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Treehouse Blog of cott

手と道具

昨年末にプリンターの記事を書いたが、それに関する続きの話。まだ使えるにも関わらず、「メーカーが対応してくれなくなったから、新しいものを買う」という経験は今どきのビジネスマンの多くが経験していることだと思うが、ものそのものの劣化よりも、社会的環境の変化を理由に捨てられるものはとても多い。たとえば携帯電話は5年もすれば誰もが買い替えるし、OSのサポートが終わったから「使えるのに使えない」大量のコンピュータの処分に困ったのも記憶に新しい。もっと言うならビルや家だってそうだが、その話も含むと長くなるので置いておいて、電子機器についてはもはや使い捨てだと言ってしまってもいいのかもしれない。

身の回りの道具類は変化し、自身でメンテナンスがしにくい道具ばかりになってきた。メンテナンス方法も含めて受け継がれていくクワや鎌などの原始的な道具は刃がちびてしまって使えなくなるまで、いいものであれば100年ぐらいは残っている。一方で、最新の電子機器等は仕組みがわかりにくく、メンテナンスは業者任せ。調子が悪くなって、実はほんのちょっとのことで直ることだったとしても、より性能の良い新しいものを買う方が安く済んだりするからすぐに捨てられる。道具はメンテナンスしながら使えば使うほど手になじんできたりするが、「手になじむ」という感覚を掴む前に手放すことを繰り返す。

古い道具を使おうということが言いたいのではない。新しい道具も古い道具と同じように使いやすい仕組みづくりを考えてみてはどうか思う。
例えば修理するより新しく買うほうが安いというよく分からない状況を変えられるよう、修理も部品をユニットごとに分けて、どこのパーツがいかれたかの判定および、それらの入手、着脱は素人でも安価にできるようにする。それでも難しいなら、業界全体で新品の値段を上げ、販売台数を減らす。もちろんリサイクルについても引き続き努力をし、リサイクルに出したものが、実際どのぐらいちゃんとリサイクルしてもらえているのか、もっと分かりやすく知れるようにするなど、気持ちよく環境負荷低減に関われるようにする。(同時に企業の体制を大きく変えないと採算が合わなくなったり、技術開発で他に遅れを取ったりするなど、現実に大きな障壁が予想されるがとりあえずの理想論だ。)

機能ばかりが増えすぎて、All In Oneで、そのせいで本来の機能が使いにくかったり、どこかごく一部分の不良のせいで全部が使えなかったりする道具にはもううんざりだ。その機能は、道具本来の目的を達成するために本当に必要なのか。ものの開発と同時に、それを取り巻く環境のデザインも大切という話。デザインする人たちは、こぞって仕組みづくりを考えはじめている。

味噌づくり
先日みんなでニッポンの食卓には欠かせない調味料、味噌を仕込んだ。
味噌だって、どうやって出来るのかを知っていると、
一杯の味噌汁からストーリーを感じられるようになり、
暮らしがほんの少し、豊かになる気はしませんか。
暮らしは道具でなく、手がつくります。

センスだけで食っていけるのか!?

センスだけで食っていけるのか!?
センスだけで食っていけるのか!?

知的財産系のセミナーにちょろっと出ます。

年末年始の営業

2014年の年末はカレンダー通り31日まで営業します。年始は1/1〜1/4までお休みをいただきます。

Business Hours During the New Year’s Season
Please note that we will be closed from January 1st through January 4th. We will re-open on January 5th in 2015. We are closed on Saturdays, Sundays and national holidays.

