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ぼけ入門

ぼけつっこみのぼけではありません。
そっちの方は芸人の弟に任しておいて、今日は写真のごく普通かつごく基本だけれども初心者がはまりがちな話。

主体を際立たせたいときには焦点距離を長く、被写体に近寄り、絞りを開くことで、被写界深度を浅くして主体以外をぼかします。
PENTAX K-7
K100D 1/15 f1.4 ISO400 FA50mmf1.4
焦点距離50mmf1.4のレンズで50センチぐらいまで近寄るとAPS-CサイズのCCDでだいたいピントの合う範囲が3センチ前後。
夜、後ろに電飾があったりすると背景がきらきらして綺麗です。
絞り開く?焦点距離長く?シャッタースピード早く?被写体近寄る?被写界深度浅く?
なんだかどっちやねんという単語が並ぶのでわかりにくいでしょうが、それは撮影時の設定とそうすることでカメラがどう動くかという過程まで話すからわかりにくいのであって、
撮影者の動き自体は「f小さくして設定して、近寄ってズームで撮ったらぼける。」
と撮りはじめればとすぐに体が覚えます。過程は慣れてから知りたくなったら知るという程度のもので構わないでしょう。(プロを目指さないのなら)

ちなみにみなさんお持ちのコンパクトデジカメや携帯電話でぼけにくいのはレンズが小さく暗いのでf値をあまり小さく設定できないため、そしてCCDが小さく焦点距離があまりとれないため。やっぱりぼかしたい場合は焦点距離とかf値とかは気にせずマクロ撮影(チューリップマーク)モードでおもいっきり近づいて撮ればぼけてくれます。デジタル一眼レフでもCCDが大きい高価なモデルほど同じ画角を実現するための焦点距離は長く、ぼけの度合いが大きかったりします。

ぼけを本格的に楽しみたいのなら一眼レフで。
「一眼」とは撮影用の光学系とファインダー用の光学系が一系統であることを意味し、「レフ」とはミラーのレフレックス=反射を利用していることを意味。
撮り始めればおもしろいですよ~。ただし機材の沼に注意。きりがないのではまりすぎないように。
悪い例。↓
cottの写真スタジオ
近所にあるのは田んぼばかりでスタジオがなくて不便なことがあるので事務所にちょっとしたスタジオをこしらえました。あまり大きな設備ではないけれど、人物の全身まで十分いけそう。
ライティング調整中
これも制作物の幅を広げ、クオリティをあげるための必要経費。
只今ライティング調整中。
写真家ですか?いえいえ田舎の便利なおっさんです

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