってきました。

セブンイレブンに行ったことをブログに書く人なんていないでしょうが、農村地域のセブンイレブンはひと味違います。昼間はパートのおばちゃんたちとのおしゃべりを楽しみ、夜は若者のアルバイトの子とのおしゃべりが楽しめる、一種のコミュニティースペースとなります。

建物のかたちでない、建物の形式でない、それ以上のものを感じます。

国道428号線と県道38号線が交錯し、道の駅とセブンイレブンがあるこの場所は淡河の大都会で淡河の集合場所としてよく利用されます。
よく夜にコンビニで若者がたむろしている光景は好ましく思えなかったりしますが、ここでは、だれだれの妹、だとかお兄ちゃんだとかが分かったりするため、どこからか来ている素性の知れない侵入者という感覚にならず、できるだけ関わらないようにこそこそとコンビニに入ってさっと用事を済ませて帰らなければといった感覚にあまりならなかったりします。

それはこの地で育ち、この地に根付いて生活している者でつくる村だからこそです。

11月1日は淡河そら祭りをすることで素敵な淡河町だと再度意識してもらい、その地に根を張って生活する人を減らさず、これからも安心で信頼関係に満ちた農村生活を営んでいきたいものです。

まちで生活を営む方にもそのコミュニティに参加して頂けるような開けた場としてありたいと思います。農村で営まれる関係性に目を向け、豊かさなどについて思いを馳せてもらいたいです。村が循環し続けて行くためには外からの刺激も必要です。

淡河の風景

石峯寺

話はそれましたが、そこで若者たちが集合していたので淡河そら祭りのチラシをそこらに集まっていた20名程度全員に5〜20枚ずつ程度配ってきました。まちとは違ってどこの人かだいたいわかっているので、全員受け取ってくれてまいておいてくれます。(ゴミ箱行きは無いと信じたいです。笑)

お母さんに配っておばちゃんネットワークにまいといてだとか、同級生や兄弟、そのの同級生に配っといてだとかが通用します。

ひとりひとりがホームページで検索して情報を知るというより、ある人に伝えた情報(ただし、村の人や村に関する情報)が家族に伝わり、家族の同級生たちに伝わり、近所に伝わり、それがどんどん村中に広まっていく、というように、ここではまちとは全く違った情報の伝わり方をするため、村の情報を伝える時は、ホームページなどはあまり用を為しません。(少しずつ変わってきてはいますが。)

所謂まちの商業戦略の手法も、ほとんど役に立たないかもしれません。

そういったことも含めてやはりこの地は顔の見える人間同士が空間を共にして生活をしているといったことが実感できる素敵な地域だと改めて思いました。

先日も書きましたが、ただ自然に癒されるからいいのではなく、伝統的なものが数多く残る地域だからいいのでもなく、オーガニックな食事が食べられるからでもない(うちの祖母はカップ麺が大好きです)。そこに人間も含めた関係性が私にとっては愛すべきものなのです。

淡河八幡神社

昨日は姫路の家の打ち合わせして、八幡神社の神主さんと村についてお話をして、写真を撮りに淡河町を車でまわって、友達の家にに行って、村の地区長さんとお話をして、帰宅すると弟の同級生が集まってBBQが始まっていました。なんだか一気に動き出した、ひたすら淡河な1日でした。縁側で久しぶりにえせ美容師をしました。40人ほどに会って話をしたかな〜。

11月1日の淡河そら祭りでは漫才師の弟も出演してくれそうですので、村のおばさま方、お楽しみに!地元出演枠、出店枠、地元以外の出演枠、出店枠、まだまだあります。

田舎の家でBBQ

それにしても、淡河で仕事を始めてから、お盆はやけに人に会う気がします。

じじくさいかもしれませんが、帰ってくるのを待つ側もいいもんです。

農村移住論

スローライフだ、ロハスだといって農村の古民家を改装して移住し、雑貨屋なり、カフェなりをするといったことをよく耳にするようになってきた。それはとても喜ばしいことで、淡河町でもゆくゆくはそういったことができてもいいなとも思っているが、移住したいと思った人誰もが移住してくるべきだとは思わない。

例えばまちとは異なったコミュニケーションの感覚が求められる。顔の見える小さな共同体に住むからには主体的にそこにいる人とのコミュニケーションを図ったり、自治会などに参加していく姿勢が求められる。(というより、人がいないので自治会などはほぼ全世帯参加となるが。)隣人とは適当にやっていればいいやという感覚でいると、下手をすれば都会暮らしよりも肩身の狭い思いをしかねない。

