Treehouse Blog of cott
そういうもん
- 2013-10-21 (月)
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
ぐっ、と。
- 2013-10-17 (木)
- Tweets -はてしないたわごと-
sanseido gallery
- 2013-10-15 (火)
- Event News -イベントのお知らせ-
神戸デザイン仲間のハットグラフィコデザインさんが新たにギャラリーをオープン。
ということで駆け込みで行ってきました。
今回のオープン第一回目の企画展は本日10/15が最終日ですが、
10/17からまた新たな展覧会ということで彦坂敏昭さんの個展だそうです。
大丸神戸店のすぐ北です。皆様もよければぜひ立ち寄ってみて下さい。
展示をご希望の方はもちろん、
その他この場所を活用した企画もどしどしお寄せ下さいとのことです。
〒650-0021 神戸市中央区三宮町3-1-16 三星ビル3F南室
http://sanseido-gallery.com/
はっ、と。
- 2013-10-04 (金)
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
潤滑油
- 2013-10-01 (火)
- Tweets -はてしないたわごと-
第二回目のまちづくりワークショップからはや半年以上。
最近は町内でもようやくみんなの思いが重なっていきつつあるなという印象がある。
この記事にいきなり辿り着いた方にはわからないと思うので簡単に説明しておくと、今後のまちについて考えるためのワークショップを第一回、二回と実施した。こういう農村地域で、オーソドックスなワークショップをすると、挙がるのは大抵が問題点。第一回ではそれがたくさん挙がったので、第二回目ではその問題点を参考に「べっちょない(問題ない)」と問題点を利点に変える発想を養いつつ、今後につながるアイデアを出し合った。
たくさんの「べっちょない」が挙がったのだが、今日はその番外編という事で個人的な「べっちょない」のエピソードを。
半分おふざけでくだらない内容なのであまり誰にも話していないが、案外本質に近いのかもしれないなと。
(繰り返しますが、くだらないかもです。半年前に自分でもボツ記事にしたぐらいなので…)
一年半ぐらい前。
まだ梅が咲き始めたぐらいの時期。
たまたま近所に居て少し時間があるからと
友人が尋ねて来た。
近隣を散歩しながら案内しつつ、事務所に戻って談笑していると、
「さっき綺麗なお姉さんと歩いとったやろ」と、いつも尋ねてくるおじさんがやってきた。
その友人との関係を説明し、少し話しこんでいるうちに、また別のおじさんがやってきた。
さらに引き続き話しているとさらに別のおじさんも。
気付けばいつの間にやら平均年齢30弱の会は一気に倍ほどにまではね上がってしまった。
お茶を出してそうこうしていると、その子の母が迎えに来て、
おじさんたちは「おお、綺麗なお姉さんがやって来た」と群がる。
どこまでもお姉さんに貪欲だ。その肉食ぶりは昨今の若者にぜひ見習って欲しい。
その日はいまでも時々思い出す素敵な思い出だ。
また、別の日に平均年齢60後半ぐらいの花見に参加してきた。
「いま事務所か?いまそこで花見しとんやけどこおへんか?」
「いや、いま友達が来てるんで。」
「その友達も連れてこんかいな。はよこなあんたの分なくなってまうで〜」
というわけでお誘いを受け、参加させていただいた。
話題は孫の話。
「そういえばお孫さんたまにバス停で見るんやけど学校いっきょるんですか」
Aさん「せやねん。」
「何の学校に?」
Aさん「いや、何の学校行きよるかわからへん。」
「なんでですか?」
「聞いてもわからへんしあんまり聞きよったら怒られるから聞かへんねや。いや、ほんま最近の女の子は難しいわ。」
Bさん「せやなぁ。いや、わしもな、水かけられたんや」
Aさん「なんでえな」
Bさん「いや、せやからチチや。孫の成長が気になってな。気になるから風呂場にいこう思って脱衣所をガラっと開けたら上から水が降ってきてな。嫁が待っとったわ。」
