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京丹後のツリーハウス

京丹後に最近できたツリーハウスに行ってきました

日本でもっとも有名なツリーハウスに関する組織、小林崇さんの主宰するツリーハウスクリエーションという組織が制作したもので、北海道から沖縄まで、日本各地に建てられています。

この想像力もすごいですが、こういうことが認められて、これをさせてもらえるということがもっとすごいなぁと。
建築家として見るならば、居住空間として気になるところばかりですがそれ以上の雰囲気というかパワーというか
そういった類のものを感じます

ツリーハウス内観

コストがかかりすぎるため建築家にはできない造作の数々。
基礎がない木の上にあるツリーハウス(または水上住居)でなければできない構造形式。
やさしい曲線。木の手触り。

ツリーハウス内観2

ここからは個人的な話ではあるが、
もっと素人に解放された空間を考えたいと思う

誰でもやればできるんだと。

漠然と夢を与えるのもいいけれど
もう少し具体的で現実的なところの夢を与えたいなと思うわけです。

人間的エネルギーを解放させるようなことがしたい。

ディズニーランドで夢見てまた頑張ろうという気分にさせるのもいいが、
それよりももっと本質的なものを感じてほしい。
何かを生み出す自分の力を見つめてほしい。

消費することでのみ成り立つ生活というものをもう一度見直すべきでないか。

おそらく自分の中でやろうとしていることは、もう少し居住空間に近く、実用性のあるものなのだろうなとは思いました。余暇を消費する空間でなく、い つも過ごす空間だなあと。

ツリーハウス内観3

ふわふわと

飛行機という自分たちの理解のおよばない機械に乗せられて

降りたらもう全く違う風景が広がる

そのことに何の疑問もなく足早に日本の異常なほどスムーズな税関を通るのではなくて

自分たちの手と頭を使ってかみくだいたもので

等身大に

裸足でもいいから地に足着けて歩みたい

エコ活動を単なる余暇活動にしてしまわないよう。

エコだエコだとは言うけれど

何よりもみんなが夜日が沈んで寝て朝太陽と共に起きるのが一番エコである。

個人の地球環境に対する心がけは効果を示すと思うし、エコ活動はかなり推奨するが、

個人レベルでなく社会全体レベルから見れば、エコ活動は自ら問題をつくりだしてその作り出した問題を解決して勝手にいい気になっているという滑稽な 構図が浮かび上がる。

みんなが自然の恵みにあるものを利用して自然と共に自然に生きる

そんなシンプルな話だけれども現代ではもはやそういうわけにもいかない。

現代はたいへん複雑に様々な糸がからまりすぎである。

その複雑に絡まり合った糸をちょきんと切ることは麻生首相だって不可能である

私はcottの活動を通して、理想論をたずさえながら現実と対峙し、少しずつそんな糸たちをほどいていければと思う。

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