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Foie gras in a Donburi

先日、地域の道の駅の店頭に飾る大きな幕を制作させていただきました。
その際には職人や工場によってムラがあるので、それらをしっかり監理し、
良い状態にして、お客様に届けています。
もちろんそれは当たり前のことですが、
大事なのはその際に良い状態での使われ方を伝えることです。
フォワグラがどんぶりの器で出て来たらどうでしょう。
料理も盛り付け次第で食欲が変わるのと同じように、
どんなに良いものも、使われ方が悪いと悪く見えてしまったりするものです。

たとえば職人さんから染めあがってきた生地がシワだらけのこともあるので、
受け取った生地のシワをのばし、竹を切り、加工し、おもりを制作し、現地で取り付けて、完成です。
(竹は、耐久性や加工性に優れた日本に昔からある真竹を、水を吸わなくなる秋や冬に切って、乾燥させ、油を抜き、日光に晒して耐久性を持たせます。自然界にあるマテリアルに近い場所にあることもcottの大事にしているところです。)
店頭幕にアイロン掛け
竹切り
竹の油抜き
振動ドリルで束石に穴あけ
店頭幕を設置
取り付けるとひと安心してしまいますが、そこからが大事。
現地を通りがけに見ながら、不便はないか、うまく使われているか、チェックします。
目に届く範囲の仕事の大きなメリットです。

たまに、ビジュアル作成のみの依頼もあり、もちろん喜んでお受けしていますが、
素材の選定や製造現場とのやりとり、品質管理、などもありますので、
納品までおねがい頂いた方が、お互い安心です。

また、店頭幕は店の顔。顔が劣化していると与える印象はあまりよくないので、店頭幕は素材にこだわって損はないと思います。うちでは紫外線による劣化に強い、顔料染め両面染め抜き(手染め)をオススメさせていただくことが多いです。

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