(一同爆笑)
Cさん「ほんま、女の人は一枚上手やの」
突然何の話かと思うかもしれないが、
そういう「絵に描いたようなエロじじいがたくさん居る」ことが、
実は私の「べっちょない」。
というのも、例えば私も加入する消防団。
一家からひとり(長男の場合が多い)出て、
活動といえば消防車でパトロールや訓練。
だが、それらにそれほど時間はとられない。
どちらかといえば、飲み会の時間の方が断然長い。
もともと趣味も仕事も違う、近隣のコミュニティ。
共通の話題はそこそこ年齢になってくれば、気候の話や田んぼの話、健康の話など。
昨今の若者にとってはそれがあまりない。
それをうまく機能させるのに一役買っているのが、
田舎のいわゆる地域を自分たちで維持するための用事であり、
その対話の場にあるのが例えば酒、たばこ、博打、女だ。
昨今の価値観を当てはめると典型的な駄目男の道具と思われるかもしれないが、
近年は特にエロ以外の部分について農村でもそういう価値は薄れてきたので大丈夫。
ただエロは世界の共通言語で、
地域コミュニティを活発にする、モノガタリの醸造のためのいい潤滑油なのです。
つまりは自然とか受け継がれ続けて来た伝統もおもしろいけれど、
それはつまり人がおもしろいわけです。
田舎ではどこどこのだれだれさんがここで何をして、
それが今になっても続いていて、という話を良く聞くでしょう。
ちいさけれどもたくさんの愛すべきモノガタリの中で、
また明日のモノガタリを大切に暮らそうと思うのです。
モノガタリは人が紡ぎます。
corocoro BAG
- 2013-09-20 (金)
- Tweets -はてしないたわごと-
バッグは快適に運搬できることよりも見た目重視。
いつも車移動でものをまとめて持ち運ぶ際も何個口かの荷物を車にぶちこんで必要に応じて取りにくる方式で済ませてしまうので、大量の荷物をコンパクトに収納してもまたそこから出したり片付けたりするのがむしろ面倒だったりする。
海外旅行でも常に背中に背負ってきたのだが、機能性も見た目もお気に入りの製品があって、ついにころころを購入。
田舎育ちに言わせれば転がすと言えば一輪車、あるいはおばあさんの手押し車を連想してしまうのか、街中でころころ転がすのはなんとなく滑稽のような、無防備なように目に映っていてあまり気が進まなかったのだが、転がすってこんなにも快適なものだったのですね。おまけに収納もしやすい。普段、重い物を動かす時はさんざん一輪車を使うくせにそこは強情に、この重さを背中に背負って重力に真っ正面から抗い続けて来た自分にあほらしくなってしまいました。物理法則はうまく利用してなんぼですね。
荷物を選んで詰め込むわくわく感。
きっと荷物だけでなくて夢も一緒に入れてるのでしょう。
かばん、器、コップ、ボトル、箱、建築。
入れ物が好きなようです。
使う人の数だけ多様な様相を見せてくれますからね。
そんなわけで夢と荷物を背負って、いやいや転がして、明日の撮影を楽しんできます~。
まちの広報にかかること。
- 2013-09-20 (金)
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
前回の記事にアップした祭りはまだいいが、もっと人を呼びにくい、
でもあの田舎ならでは感はぜひ来てもらいたい、でも来すぎると困る、
そんなイベントなんかが農村には多数ある。
本当にいいものなので、広報に手間をかければ必ず人が集まる。
はずなんだけど、そのゴールが明確になってないので、手間をかけるのに二の足を踏む。
そもそも費用対効果の効果が明らかでなければ本来は広報できない。
もしかしたらそのゴールには広報が不要である可能性も十二分にある。
でも制作プロセスの中で効果の部分を一緒に考えて、
皆さんに少しずつでも効果の部分、
つまり暮らしがどんな風に変わるかを少しでもイメージしてもらえるということは有用。
それもひとつのモノガタリのきっかけである。
町としてのゴールはみんなで決めること。ゆっくりでいいから、まとまってくといいな。
最近はようやくそういう意識が広がり始めていて、
いろんな動きが重なりつつあるからなんだか嬉しい。
