- 2011-12-18 (日) 12:21
- Rocal Design Life -農村デザインの日常-
町内でツチノコが出たといって、熱心に活動をされているKさん。
福祉センターで紙芝居をされるという情報を聞きつけ、見に行ってきました。
子供の絵に毛が生えたような自由さが漂う味のある絵。
デザインをやっているとどうしてもこういう発想がないので羨ましいところ。
ツチノコがいるいないの議論は地元の視点に任せておいて、
ツチノコのおっちゃんは、すごくおもしろく話してくださり、終始その場が和んでいました。
テーマコミュニティーでなく、地元の皆が楽しめるモノガタリを提供できる、
最高のエンターテイナーたちです。
ツチノコはなぜか昔から日本で議論され続けてきたが、結局見つかっていない架空の生物の代表格。
そうやって見たという人がまたいろいろなモノガタリを提供してくれる。
他にも河童や鬼など、日本の架空の生物は妙にリアリティがあって、皆で想像力を巡らせながら話が広がる。
もしかすると昔の人が村を維持していくために生み出した仕組みのひとつだったと考えることもできるのかもしれませんね。
近頃はゆるキャラブームですが、その地域の文脈をそのまま絵にしたものでなく、
昔からいろんな人の想像力と体験が融合し、皆で創られたキャラクターはそのかたちに哲学を感じます。
いつもそんなキャラクターをつくる妄想会議に携わっていたいものです。
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