Day352: Milan “Architectural Promenade”
ミラノの中心の大聖堂から歩いても20分ほどのボッコーニ大学まで散歩してみたら、散歩道がそのまま建築になっているかのような建築に出会った。散歩道の余白は庭になっていてとても気持ちいい。卒業ムードと麗かな気候で多幸感に包まれていた。
パンチングメタルの波を打つような曲線。その曲率のバリエーションによって、奥の景色が見え隠れし、角度を変えるたびに表情が変わる。異なる曲面同士を繋ぐ部材は驚くほど目立たず、視覚的には極めてシンプルで美しい。ただ、実際は曲線プランと多様な曲面のテクスチャーが組み合わさりかなり複雑な作りで、これをシンプルに見せるために、凄まじい設計の苦労があることを想像せずにはいられない。
訪れた日は春の訪れを感じる快晴で、多くの学生が外で思い思いに過ごしていた。小春日和のなか、ピクニックをしたくなるような「外が楽しい建築」は、体験することで人の動き、風、におい、季節の移ろいなど、五感が刺激される要素がたくさんあって、強く記憶に残る。


