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農村空間再考

田舎にある実家のインテリアがダサいのは

広いゆえに生活環境が変化して不要になったものを置いておけ、それが再度不調和な場面で使われること、

農村に住まう人は機能と価格ばかりを優先して商品を購入すること、あるものをなんでもかんでも利用すること

などに起因するだろう。

その地にあるものをなんでもかんでも利用してブリコラージュ(その場所にあるものでつくること)していた時代はその中に美しさがあったが、

産業革命以降、安価で機能的で手軽な下手に西洋趣味のプラスチック製品やハリボテ製品がばかりが近所の大型量販店にも出回るものだから、それらがブリコラージュを構成する要素になってしまってうまく調和がとれなくなっているのではなかろうか。

農村地域の空間も、もう一歩踏み込んで考えてつくられるべき時代なのかもしれない。

次に田舎に帰った時はその空間について少し考えてみてはどうか。

いらないものは何か

何が部屋を不調和にしているか

この空間の良いところはどこか

日本空間はもともと繊細な空間のつくられ方をしているのでその良いところをうまく生かしてやるといい。

こうやって要素を絞って配置するとがらっと印象も変わる。(ちなみにこの部屋はcott打ち合わせスペース兼宴会場で、奥に見える扉の先が仕事場だ。ツリーハウス合宿もこの部屋に最大10名程度が集った。縁側で水浴びをしたのがなつかしい。)

田舎のインテリア

こんな楽しさを知って若者が新しい感性を持って地域に帰ってきて地域活動の担い手になってくれたらと思う。今度開催しようとしている祭りもそんなところに主眼がある。

そこに農業以外の産業を用意しようと奮闘していますので。

こうやって生活空間に手を加えることと、日常を愛することは近いものではないか。もともとそうやって知恵をしぼって生きてきたのだ。

そんな中で、新建築住宅特集を読んでいたら半農半Xという考え方を発見しました。どうやら京都府綾部市では素敵な試みが多くなされているようです。

半農半X提唱者 塩見直紀さんホームページ

NPO法人 里山ねっと・あやべ

縁側で流しそうめんイベントでもしようか。

TODAY’S DISC

Rei Harakami

“ゆうげ selected re-mix & re-arrangement works/2”

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