車のルームランプやスモールライトを付けっぱなしにして、エンジンが始動しなくなったとき、よくあるのは車と車のバッテリーをつないで始動させることを知っている人は多いだろう。ただ、車を持っていない方や女性は知らない場合も多いかもしれないのでこれもひとつ、田舎の業としておこう。
車は走りながら充電するので普段充電する必要は無いのだが、バッテリーが放電しきってしまうとそれほど早い時間で充電しないため、救援車を呼んで、バッテリー同士をつないで始動するジャンピングスタートで始動させたとしても、しばらくの間は車を走らせておかなければまた始動することができなかったりするので、1時間単位での長い時間走行することがないときには、バッテリーに充電器をつないで充電しておくのが良い。
まずはボンネットを開けたところにあるバッテリーの6つの黒いキャップを十円玉などで開ける。次に、充電器の赤色をバッテリーの赤いキャップを開けたところの金属部分につなぎ、次に黒色をつなぐ。その後、充電器を電源につないで、バッテリーが充電できるまで放置する。これだけである。
充電完了はバッテリーの状態にもよるのだが、充電器のメーターが下がってきてそれ以上下がらなくなるまでで、車が始動しない時は一晩中充電するぐらいのことが多い。ガソリンスタンドで急速充電もできるところが多いだろうが、ゆっくり充電する方がバッテリーにはやさしいらしく、1万円以下からで売っていてなかなか壊れないので、農家の納屋にはだいたいある代物である。