Tip93: 車検をする

農家にエンジンのついた道具はとても身近で、農機具はもちろん、車の調子もなるべく自分で見るようにしている。調子を見るのは随時だが、それとは別に定期的な検査が公道を走る車には義務づけられている。普通の車なら2年ごと(新車は3年)に車検が必要だ。

車に乗り始めて20年ほど車検は車屋さんに任せっきりにしていたのだが、不要な部品を車屋さんの好みで取り付けられたり請求額は言い値だったりと、もやっとすることがあって、車の買い替えを機に車検と整備は分けて考えるようにした。車屋さんに点検整備だけをお願いするなら、作業を予約した日に現地でノマドワークなどをしながらのんびり待機しておけば部品を交換する際に連絡してもらえるし明快だろう。車検の前に必ずしも点検整備をお願いする必要はないが、車検と同程度の頻度くらいにはプロのチェックをお願いしたいものだ。

車検を通すには整備が必ず必要なわけでなく、プロでないと難しいわけでもない。自分で行う車検をユーザー車検などと呼ぶが、車検場に行って書類を書いて、係員の指示に従って車を動かすだけで検査場に着いてから30分ほどで終わる。(ただし欠陥があれば不合格になることもある。)重量税と自賠責以外にかかる検査手数料も軽は2,200円、普通車は2,300円と安い。今回車検を通したトレーラーも牽引車ともに軽規格で、どちらも軽自動車検査協会で良く、車検や保険の日にちを揃えてあるので牽引して現地で2台とも車検を通した。

自分で車検を通してみよう

軽自動車は軽自動車検査協会、普通車は運輸支局専用サイトで検査場に行く日の予約をし、以下の書類を事前に用意する。点検整備記録簿はネットに転がっているものなどを適当にプリントアウトして書き込むと良い。検査場へは継続検査の場合は全国どこへ行っても大丈夫。

  • 自動車検査証
  • 点検整備記録簿
  • 自動車税納税通知兼領収書(車検用納税証明書)

以下の書類は現地で入手し、記入したり支払ったりする。分からなければ窓口で聞けば大丈夫。

  • 自動車重量税納付書
  • 自動車賠償責任保険証明書
  • 軽自動車検査票
  • 継続検査申請書(継続検査の場合)

書類が揃えば受付をして、検査場へ。

トレーラーの検査は接続したまま行うのでトレーラーと車の検査を同日にするのなら、岡山の検査場の場合、トレーラーから検査を行う方が若干効率が良い。トレーラーは検査場の出口で係員に声をかけて駐車場で行った。検査後半に接続を外す指示があるので、外したまま検査を終えて合格のシールをもらうと今度は切り離した車に乗って列に並ぶ。

列に並ぶと係の人の案内通りにウインカーやライトを順に付けたりブレーキを踏んだりハンドルを曲げたりして操作をして検査場の流れ作業に乗っていくだけだ。

ひょんなご縁から理想的な環境の古民家に出会ったデザイナーが、その日々の中で身につけた業を、日々の暮らしとともにアーカイブして行くウェブサイト。100の業が溜まったら、cotocotoというタイトルで誌面化予定。

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