そんなふうに、そないたいそうなもんやのうてかまへんから、やってえなという類の仕事を
いかにスピーディーかつハイクオリティーに仕上げるか、というのがしばらくの命題だ。
(例えば前回の記事に載せたチラシは依頼から提案まで2時間余りという、
本来の仕事では出せない(というかしない)スピード感。
車の通行を止めて酒を飲み散らしながら生活空間を闊歩する田舎の祭りは、
外から見ればたとえばちょっとしたドラマなり映画なりを見ているような感じ。
ということでドラマ感がコンセプト。)
そのためには経験に基づくボキャブラリーと確立された思考過程が必要。
だから、いつも鍛練し続けてなきゃ、はまってしまう。
これまで、ゴールの定まらない地域の依頼は進んで引き受けてこなかったが、
まちの広報にかかることに、うだうだ論理を並べ立てる前に修行だと思って手を動かす最近。
地域の依頼だろうとなんだろうと、軸がぶれていなければ、事務所として力があれば、一緒。
あと最近と言えば、事務所にウツボカズラが仲間入りしました。
苔玉を初めてつくったのですが、はまりそう。
歳を重ねるに従って、身の回りのものに手を入れる精神性を眺めているだけでなく、
自らの日々にも宿したいと思うようになってきた。
秋祭 NEWS
- 2013-09-15 (日)
- Event News -イベントのお知らせ-
10月13日には歳田さんのお祭り。
さらには10月6日には淡河一大きなお祭り、八幡神社秋季例大祭もあります。
太鼓と神輿が町中を練り歩きます。
イベントに来ても、祭りの渦がどんどん動いて行くものだから、
そもそもまずどこへ行けばいいのかよくわからない。
どこにいるかはそのへんの人に聞いてみる。
もしくは耳を澄ましてみれば聞こえるかもという大雑把さ。
そのためあまり広報したところで、満足して帰ってもらえるという約束はできない。
当事者達は駆り出されてけだるそうにしていながらも、みんなが楽しんでる。
そんな田舎の祭りです。
自然の恵みを共に喜びましょう。
自然の中を闊歩し、
全身全霊で力の限り太鼓をかき鳴らし、歌う。
そういう意味では農村の野外フェスかもしれない。
敗北
- 2013-08-30 (金)
- cott Photo -コット写真部-
Custom Made
- 2013-08-25 (日)
- Way of Working -cottのお仕事-
近所の出身校が140周年ということで、垂れ幕を納品してきました。
そういえば私のときは120周年。
なつかしい。
デザインを起こす前に、まずは掲示場所を取り巻く環境のリサーチから。
デザインは用意された紙の中に絵を描く作業ではなく、周辺の環境を読み取ることが本当に大切。これはどのデザイン分野においても例外なくです。
実際に絵を描く作業よりも、むしろその作業のほうが時間かかると言っても過言ではないかと。
垂れ幕といえば風景や様相に大きく関わってくるもの。
(とは言うものの、地方の風景の中にはちゃちゃっと作った看板なり垂れ幕なりが溢れていて、それを味ということもできるのかもしれませんが、 昨今は本当に中途半端なものが多い。パソコンでつくるので書体そのものはそれなりに洗練されていたりするけれど、文字以外がどうにもこうにもおかしかったり、どこもかしこも同じような書体で没個性だったり…。この種の問題は制作側の意識もそうだが、そもそも地方で求められるものの多くがレディメイドの発想だったりすることにも起因するだろう。そこまで求められておらず、レディメイドだろうが、オーダーメイドであろうが、なんとなくそれっぽくなれば必要十分なのである。いくら制作側の意識が高くとも、100%の労力が求められて見積もられた仕事に対して制作サイドが身を削り、毎回300%の労力を注ぎ込み、それが100%であると思い込まれてしまうのも、300%であることを押し売りするのもきっと長続きはせず、お互いにいい関係性ではない。現実的には求められた100%に対して120%以上を目安にというところで落ち着いている。このあたりの問題はcottのAnnual Reportで改めて掘り下げる予定なのでひとまず置いておく。)
