Tip51: ドアノブを交換する

何でもかんでもDIYをしているうちにいつの間にかTipsは50を超え、工具類が増え、玄関を侵略しつつある。いい加減、部屋の外に保管場所をつくろう。正月を前にして片付けスイッチが入った。外には6帖ほどのブロック塀の小屋があり、その中にある農業資材を整理して空いたスペースを使いなさいと大家さんが言うので整理したら半分ほどのスペースを空けることができた。

しかし一つ問題があって、その小屋には施錠できるアルミサッシの戸がついていたが、鍵が見あたらない。いくら田舎といえども新品の工具を保管するのなら流石に鍵は欲しい。昨今は物騒な話も聞くようになり、核家族化が進んで家に常に誰かがいる家も減り、数十年前のように開けっ放しにしている家はあまり見なくなった。私も20代後半になって初めて家の玄関の外からかける鍵の存在を知ったぐらいだ。

鍵を作れないかと買い物ついでに合鍵屋さんに尋ねてみると、元になる鍵がないと合鍵を作るのは難しく、できたとしてもかなりの手間がかかるとのことだった。そこで、ドアノブごと交換することにした。

以前玄関に使っていたアルミサッシには鍵があったので、それを使おうと2つのドアノブを外してみた。しかし、錠の構造が違い、取り付けられず。では錠ごと交換しようと思いねじをいくら回しても外れず。

仕方がないのでホームセンターでドアノブだけを買ってきた。メーカーによって構造が若干違うので外したドアノブを持っていって見比べて購入したのは正解だった。たくさんの種類があり、メーカー名とアルミサッシ適合とパッケージに書いているだけでは購入に踏み切れなかったかもしれない。もともと付いていたような簡単な鍵のもので良ければ3000円ほどだった。ピッキングがされにくいディンプルキータイプでも5,6000円だったが、とりえあえず空き巣は火災保険で補償してもらえるから高性能でなくても良い。鍵だけでなく扉に埋め込まれている錠もセットのものが売っていたが、値段が3倍ほどかかるので錠のパーツはそのまま利用できるのならその方が嬉しい。

作業はとても簡単で、内側のハンドルを回し、ドアノブの台座を外し、逆の手順で新しい物を取り付けると完了。むしろ合うノブを買う方が難易度が高い。ドアノブの外し方はねじがついているタイプは室内側のドアノブのネジをドライバーで外すだけ。ねじがついていないタイプは室内側のノブの根元を半時計回りに回すだけ。ノブの根元に小さな穴が空いていて、そこに金具をひっかけて回す専用のパーツを使えば良いがそんなものはなく、傷がついてよければパイプレンチやプライヤーで強引に回して外す。取り付ける時はノブを回す専用の金具が買った時にだいたいついてくるのでそれを使う。

鍵が行方不明の時はドアノブごと、またはTip40: 錠前を取り付けるで取り付けたように錠ごと変えてしまおう。

ひょんなご縁から理想的な環境の古民家に出会ったデザイナーが、その日々の中で身につけた業を、日々の暮らしとともにアーカイブして行くウェブサイト。100の業が溜まったら、cotocotoというタイトルで誌面化予定。

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