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2015-07

Beauty Beside Me

デスク横のテッポウユリ
淡河町のテッポウユリの農家さんたちが忙しくなってきているようで、彼らを見るとユリの季節だなぁと思う。地元産業は季節の感じ方がちょっと変だ。

こどもの頃はそこら中の田畑に生えていたので米と同じような感覚で意識せずに見ていたけれど、いま改めて見ると、純潔無垢な色と、肉厚で形の美しい花弁が上を向いて咲く姿は美しい。
花が大きいのであまり短く仕立てるとバランスがとりにくいのか、ほとんど見たことがないのだが、今年は短く切って、机まわりに添えてみた。(毎年、売り物にならないユリたちのお裾分けをいただくので、本当にありがたい。)そうすると機械ばかりの無機質な空間に生命力が宿りはじめる。例えるなら砂漠の中のオアシスのように。次は他の花とも一緒に仕立ててみよう。身近なものを美しいと思える感性は年々磨き続けていたい。

山の日

神戸市ではいろんな道路が寸断となっていました。みなさまのところで台風は大丈夫でしたか。こちらでは消防車で巡回した限りは昨年程大きな被害はなさそうだと安心していたものの、一夜明けてみたら家の田んぼの法面が擁壁ごといってしまって、修繕費のために何年米をつくれば良いのだろうと意気消沈。まぁ、自然はそのそも人間の都合どおりいかないものなのでどうしようもない。土地やその他から圧倒的に自由になった現代では、都合の悪いもの、見たくないものはいとも簡単に切り捨てられるが、そうでなく、すべて繋がっていることを自然から学ぶのだ。話が逸れるので詳しく書かないが、そういう思考は多くの現代が抱える問題をぬぐい去るカギとなりうるように思っている。
今日は庭掃除と草刈り、明日は祝日でcottもお休み、草刈り。海の日だが、山の日とでも言った方が良いかも知れない。文字にすると地味な暮らしだが、夏の炎天下、長袖長ズボンで草の中を一日中駆けずり回った後の達成感は徹夜明けのうまくいったプレゼンテーションに匹敵するし、腰の筋肉が鍛えられてデスクワークの腰痛ともおさらば、ジムいらず。そして今週を乗り越えるとみなさんお楽しみ、村の夏祭り。

さらにそれが終わったら、cottでぼちぼちながらデザイン塾を始めようと思う。
「ローカルならではの仕事をしてみたいけど、そんなクライアントいない」という方へ、同じ土俵で提案して通れば仕事をお渡しするという内容にする予定。本物の仕事なので当然、実現予定の依頼。無記名でのデザイン提出による選考、審査員(=クライアント)によるオリエンテーションなど、不公平のないよう配慮して正々堂々戦い、結果発表&好評会をして、高めあえれば。ローカルでもニッポンに誇れる仕事が続けられる仕組みを。
第一回のテーマは米袋?参加希望や内容、スケジュールをこうしてほしいなどの声あればコメント、メール、その他でぜひご一報を。
cottの庭
ばらの花とかえる
村の夏祭り

humidity countermeasures

じめじめした日々が続きます。うちでの梅雨の出来事といえば、防湿庫。
撮影機材の管理が面倒になってきて、いよいよ防湿庫で管理することにしました。
ずさんな管理状態のまま何カ月も放置し続けるとレンズのコーティングなどを栄養にしてカビが繁殖してしまうことがあります。レンズの内側にカビさせるともう一貫の終わりで、修理費にウン万円、防湿庫が買えてしまいます。

防湿庫だから絶対カビが生えないわけではないし、頻繁に機材を使ってやれるならその方がよっぽどカビ対策になるのですが、
気付けば数ヵ月使わないレンズがあったり、除湿剤による湿度管理が面倒だったりする方にはあると良いかもしれませんよ。
防湿庫

知識と体験

夏、食卓には色鮮やかな野菜が並ぶようになりました。

夏といえばかんかん照りの太陽のもと、ざるいっぱいのとれたて野菜を水路で冷やしておいて、冷えたところをそのままかじるジブリアニメのワンシーンが真っ先に頭をよぎります。たぶん100回は見ました。
恥ずかしながらこんな田舎で生まれ育っておきながらとれたてとうもろこしを生で食べたのはごく最近で、
皮をめくったときの一粒一粒の輝き、ぷりっとしてみずみずしい実、やさしい甘さは実際に体験してみた人にしかわかりません。頭では知っていても驚きがあるのが、わざわざ現地に足を運んでとれたてを味わう体験の素晴らしさだと思います。神戸市北区大沢町はわがまち淡河町にも隣接していて、アウトレットから最寄りの農園だと1km程度ですので、ついでに買い物にも行けるのも素敵。

広報をお手伝いさせていただいたとうもろこし狩り、オススメです。ホンモノのとうもろこしを味わってみてください。
大沢町のとうもろこし狩り
大沢町のとうもろこし狩り詳細

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