農村は別荘地でない。

だがまちに訴えかける方法として、自然を感じるだ、おばあちゃんの田舎だ、スローライフ、エコ、だというようなアプローチでしか行われていないのが実情だ。そうしなければ人が来ないからだ。

良い面だけをまるで消費者に向けて購買意欲を喚起するような訴え方をしたところで長期的な目から見れば、本当の意味でその場所に根ざした魅力的な村づくりができるかは怪しい。都市は情報が錯綜する時代を生きる者たちの個人主義的な観念に基づいてつくられているが、同様の考え方で村にやってきて、自分の都合をおしつけるばかりでは「根ざす」というところにはなかなか行き着かないだろう。

農村に来たからといって自分の都合のいいやり方で、そこに住まう人達との空間を共にすることをろくに楽しまず、都合のいい所だけを切り取って発信するなど愚の骨頂である。そんなことでは当然ながら誰も関わろうとしてくれない。

淡河かやぶき屋根保存会くさかんむりの茅葺き職人相良育弥氏も自身のブログで以下のように言う。

僕たち世代が今、先人たちの知恵や業を学ぼうとする時、こちらの都合で働きかけて、欲しいところだけを抽出しようとしている光景をよく見かけます。でもほんとうは、じぃちゃんばぁちゃんの日常に飛び込んで、先人たちの生きて来た文脈に自分のカラダをそわせることによってしか、学べないものなのではないかと思う。知恵や業ってその土地に生きてきた人たちによって磨かれ、受け継がれてきたものだから、自分も同じ環境に生きてはじめて「継承」は行われるものなのではないかな、

農村地域に移住するためには村の一員としてその場所や歴史、人を愛し、共同体意識だとか先人に対する敬意だとか今あるものを共有して守って行く意識を持って移住していただければと思う。難しい条件を言うようだが、要はその場所を(そこで受け継がれてきた文脈も含めて)愛すること。それだけできればあとは+αで陶芸をしようが、染色をしようが、デザイン事務所を開こうが、真に豊かな田舎生活を送れるはずだ。むしろ既にある歴史に自分で少しずつ上書き保存していこうと働きかけるのは大歓迎だ。

そういったことを考えながら農村へ移住することを考えてもらえたらと思う。農村でそこの文脈に体を添わせて暮らすようになれば都市生活では見えなかった大切な何かがきっと見つけられるはずだ。

私も、そんな意思を持って、田舎の日常に身を委ねて「あの人に言えばたいがいのことを実現させてくれる、気さくな田舎のちょっとおもしろいおっさん」になるべく修行中です。

なお、都市と農村を対極的に論じてみたが、いろんな豊かなまちがあることもふまえた上で言葉面で例えばの都市像をつくって論じているだけなので、都市に対して極度に嫌悪感を抱いているわけではないことを追記しておきます。ただ、私にとってはこの生まれ育った農村にある人や自然の関係が心地いいというだけの話。誰にとっても生まれ育った地というのはきっとそうなのかなと思います。自分の生まれ育った地に今一度思いを馳せてみては?

今日はそんなことを思いながら、おじいさんおばあさんと昼ご飯を食べていたのでした。

とりあえず、まずは遊びにでもいらしてくださいね!11月1日は農村から発信するお祭り「淡河そら祭り」です!そんな大切な何かの片鱗を見せられたらと思います。PERSONA

そういえばお客さんに見せるための写真集サンプルが届きました。この前韓国へ行ったときの写真でちゃちゃっと試作してみたのです。今回の本は、タイトルからも憶測できるように、少しダークめな写真集になっています。また事務所に立ち寄る機会でもあれば、ぜひお気軽にご覧下さい。他にも自主制作の写真集、3冊ありますよ〜!本当は5冊あったのですが、2冊はプレゼントしてしまいました。

やっぱりこうやって立体化して手に取れるようになると、いいですね〜

淡河そら祭り

淡河そら祭り フライヤー

淡河そら祭り フライヤー

淡河そら祭り-OGOGOGO- ( おうごそらまつり – おうごごーごー – )