Used Printer

事務所のプリンタ
「ジャンクのプリンタいりませんか?いりませんよね。」という記事です。興味ない方は読み飛ばして下さい。
実は古いプリンタが調整をかけなければ使えなくなり、処分を検討中。というか、処分します。(自宅用に置いておくという考えもあるけれど、いかにも業務用なもっさい形の塊は生活空間に置きたくない。)ただ、リサイクルしてもらうにもお金がかかるので、もしよろしければ直接引き取り限定で差し上げます。(75kgぐらいあってひとりでは運べないので、近所であれば軽トラを出します)
cott設立初期から使っていた思い出深いもので、発売して10年近く経つ今はもはや2段も型落ちになってる機種、OKIのMICROLINE Pro 9800PS-E。A3ノビやA3ノビ長尺印刷が便利なPostScript 3に対応したプリンタです。定価は税込み59万円、実売価格は4、50万と弱小デザイン事務所にもやさしいお値段の機種。メモリは1GBにアップ。両面印刷ユニット付き。トレイは1段。複合機ではないのでコピーやFAXには使えません。
現状としては手差しトレイのヒンジが物理的にポキッと破損し、給紙ができない状態。(写真は破損部分のみ取り外した状態。)印刷するにはそのパーツの取り付けが必要で、費用は税込み4万弱だそうです。電気的には問題なし。
ただし、1週間ぐらい前、バリバリ駆動させていた頃は若干黒が薄いのが気になっていましたので、色がきちっと合った出力結果を得るためのその他調整も含めて考えると10万ぐらいは見ておいた方が良いかもしれません…。が、この機種の部品の保有期限は終わっていて、保守対応してくれる期間もそう長くはないかもしれません。地球環境のためにヒトハダ脱ぎたいという方、デザインのプロの気分を格安で味わいたいという方、おられましたら。一応フォローもしておくと、商業印刷ではオフセット印刷がまだまだ主流である今、この機種でもまだまだ十分通用すると思います。そのうち印刷界に大きな革命があるその時まで…。

Depth

車窓からの富士山
久しぶりに東の都へ足を運んだ。文字にすると非常に抽象的で分かりにくい話だが、なんとなく思ったことがあったので、久しぶりにヒトリゴト的な文をつらつらと。
「価値」とは人が認識するものだから、そこに人がいる限り、どこにでもあるものだが、都市ではあらゆるものの価値が見立てられてしまっているように感じる。もちろんそれは悪いことではなく、生活者としてとても楽だ。だが、価値を見立てることを業とする者にとってはあまり面白くない。極端に言えば道ばたに生えたたんぽぽが美しいといったことすら価値が見立てられているようにすら感じる。常にそんな見えない誰かの声に囲まれ、全部受け止めていたら頭の処理が追いつかなくなって来る。
価値が見立てられすぎているところでわざわざ価値を見立てる必要はないから、価値が見立てられていないところの価値を見立てようということが言いたいのではない。価値が見立てられていないところに拠を有する者として思うのは、望んでいないものの価値を見立てて回る必要はないのではないかということ。きっと胸の内にそっとしまっておくほうがいいものもあるということと近い感覚だと思う。わざわざ言わないけれど、美しい。「間」や、「しつらえ」、「気品」などという言葉で表現される事物は無為に語らないものである。日本人らしく、そういう奥行きのある感覚に身を任せておくのが心地いいのだ。その先に、ここでの暮らしの中の多くの物語が一番輝ける場所があるような気がするのだ。暮らしの物語のポテンシャルとでも言う方がわかりやすいだろうか。なんでもかんでも説明してくれる、美術展の音声ガイドみたいなものでなく、説明しすぎないけど(もちろん要求されたら語れる)、肩肘張らない暮らしに心地よくなじんでいくものを考えて行きたい。これからも謙虚に、アニマに最大限の敬意を込めて、必要に応じて価値を見立てながら暮らしていこうと改めて。暮らしにもデザインにも奥行きを。
ねこじゃらし
事務所に入ってきたアオジ
パンダのキャラの横断幕
淡河小学校の横断幕
小中学校にパンダ一家の横断幕を納品してきました。

Updating

11月滑り込みの更新は華の都Tokyoからとなりました。外の雨音すら聞こえないホテルのロビーの誰も見ていないのに電球が照らされたクリスマスツリーの横で、日直やメンテナンスのスタッフたちの雑談に耳を傾けながらの更新です。

いつの間にか12月。山もいい感じに燃えてきて、天気のいい昼下がりの休日、山を背景にお天道様の下で飲むビールが乙な季節です。
秋はどうも土地から離れ辛い季節ですが、
なんとか農作物の刈り取りも終わり、(写真はソバ)
ようやく休日にゆったり過ごせるようになってきました。
そんなわけで昨日は大阪、続いて東京と、業界のプロフェッショナルの仕事を見て聞いて回っています。ローカルな立場とはいえ、そういうものを最低限知り続けておくことは大事。次はNYかParisか、Barcelona。はたまたMexicoか、Turkeyか。いや、むしろTibetか。
夕焼けと農作業
BODY WORK 9

