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幻
あのときみた風景は、まぼろしだったのか
そう思ってしまうほどに
時はすべてのものの濃度を薄めてゆく
水溶液で言うなら、王水よりも強力な酸化力を持つはずが
デジタルデバイスに映る色は
いつまで経っても濃いままの色
(かと思いきや、その濃い色が一瞬で
デリートされてしまったりするのには参る)
だから
過去を編集することに妙にこだわってしまって
きっと前に進みにくかったんだろうななんて思って
ちゃんと触れていよう
そう思ったのは
いつだったっけかなぁ

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