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Power of Fire

ツリーハウスの冬といえば鍋

そういえば新年早々ツリーハウスで高校時代の友人と鍋をしましたよ〜。冬の花火もなかなか乙なものです。やっぱり最高です。

解体まであと2月余り。

それまでおもいっきり使ってやりたいと思います。ストーブもおいているので寒さはしのげました。みなさんもぜひ利用してくれたら嬉しいです。

火で暖を取り、火で調理し、火であかりをとる。その火が空間に中心をつくりだし、人がそれを囲んで集う。

今や全てがわざわざ電気エネルギーに変換されてしまっていますが,これこそ正しい風景なんじゃないかなんて思っています。電気に変換され中心を失った空間は人の集う理由を少しずつ奪いそれが空間の心地よさを失い、人の心すら疲弊させるひとつの要素だったりもするのではないかと。

かの巨匠建築家ルイスカーンのThe roomという概念にも中心を定める火という概念が出てきたりN=シュルツの空間論にも定位というキーワードが出てくる。

人間は環境の中にあって己自身を定位し、環境と己自身を同一化することができる時に、あるいは端的に人間が環境を有意味なものとして経験する時にはじめて住うのである。したがって、「住まい」とは単なるシェルター以上のものである。つまり生活が生起する空間とは文字どおり場所にほかならないということである。場所とは独自の性格を有する空間である。古代からゲニウス・ロキもしくは「場所の霊(スピリット)は、人間が直面し、日常生活において折り合いを付けなければならない具体的な現実として認知されてきた。建築することは、このゲニウス・ロキを目に見えるように視覚化することであり、建築家の務めは有意味な場所をつくり出すことであり、そうすることによって建築家は人間が住うことを助けるのである。

『ゲニウス・ロキ』クリスチャン・ノルベルグ=シュルツ 住まいの図書館出版局

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