Happy Halloween in ogo

Happy Halloween from ogo
子どもたちもお母さんも、お菓子をもらいにまちを練り歩く準備中。淡河小学校前の野の花Cafeにて。

Here & There

「ブラウン管の向こう側」という歌詞があるが、タッチデバイスで新聞を読むときの心理的な障壁は紙の新聞を読むときのそれとそれほど差がなくなり、近頃はブラウン管のこちら側に近づきつつあるなぁと、事務所の入り口に鎮座されている古いiMacを見ながらしんみり。このiMacのボリューム感からは、まだ「画面の向こう側」という印象を受ける。
事務所のiMac DV

というのは、新しい機材がやってくるのでこのiMacをどうするかを思案しているのだ。古すぎてパソコンとして使うには流石にしんどい。かといって置物として置いておく、リッチな空間使いができるほどの場所持ちでもない。検索してみると、水槽にしたり、植物の温室にしたりする人もいた。楽しくアレンジするか、処分するか、収納するか、それとも、引っ越すか!?

裏事情

補正前
補正後
余談ですが、こういったこともできます。
上下の画像を見比べてみて下さい。
これがわれわれの職能です、というわけではありませんが、
われわれの職の人の多くが持っている技術のひとつです。
あったはずのものを消す。隣の家のおばちゃんを絶世の美女にするなどもできます。
ある意味画像より信用出来ないものはありませんね。
制作の裏事情でした。

別の意味での裏事情もあります。
cottはばっちり土日が休業なのは農作業のため、です。
これから刈るのは山田錦という酒米ですが、
食用のキヌヒカリの新米もたくさんありますのでよろしければお声掛け下さい!
(法人で運営しているので大ロットも可能です。)
味がわからないと、、、というのであれば淡河米-1GPへ!
では、週末一日目。稲を刈って参ります。
行きたいイベントを我慢しつつ、
都心のクリエーターがジムに通うのと同じ感覚で…。
稲刈り
稲刈りの風景

秋のイベント2

名刺交換等させていただく際に「神戸市北区」と言うと多くの方は「鈴蘭台?」などと言われます。多くの方は鈴蘭台は田舎と思われていますが、鈴蘭台も我々の目から見れば大都会。田んぼが見当たりません。鈴蘭台はベッドタウンとして1960年代頃から大規模な宅地開発が行われ、北区の人口の約6割が暮らしています。

そんな大都会にも茅葺きが残っています。(暮らしが営まれている茅葺きでなく、文化財として保存されているものですが。)ということで今回はそんな茅葺きにフォーカスしたビジュアルで、イベントのお知らせです。
茅葺き屋根とふれあう月間2014
茅葺き屋根とふれあう月間2014

Autumn2014

柿に栗に米に祭りに古民家再生に古民家探検に。
稲刈り
栗
PILOTインクの箱がかわいい
淡河の古民家再生
淡河八幡宮秋期例大祭
播州三木大宮八幡宮秋祭り
歳田神社秋期例大祭
田舎の秋は食べること、祝うこと、住まうこと。
暮らしに関わることばかりで彩り豊か。Nippon-no-Autumn
(だれか、大量の柿とぎんなん、もらってください。)

熱を持って

今日はのれんや看板など、ショップツール一式を作らせていただいた、「つけそばと深夜食堂 房’s(ボーズ)」さんがプレオープン。
房's外観
看板工事
ショップオープン前はもちろんながら
目標のオープン日に向かって店主の方も、デザイン担当も、工事担当もえっさほいさ、
少しずつそれぞれの担当のものがかたちになってきて、お店が出来上がっていきます。
独立開業という場合、オーナーにはもちろん熱が入りますし、
その熱に我々もひっぱられながら仕事を進めます。
例えるのなら、学生時代の文化祭の前日のような、
デザイン演習課題提出前日のような熱気。

オープニングに携わるお仕事は、そんな熱気が味わえる楽しさがあります。
Thank you, your support is my reason for designing.

肝心のラーメンは、コシのある太めのちぢれ麺が濃厚だしのスープに絡み付いて、近隣では食べられない味。
山陽自動車道の三木小野ICすぐ、遅くまで営業されていますので、近くを通られる際はぜひ一度ご賞味を。ど深夜にひとりでも通えそうなので太陽とともに暮らしたいけどどうしても夜にずれ込む、そんな田舎のデザイン事務所にはおすすめです。(席数が少ないため、お時間に余裕の無い方はご予約されるとベター。正式な営業は10/2のAM11時からです。)
房'sのつけめん
房'sショップカード
(3/29追記:営業時間が22時までに変更となったようです。)

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