Tip25: 照明を付ける

電気工事続きで次は照明だ。今回は木にダクトレールを埋め込んだオリジナルダクトレール照明を付けてみた。

ダクトレールと言えばおしゃれなお店等で良く見かけるので、学生の頃はすごく憧れたものだ。普通の引っかけシーリングに吊るすタイプのダクトレールもあり、それはつけることができたのだが、引っ掛ける丸い部分が無駄に大きくて野暮ったいので、直接レールに配線するタイプのものが良かった。ただ、それをするには電気の線をめくって配線しなくてはならず、電気屋さんに頼むお金を稼ぐか、勉強して電気工事士になって自分でするかだが、試行錯誤しながら自分の思い通りにやってみたかったので後者になった。

今回思い通りにやりたかったのは木に埋め込むということだ。吊り下げ型の標準パーツであれば1.5m間隔以下で上から吊り下げる必要があり、3mのレールを吊るすには3つのパーツを天井から吊るすことになるし、勾配天井の勾配方向に取り付けるためパーツの必要な長さも異なり美しくない。吊るす部分も、レールを挟むようなパーツなので吊るしている感が強く、いかにも標準の工業製品を使いましたという感じが出てしまう。そこで、木枠にレールを設置し、木で曲げ強度を確保するとともに、電気という工業製品感が強めのパーツの印象をやわらかい表情に変え、別に用意した2本のパイプで木枠を吊り下げるようにしたのだ。

そういうわけで木に溝を掘って埋め込んだレールを既存の照明が付いていた線を利用して付け替える。単純に付け替えるだけでは電気が付きっぱなしになるので、スイッチでON/OFFするように追加で配線もする。

照明をスイッチでON/OFFするというのは配線がややこしそうだが、最も基本的な配線であれば小学生が理科室で行う豆電球の実験のようなものをイメージしてもらえば良いと思う。私は初心者なので一応メモ書きに複線図というどのように配線するかの図を書いてから、そのとおりに施工する。ブレーカーを落として、さらに2本セットの線を一気に切らずに1本ずつ、慎重に。なお、ダクトレールは左右対称の形をしておらず、片側に少し突起があるようになっているが、そちらが接地側、白線らしい。

灰色のVVFケーブルで線が2本入った2心、1.6mmのものを買って来て照明からジョイントまでと、ジョイントからスイッチまでを新規配線する。ジョイントは差込形コネクタと呼ばれるパーツに差し込んで、差し込むだけの簡単ジョイント。

あとは接地工事と漏電遮断機の規定があるが、150V以下、長さ4m以下なのでD種接地工事を省略しても良く、1.8m以上の高さにあるので簡易接触防護措置を施しているとして漏電遮断機も省略できる。規定をクリアしていることを確認したので、接続が完了したらレールに照明機器をつけ、ブレーカーをあげてスイッチをON。これからあこがれのレール照明暮らしを楽しみたい。

いよいよ記事数、つまり業の数も25と、目標の100の1/4まで到着した。理想的な環境を自分の手で実現していくクリエイティブな日々を送りたいと始めた暮らしは、こうやって並べて眺めてみると、頭よりも主に手を動かすことの方が印象が強く、山ごもりする熊男のような感じにも見える。ただ、手を動かしながらも頭も動かしているので思考プロセスや成果物についてもきちんと記録していこうと思う。

ひょんなご縁から理想的な環境の古民家に出会ったデザイナーが、その日々の中で身につけた業を、日々の暮らしとともにアーカイブして行くウェブサイト。100の業が溜まったら、cotocotoというタイトルで誌面化予定。

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