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2008-10

決意表明 ー想像する自由ー

私はなにかをイメージするとき、何をつくろうとまず媒体から入らない。

つまり、映像をつくろう、絵を書こう、家具をつくろうなどと思わない。

あるひとつの問題の解法に向けて とにかく想像力を巡らし その問題の解法としてもっとも効果的であろうと考えられる道具を使用する

そのアウトプットの媒体としてもっとも効果的な道具を選択する

眠りにつこうとまどろんでいる時、頭の中に、映像が、音が、踊りださないだろうか。

ニンゲンには誰しも想像をめぐらせる自由がある

ソフトウェアが使えないと仕事にならないと思われがちだが、 そんなものは寝る間も惜しんで本気で勉強すればたいしたことはない

ソフトウェアなんていうアウトプットの道具の使い方なんかにしばられてその想像力をアウトプットしないなんてもったいない

向き不向きはあっても、人間は何でもできるし、何にでもなれる

いろんなものに手を出すのは作品のクオリティが下がると思うのが一般的であろうが、本質的な問題は、ソフトウェア(パソコンの使用を前提として言っ てしまっているようだがそうでない)の使い方というところにはない。ソフトウェアを通して何がしたいのか先に見えていれば、ソフトウェアで高度な機能は使 えずとも、それに必要な技術を身につければよいだけの話である。

いろんなものに手を出すのは結果としてであり、いろんなものに手を出したいから出しているのではない。

いろんな媒体でアウトプットしているにもかかわらず今の所ひとりで経営している事務所であるため、おそらく実体がはっきりせず拠り所のないふわふわ とした感覚でcottを捉えられている方も多いのだろう。直接そう言われたことはないが、見る人が見ればそうなのではないか。そのことがどこかでひっか かっていた。

いろんなアウトプットをいまのところほとんど一人で行っているが、いまのところものすごく大きな案件や扱うのが完全に不可能であると判断する理由が なかったからそれを外注するまでもなかっただけの話であるが。

だが今はやっとひとつの大きな仕事が入った。住宅の設計および工事監理である。いや、家を一軒という方がいいだろう。クライアントが今後一生を幸せ に過ごす舞台としての家をつくるという目標に向かって建築以外の方面からも様々な視野を持ってその目標に向かいたいと思う。

今ある表現の道具にしばられず、かたちのないものを含めてつくっていけたらと思う。

私自身もまだまだ未熟であるが、それに近づいていきたい。

この理想論とも感じられる自分勝手な理論でどこまでいけるのか、これからも実験は続く。

勝手な話ではあるが、身をもってこの理論を実現させるのがアフリカでのたれ死んでゆく方々へのせめてもの餞であり、私の死ぬまでの使命だと勝手に 思っている。

別に変にそれほど気負っているわけではないが。

世にあふれる様々な情報を受けて 自ら考え、自ら行動する。

そういう人が増えると嬉しく思う。

ぜひ、そんな人とコラボレーションをしたいものである。

強く美しく

ちょっとおかたい話になりましたが、要するに、太郎さんに言わせるなら命の炎を燃やそうってことです。さ、今夜もがんばります。

ほとんど見向きもされずとも強く、美しい、田舎に咲く一輪の花のように。

SPECIAL SUNDAY

日曜日、いい天気だったので気分転換も兼ねてふらっとフリーマーケットへ。

特に何も買う予定はなかったけれど、カメラの望遠レンズを買ってしまいました。

野球選手が観覧席からアップで撮れるかなりでかいあいつ。

かなり遠くからカップルがいちゃつく様子が撮れて、報道関係者になった気分です。

青の背景に赤のランドマークが栄えます。

淡河

たまにはこんな平和な一日もいいもんです。

そんな神戸へもいらして下さいね。

ただそれだけで

事務所の電話回線がつながりました!

