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凸版/活版印刷でいくのだ

MTGついでに仲間のデザイン事務所に亜鉛の腐食版を持ち込んで凸版体験をさせてもらった。

綺麗な空間の一角に酸化しきった油のような独特のノスタルジックな匂いが立ちこめる。インクをのせて、版をベースにセット。スイッチをいれるとベルトがまわり、ペダルを踏む。
半自動式活版印刷機
がちゃこん。
空押しとインクのせバージョン
左はインクをのせず、右はインクをのせて。
左は大成功、右は少し失敗か。
昔ながらの本来の活版印刷から言えば、紙を凹ませない方がいいのだが、近年紙を立体的に捉える動きがあって、強く圧をかけて紙を凹ませることもグラフィックデザインの常套手段となってきた。
実際に機械に触れてみると、ただ単に適当に圧をかけて機械を動かすだけではないことを知る。インクのノリや粘り気、圧力の掛け方、位置合わせなど、本当に細かな微調整が必要なのだ。インクのノリが悪いから圧を強くしたら余計なところにインクが付いたり、凹みすぎて裏が盛り上がったりと、本当に微妙。これも経験だ。デザインするものが現場を知ることはいいものをつくる上で必須。
がちゃこんしはじめたら止まらない。
紙は特Aクッション1mm。Bar cottのコースターに利用。

宣伝ですが、
トランクデザインさんはこれから活版印刷事業始めるための準備中。価格についても乞うご期待!

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