そんな風景の一部を担うデザインこそ、大切にしたくて、レディメイドをなんとなくうまく組み合わせてできた無国籍なものでなく、オーダーメイドの発想で「らしい」風景に寄与することを実践していたいものです。
そういうわけで、こういった対象物のアイデンティに関わるものは特に、文字をイチから起こしています。(諸条件が許せばですが。。)今回はあえてラフスケッチから起こした手描きの微妙な線の揺れや傾き、曲がりなどが醸し出すアナログ感をそのまま残し、親しみやすいように作ってみました。遠目で見てもわからないけれど、ちょっとした隠し味。
学校に必要な文字としてのバランスの良さ、視認性や可読性に配慮しつつも、オリジナリティを持ったものに。アクセントの緑の半円がシンボルツリーであるカイズカイブキや周囲の山とよくマッチしてくれたのではと。
昨今の業界のワークフローは基本的に最終のアウトプットがほぼ完全にデジタライズドされてしまったが、
人の頭が考える以上、ものの作られ方は基本的に手からはじまるのです。
「世界」は「各々の脳が認識するもの」であり、
「ものづくり」とはすなわち「人の頭で認識されるものをつくること」であって、世界の一部の装いをしつらえること。
われわれの頭の中で認識する世界には、完全な直線は存在していても、現実には存在しませんからね。画面上で作業を進めたとしても、プリントアウトして常に感覚に基づいて補正することは大切で、コンピューターで数値をそろえることにとらわれてはいけません。
…ちょっとウンチクっぽくなってしまいましたが、要するに、正確に「そう」であるよりも、「そういうふうに」見えることがだいじなわけです。(ただし、「そういうふうに見える」が大数の法則による平均をとれば「そう」に近似することもよくある。だからきっとグラフィックデザインには文系も理系も必要なのでしょうね。)
A Pencil 2
- 2013-08-19 (月)
- cott Review -場所・製品・建築-
前回の記事について、神戸のデザイン仲間がもうすでに持てない鉛筆がモテる鉛筆にかわるアイデアを実現していたのでちょこっとご紹介。たまーに、イベント販売されてるそうです。
DESIGN: Maki Nakano
Tie-p
Tie-p(タイプ)とは、
北井沙希と中野真希が主体のものづくり集団です。
革やビーズでつくった心ときめくアクセサリーや、
ひらめきをかたちにした色とりどりのアクセサリー、
素材を活かしたブローチなどを手づくりしています。
きっと楽しんでいただけると思いますのでぜひ遊びにいらしてください^^
Tie-p Facebookページ: https://www.facebook.com/Tie8p
次回出店予定
【神戸クラフツアーケードvol.5】
開催日 / 2013年11月10日(日)
時間 / 11:00–18:00
開催地 / 元町4・5・6丁目商店街
神戸クラフツアーケード公式ホームページ: http://kobe-crafts.com/
フェイスブック: https://www.facebook.com/KobeCrafts
ツイッター: http://twitter.com/KobeCrafts
A Pencil
- 2013-08-16 (金)
- Tweets -はてしないたわごと-
鉛筆をもう持てないぐらいに短くなるまで使い倒したことはあるだろうか。
われわれが小学生の頃、シャープペンシルは禁止されていて、
鉛筆を持てなくなるぐらいの長さまでよく使ったものだ。
そして今もうちでは現役でその持てない鉛筆を生産中である。
鉛筆はとてもいい道具。
適切なメンテナンスにより自由自在な線が描ける。
手になじみ、ぬくもりがある。
使うに従いカタチは変わり、寿命が可視化されている。
そんなふうにその人にフィットする優れたデザインで、
これからも無くなってしまうことはないのではと思うし、
なくなるまで使い続ける。
そして、短くても一応書けるので、捨てられないんです。
なにかいい使い道はないだろうか。
持てない鉛筆が、モテる鉛筆に変わるアイデアをぼんやりと。
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