Tip70: セメントを練る

勝手口を壁にするために、追加で基礎を作った。先日「Tip68: コンクリートを打つ」ではミキサー車を呼んで基礎を打ったが、必要なコンクリートの量は少しだけだったので自分でコンクリートを手練りする事にした。

必要コンクリートの量はミキサー車に頼んだときと同じように体積を計算し、ホームセンターの砂利の袋に目安として書いてあった量と比較し、必要量を割り出すと、袋に書いてあったセメント1袋、砂2袋、砂利3袋でできる量の2/3程度だった。砂利:砂:セメント=3袋(20kgx3):2(20kgx2):1(25kgx1)それぞれその2/3の量を入れた。

基礎を打つだけでなく蟻にやられた近隣の柱や土台も全て交換した

まずはそれらを鍬で混ぜていく。ひととおり混ざったら水を入れていく。急にしゃばしゃばになったりするので、慣れないうちは必要そうな水より少なめで入れて、少しずつ追加をしていく。均一に混ざり、良い硬さになったらあとは型枠に入れ、バイブレータをかけ、天端をならすだけ。

セメントを身近に

なお、コンクリートから砂利を抜いて、砂とセメントだけにするとモルタルになる。強度が必要ないところの穴埋めなどはモルタルの方が狭いところに塗ったりしやすいのでとても役に立つ。

セメントというと固まるので使った道具はすぐに洗わないといけないのが面倒で、腰が重く感じがちだ。ちょっとだけ補修に使いたい時などは練る容器などを使わずにいらない板に置いて、鏝でちょっと練ると、5分もあればでき、片付けも鏝をちょっと洗うだけ。そうやって扱うようになってからとても身近に感じるようになった。モルタルやコンクリートは止水性と強度に優れ、自由な造形が可能で、おまけに安いという素晴らしい素材なので、そのくらい身近に感じられるようになると、創造性を発揮するための素晴らしい助けになってくれるだろう。

ホームセンターには水を加えて練るだけの配合済みのコンクリートやモルタルもあるが、セメント、砂、砂利を別々に買う方が安いし、防水性を持たせたり割れを防止する混和剤を混ぜたり、あるいは砂や砂利を別のことに使ったり様々な発想がしやすくなると思う。さまざまなシーンで応用ができるので、ぜひセメントの扱い方を知っておきたい。

ひょんなご縁から理想的な環境の古民家に出会ったデザイナーが、その日々の中で身につけた業を、日々の暮らしとともにアーカイブして行くウェブサイト。100の業が溜まったら、cotocotoというタイトルで誌面化予定。

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2021年3月から岡山県加賀郡吉備中央町の山林を譲り受け、セルフビルドで改修中。見学お手伝いは大歓迎!詳細は078-220-7211 (cott)またはこのメールフォームにてご連絡下さい。

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