- 2010-02-20 (土) 19:19
- cott Review -場所・製品・建築-
お隣の三木市は玉置家住宅にて淡河のアート書家の中西賀子さんがライブアートならぬライブ書道をされるということで行ってきました。
先生、さすがです。
洗練された古民家の中に先進的な感覚による書が仕上がって浮かび上がる白の文字は軒、縁側、障子と格子から生み出される陰を照らす。
『朴を抱いて真を含む』
勝海舟が書いたとされる書に記されていた文字「抱朴含真」で、素朴さの中に真(まこと)があるという意味だそうです。幕末、維新の時代と現代が繋がった瞬間でした。
また、建築にも感動しました。
古民家の中に現代的な意匠が多くちりばめられ、なまこ壁、網代天井。大津磨きなどの所謂職人芸も当然のように使われる。細部まで徹底的にこだわり抜かれていました。(少し手抜き部分を発見してしまいましたが。笑)特にLOUIS VUITTONのモノグラムに勝る意匠と職人技術はもはや芸術品の域でした。
作り手の志気が伝わるものづくり、見習わせていただきます。
ここで展示会してみたいなんて思います。
細かい写真は載せないので、ぜひ空間を体感しに行ってみては?淡河から車で約20分。身近な所にたくさんの発見が落ちています。金物の町、三木へようこそ!職人の技が光る金物がほしくなってしまい、ナイフを購入したので愛用していこうと思います。
詳しくは、三木市観光振興課のページよりどうぞ。
- Newer: 同じ人の業とは思えぬふたつの風景
- Older: 神戸デザイン経営者フォーラムへ
コメント:2
- GAKO 10-02-22 (月) 1:05