- 2012-11-22 (木) 0:11
- Self-sufficient Housing -生きられる空間-
マンパワーで基礎コンクリートを打設。
cottをよくご存知の方は既にお気づきかと思いますが、今回の事務所改修、所長自ら手を動かして建てています。
なぜここまでセルフ施工にこだわるのかといえば、資金不足のためというより、
近隣の方々や助っ人さん方とつくりあげるプロセスを共有したいのと、
職人さんの作業を追体験することで、共通言語を習得し、その技術の何が素晴らしいのかを理解したいのと、
素材自身とその施工方法による重力に対する構造感覚、つまりこれをこんなふうに施工したらこれぐらい持つという「大工さんの構造感覚」や「百姓の生活の必要に応じたバランス感覚」を身につけたくて自分が施主の時はできるだけセルフ施工なわけです。
重力に抗うために立てる柱一本の意味を感じること。
本当にいるものと本当はいらないものは何なのか。
重いものは重いし熱いものは熱い。
刃物で手を切れば血が出るし、火に手をつっこめばやけどをする。
山に行けば恐ろしい獣や虫がたくさんいる。
当たり前のはずのことが薄くなっているような、宙に浮いているような、いまだからこそ。
10に辿り着くためには、1,2,9,10でなく、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10、だ。
ということで、コンクリートの強度が出るまで待って、
あとは休日にでものろのろ進めます。
助っ人の皆さん、ありがとうございました。
コンクリートにまみれて、明日は朝から撮影です〜
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