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2012-11
マチオモイカレンダー
- 2012-11-28 (水)
- cott News -コットよりお知らせ-
2013年のゆうちょ銀行のカレンダーの1ページにわがまち淡河町の風景が掲載されています。
このカレンダーは「わたしのマチオモイ帖制作委員会」と「ゆうちょ銀行」のコラボで実現したもの。この「マチオモイカレンダー」を手にされた方、淡河のページでは農村の生の風景をぜひ感じてみて下さい。『淡河帖』のどのページが採用されたのかは、おたのしみで。きっとどこの田舎にもあるような風景ですが、暮らしと風景がセットになった生きた風景。そんな風景を見て、ほかのまちでも自身の地域の風景の豊かさを再認識していただければなんて思いつつ。わたしたちのまちの郵便局員さんたちも喜んで配布して下さっていると私の耳にも入ってきて、嬉しい限り。
※郵便局によって配布条件が異なるようです。
配布されないところもあるかと思います。
くれぐれも郵便局に迷惑をかけないようにおねがいします。
どうしてもご覧になられたい方は弊所でご覧頂けます。
ゆうちょ銀行のサイトでも『ゆうちょ Machiomoi Calender 2013』が紹介されています。
光を当てる所作
- 2012-11-26 (月)
- Way of Working -cottのお仕事-
軒先のテクスチャーの荒々しさ。立体感。闇に沈んでゆくこの感じ。
本当にほれぼれする。普遍的な美しさすら感じてしまうほどに。
いまは昔をそのまま生かすことは難しい。
ならば、ある者はそこに潜む何かを読み取る。
ある者は読み取ったソレを、適切に照らし、伝える。
ある者はそれを受け取る。
ある者はそれを反芻し、暮らしの中に生かす。
その一連の伝達の中で私たちの出番は適切に伝わるように照らすとき。
昔がライトアップされるのもいいが、
たとえば闇を無下に照らすような
「ハレ」と「ケ」の「ケ」にフォーカスしてしまうような
変なライトアップがされないよう、
照らしすぎない、照らさないことも含めてちゃんと考えられる。
そんなふうに責務を果たしたいものだ。
ちゃんと陰翳を殺さぬよう、決して近道を通ろうとせず、
これまでの文脈を受け継いできた方々と同じように真面目にやるだけ。
それが農村でいま、そういうものに関わりながらこの仕事を営む者の努めだと考えている。
Let it go
- 2012-11-24 (土)
- Tweets -はてしないたわごと-
Self Sufficient Homes
- 2012-11-22 (木)
- Self-sufficient Housing -生きられる空間-
マンパワーで基礎コンクリートを打設。
cottをよくご存知の方は既にお気づきかと思いますが、今回の事務所改修、所長自ら手を動かして建てています。
なぜここまでセルフ施工にこだわるのかといえば、資金不足のためというより、
近隣の方々や助っ人さん方とつくりあげるプロセスを共有したいのと、
職人さんの作業を追体験することで、共通言語を習得し、その技術の何が素晴らしいのかを理解したいのと、
素材自身とその施工方法による重力に対する構造感覚、つまりこれをこんなふうに施工したらこれぐらい持つという「大工さんの構造感覚」や「百姓の生活の必要に応じたバランス感覚」を身につけたくて自分が施主の時はできるだけセルフ施工なわけです。
重力に抗うために立てる柱一本の意味を感じること。
本当にいるものと本当はいらないものは何なのか。
重いものは重いし熱いものは熱い。
刃物で手を切れば血が出るし、火に手をつっこめばやけどをする。
山に行けば恐ろしい獣や虫がたくさんいる。
当たり前のはずのことが薄くなっているような、宙に浮いているような、いまだからこそ。
10に辿り着くためには、1,2,9,10でなく、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10、だ。
ということで、コンクリートの強度が出るまで待って、
あとは休日にでものろのろ進めます。
助っ人の皆さん、ありがとうございました。
コンクリートにまみれて、明日は朝から撮影です〜
古きを今に。
- 2012-11-15 (木)
- Self-sufficient Housing -生きられる空間-
古民家改修週間の作業具合はこんなかんじ。
耐力上支障のない壁を抜いて既存のコンクリート地盤にアンカーを挿入しました。
