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YELL

ツリーハウスのスケッチ
ツリーハウスのスケッチ

後輩からご招待を受け、仕事の合間を縫って関西の学生卒業設計展http://diplomaxkyoto.jp/と 京都造形芸術大学の卒業制作展にいってきました。

平面であそんだもの、断面で遊んだもの、キューブで遊んだもの、ゆるやかな大屋根をかけたもの、谷や崖、cottとしては嬉しい仮設性やセルフビル ドをテーマにしたものなど、若干既視感があるものが多く見られた。

あとは比較的自己内省的なものが多かった気がする

社会でなく社会を捉える自己に着眼をおいて制作をするような作品である

個人主義の時代を表象するとでも言うべきか

私も昨年は人の目にそう映ったのかもしれないなとここでやっと振り返れた

ただ、自己内省的なものの特性として、煮詰めて煮詰めて煮詰め切ったものは化ける可能性が十分にあるが、安直で自己内省的なものは全くおもしろくな いということだけは知っておかなければならない。

後輩もどうやらやり切ったようで、楽しめたようである程度の評価をもらっていました。

昨年の私の楽しみようを見て、少しでも制作のモチベーションになったようで幸い。

本気で取り組んだことは必ず見てくれている人がいるし、必ず伝わる。そしてそれが何にも代え難いひとつの成果として必ず自信となる。

学生の卒業制作はそこを見ることができるのがおもしろくて好きだ。

卒業制作はそうやってひとつのものを徹底的に煮詰めて煮詰めて煮詰まっても煮詰めるという過程から学ぶことが多い。それは必ずしも建築的なものであ るわけではないが。

それをひとつの自信にしてほしい。

おつかれさまでした。負けていられません。

ツリーハウスのスケッチ
ツリーハウスのスケッチ

たまにふりかえったときに、ああいかんいかんと思えるよう

突っ走りたい。

そして突っ走りながらも楽しむことを忘れないこと。

その先が見たいから。

感動がほしいから。

感動するには他ならぬ自分の想いが必要で、人が必要。

感謝することが必要。

感謝するためには楽しむこと。

いくら徹夜ばかりでも、アイデアが浮かばなくってもどうせならそれも上等と楽しむこと。

もちろんふざけてただ楽しむだけでなく、身の回りの様々な関係性に目を向けて、

軸を据えて一生懸命に楽しむこと。

実は身の回りをよく見てみると、ココロオドルもの、たくさんあります。

怒られてへこんでも上等

アイデアが浮かばなくたって上等

だからこそ学べるんですもんね

物事が全部うまくいってたら何も面白くないし

それぞれがそれぞれの物語を抱え、それらがまた関わり合うことでまた新しい物語が生まれていく。

自分の物語が予想もしなかった方向に変容を続けていく。

その物語を楽しむ権利を与えてもらっているのだからそれに感謝して楽しむことができる

それこそこの世に生きることなのでしょう。

そもそも人は二人の人間から誕生するものなんですもの。

ツリーハウスのスケッチ

ちょうどあのツリーハウスができた約1年前。本気で楽しんで仲間と議論しあいながら目標に向けてひたすら突っ走り続けたあの頃。想像もしなかった今 が広がっている。

いい風、戻ってきました。

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