日時 : 2009年11月1日(日) 12:00〜18:00
場所 : 淡河町公園 (神戸市北区淡河町東畑51-2)
入場料: 無料

INTRODUCTION

神戸市街地から車で北へ約30分,緑豊かな山里が広がるまち淡河。
いまもなお,数多くの文化財や伝統行事が残されています。
そんな淡河で新しいお祭りが生まれます。
ライブあり。DJあり。アート,デザインあり,茅葺きあり,ダンスあり。
歌うもよし。踊るもよし。喋るもよし。食べるもよし。
感じてみませんか?つちの感触。みずのおと。みどりのにおい。空気のあじ。そらのいろ。
お腹いっぱい淡河のおいしい空気をすいこんで,思いっきり息を吐く。
何もないはずなんだけど,なんだか大切な何かがそこにあるような気がする。
古いと新しい。人と自然。川と川。まちと農村。人と人。
いろんなものが混じりあって,新たなものが生まれる瞬間。
さぁて,イマドキの田舎を感じに,淡河そら祭りへ。

淡河そら祭りとは?

淡河在住茅葺職人による萱葺きワークショップ,子供も楽しめる自然素材で作るアクセサリー作りやart書道家による書道教室など,たくさんの体験をして,とれたて野菜の料理を片手に,地元アーティストの奏でる音楽やアートに酔いしれながら,自然の息吹を感じる。たくさんの魅力をかき集めて老若男女で楽しむ淡河発信のお祭です。

OGOGOGO PROJECTとは?

都市化が進むのと共に少子高齢化が全国各地で問題になって久しい。この淡河町もその例外ではなく,地域を担う若者たちは年々少なくなっていく一方です。
2009年春,そんな問題に対して地域の未来のために何かできることはないかと淡河在住の若者たちを中心として,OGOGOGO PROJECTを立ち上げました。大切なこの場所の魅力を伝え,古来から当たり前に受け継がれてきた循環を正常化し,また次の世代に繋げていく。淡河そら祭りをきっかけとし,地域が今後も代謝し続けていくためのモデルづくりを目指しています。

■ 募集事項
協賛企業、スタッフ、出店者、募集中。ただし、出店者については定員を上回る場合抽選となる場合もござますのでご了承下さい。その他詳細等についてもお気軽にお問い合わせ下さい。

■ 主催
OGOGOGO PROJECT 実行委員会

■ プロデューサー
丸山茂樹

■ そら祭りホームページ
http://soramatsuri.com/

■ お問い合わせ先
OGOGOGO PROJECT事務局
〒651-1604 兵庫県神戸市北区淡河町勝雄605
TEL (078)-220-7211
FAX 020-4665-8400
MAIL ogogogo@live.jp
(↑うちの事務所がOGOGOGO PROJECTの事務所を兼ねることになりました。)
地図が見にくい場合は以下リンクをクリックして,ご覧下さい。圧縮してあるため若干画像が見にくくなっていますがご了承下さい。
淡河そら祭りチラシ(pdf/808KB)

まじわる

きのうミュージシャンのむぎと神戸大学大学院農学研究科地域連携センターでまつりの話を聞いてもらいにいってきました。中身はいずれまたお伝えしますが、いろんな研究や論理に基づいたアイデアがざっくざくと。どうやらやろうとしていることの実現は近いようです。その帰り茅葺き職人相良氏にたまたま会って話をしてました。

相良氏の蔵書で発見したのが淡河の由来。尾をお互いにくっつけ合う/交尾するという意味の言葉をアイヌ語でo-u-kotといい、それがオウゴとなったそうです。淡河川と僧尾川が交わる地点ということでしょう。交わるってまた素敵な由来。先進的なものと歴史的なものが交わり、人と人が交わり、人と自然が交わり、まちと農村が交わり、感性と感性が交わる。少し想像するだけでぐるぐると渦巻く気の流れが見えます。地形も歴史も人も、まだまだ探るとおもしろいものがありそうです。次は淡河温泉や農村舞台、戦国時代の話についての文献にでもあたってみようか。

淡河の仲間たち

さぁさぁ、役者はそろいました。なんたってまつりやろって言ったらこんだけ力強い若者がすぐ集まったんですもの。まだまだ魅力的な人はたくさんいますよ!

裏神戸から神戸と言わず、日本のエポックメイキング狙いますよ〜

明日は丸山茂樹氏とむぎとツリーハウスで打ち合わせです。お客さんも遊びにきてくれます。

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