丸かったり曲がっていたりぼこぼこしていたり平らではなかったりと、寸法ばらばらでとてもラフに作られたものが多い古民家。だけどその近代の概念による建築が建つまでのプロセスにとっての扱いにくさは同時に、その土地の土や木を使ってそこで住まい手が空間に関わり続けてきたからこその魅力でもある。
そういう野性味をいま新たに作り出すのは難しい。
いま、わざわざそういうふうにしようとすると
余計にお金がかかったり、不自然な手間のせいかOO風みたいな何となく嘘くさい感じになってしまったり。
しかしここにホンマモンのソレがあるのであればそれを生かさない手はない、
ということで今回はそこに新規のボリュームを挿入して、空間とひととの新たな関係性を再構築する試み。
新設のボリュームと既存のボリュームとを耐力上は切り離した設計ではありますが、土壁の荒々しさだったり曲がった梁だったり、昔の建築ならではの既存の空間が持つ力も生かすことを考えると、現場と設計が近いメリットがうまく生きています。
というわけでこの一週間の作業、言ってしまえば一行の作業でも、
木を切るほか、鉄やコンクリートだって切った。
家をちょっと直すだとか、壁を塗るだとか、
身の回りのことをなんでもしてしまう田舎の家には
建設業を営む人がいるわけでもないのになんでも電動工具がそろっていたりする。
ゴエモンの斬鉄剣ばりに、切れないものはないのではというほど。
何も新しく買うことなしに、これだけのことができるという
よく考えてみれば相当クリエイティブな環境に御の字、
ということで、引き続き、暇を見て改修を進めて参ります。
これから配筋が終わればいよいよコンクリートの打設。
EXPAND
- 2012-11-07 (水)
- Self-sufficient Housing -生きられる空間-
一級品を覗き見る
- 2012-11-06 (火)
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
11/3,4と淡河町文化祭でした。
作品がずらりと並ぶコーナーでは手芸作品や花、書や陶芸、写真や絵画。はたまた家にあった刀や蔵から出てきた書物まで。たくさんのジャンルがずらっと並びます。
その中でも今回気になった作品はこちら。
婦人会の苔玉と蓮を使った生け花。日常をここで暮らしておられるだけあって、特に自然に対する態度や世界観は一級品で、所謂世間で言われるような美しさという視点でなく、そういったしつらえを毎回楽しみに見ている。展示空間をちゃんとディレクションすればもっとよく見えるのだろうが、ま、町内でほぼ完結するイベントでそこまでする必要もないか。
私も「マチオモイ帖」に出品した淡河帖のミニブックをすこし大判につくり直して出品していたので、どこに展示されているのかと思いきや、こんなところにキレイにレイアウトされていた。
まるで共同作品のよう。きのこを育てるじいちゃん、2,3年前から気になっていたので光栄。
しかも一番目立つエリアに、ありがとうございました。
だけど「作品どっかいってもたわー。すまんのぅ。よう言うとってくれの」って…
フリーペーパーに間違えられたのか。。
ま、お持ちの方、いまのところ世界に2冊しかないので
たくさんの方に見せてあげて下さい。
というわけで一冊はどこかにいきましたが、もう一冊は豊助饅頭で有名な満月堂の休憩コーナーに展示させていただいてますので、機会あればぜひお手にとってご覧いただければ。
しゃしんやさん
- 2012-11-03 (土)
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
最近地味に地元利用が増えてきたStudio cott。
今日は遅くまでウェディングの撮影でした。
地元淡河町カップルが結婚ということで嬉しい限り。
ヘルプさんに風船を飛ばしてもらいながら撮影してみたりと楽しくやってました。
ときにはこんな写真も。
モデルさんの視点もなかなか新鮮です。
そしてなんとまぁ楽しそうな私たち。
自分が働く姿を初めて見ましたが、
本当、楽しそうでなによりです。
フィルムしか使えないというじいちゃんも、
家で眠っているデジカメを引っ張り出してきてデジカメ講習です。
近頃地元の仕事で写真屋さんとして駆り出されることが増えてきました。
町内には写真産業がないというのもあるでしょうが、
デザインやさんと言っても得体の知れないもので、
この場所にある言葉で語るのであれば、写真屋さんコピー屋さんなのでしょうね。
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