(078)-220-7211

担当:安福まで

余談ですが、黒電話です。

音声案内は認識しませんし、ひとつの番号まわすのに時間がかかるしまわしている間に記憶していた番号を忘れるし着信があっても誰かわからないしコー ドは短い。

でも、音、雰囲気、存在感、かたち

電話は遠くの人と話ができる、それだけでいい。

できるだけプリミティブなものがいい。

機能にしても形態にしても色彩にしても、明快なものは気持ちがいい

明快な

秋、コスモス、戯言

やりたいことをやってそれで自分の望む最低限の生活が成り立つのなら
それは最高にしあわせなこと
改めておもう。

淡河

昔の友人の十場むぎちゃんが遊びにきてくれました。

ツリーハウスの近所で陶芸や料理教室で生計を建てられている十場天伸さんの妹さんで音楽で生計を立てようとがんばっているみたいです。

CD聞いた限り、かなりいい感じでなんだか嬉しくなってしまいました。

ぜひ一緒にぼちぼちやっていきましょうね。

よく収支のバランスを考えてとは言うけれど、

自分が支出したい金額と収入のバランスがとれていることも大事なのかなぁと

ただ、あるといいのかそれとも欲しいのかは明確にしておかないと

高価な時計やアクセサリー、バッグはあるといいけれども、欲しくはない。

議論の潤滑剤となる酒は欲しい。

コンビニはあればいいけど行ってしまうけど、いらないと思う。

もの、情報に溢れる時代なので、情報の判別はそれぞれがしなけれないけません。

そういった自分なりの価値観、判断基準は明確にもっておきたいものです。

もう一度、どんなふうな人に囲まれてどんなふうに生活をしたいのか考えるきっかけをいただきました。

ついでにお兄さん、奥さん、ちっちゃい子供さん3人に姪っ子さん、お父さん、お母さんも引き連れてきてくれて、かなり賑やかでほのぼのしました。
これからレンコンをこれからほりにいくって言うてましたが、でかい蓮根出てきましたか?

↓そんな我らが田舎の風景

淡河

来月1日十場さんのギャラリーにてイベントをされるみたいなので行こうと思います。

みなさんもいかがでしょうか?

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花咲く いなかっぺまつり
このたび、茅葺き屋根の民家を改装して、『きまま空間 いなかっぺ』をオープンします。

オープニングイベントとして、花咲くいなかっぺまつり を行いますので、ぜひ遊びにいらしてください。
11月1日(土)18時から

LIVE
十場むぎ
サマーディ(インド音楽)、美奈(三線)、熊村貴志雄(馬頭琴)、加納知之 ect…………

EXHIBITION
『あかり 三人展』
つくも窯 十場天伸、あすか
細川秀章
★11月1日〜11日まで開催

FOOD
マクロビオティック カフェ一日オープン

場所
『きまま空間 いなかっぺ』
神戸市北区淡河町神影941−20

前売り 1000円 (ワンプレート軽食つき)
当日  1000円

前売りは、つくも窯で発売中

詳しくは、お電話で
090−3654−7003

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つくも窯

http://www.tsukumogama.com/

大津祭

大津祭

大津祭

祭の仮設性、伝統的感覚と現代性の入り交じった不思議な空気。入り交じる熱気。そして何よりコミュニケーションの場となること。好きですね。

みんなで一緒になって何かひとつのことをやること。続けること。

毎日が祭だったらいいのに。

いや、祭はたまにやるから祭ですね。

そして意外と祭がおわったあとの寂しさ、徐々に閑散としていく雰囲気も好きだったりする。

屋台の片付け

祈りと談笑

昨日はツリーハウスの近所の神社で昔から伝統的に行われている祭で太鼓をかつぎににいってきました。力のある男たちは、基本的に全員参加です。

太鼓

太鼓をたたく子供をのせた太鼓を先頭に、神輿や巫女さんたち、天狗などが列をつくって練り歩きます

太鼓
淡河若宮八幡宮
巫女
神輿

段取りが悪くて実際に仕事する時間よりも待ち時間が多いのだけれども、それを誰も不思議に思わず、それがコミュニティの場として成立する田舎の祭が 好き。

そして神聖な儀式をしている横でビール片手にタバコをふかして談笑していて信仰心が強いのか弱いのかわからないけれども家には必ず仏壇がある、そん な太鼓担ぎの皆さんが好きです。

十年程前と比べると屋台の数や人などは減ってしまいましたが、この淡河八幡祭はいつまでも続いてほしいと思うのです。

それにしても、肩が悲鳴をあげています。

COFFEE BREAK 2

少し余裕ができたのでずっとばたばたしていて収納しきれていないものが散らかりっぱなしだったので棚を設計してつくりました。

こんな状況を経て

図面を実寸に

こんな状態は。

BEFORE

当初の予定を変更しながらも

完成間際

イメージどおりに仕上がりました。

AFTER

キャンバス地の布を張って照明入れたら完成です。

やっぱりまっすぐじゃないものをつくろうとすると難しい。

変わったことをすればするほどむずかしい。

規格から外れるとお金がかかる。

まっすぐじゃないことは難しいし無駄になるようなことも多い。でもだからこそ好きだしおもしろいと思えるのかもしれません。

次回は3次元曲面に挑戦です。

こんな棚が欲しい方はオーダーメイド、承ります。

COFFEE BREAK

怒濤の1週間が終わり、ちょっとひといき。臨時アルバイトの久米くん、菊田くん、ありがとう!

そして今度は住宅の設計をeu建築設計さんとコレボレーションさせていただくことになりました。1年後に自分たちで想い描いた空間が現実になってい るということを考えると、かなりのわくわく。

しかもコラボレーション。おもしろいに違いない。

施主さんが自分で施工するといったこともかなり考えられているそうです。なので住宅では設計以外のところにもどんどん立ち入ってやっていくつもり で、その際に何らかワークショップを企画していこうと思っているのでまた企画が立ち上がったらここで大々的にお知らせしますね!

もしかしたらツリーハウス合宿再来といったことになるかもしれません。

楽しみにしていて下さい。楽しみです。

合宿の日々

なつかしの一枚。

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