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GWの営業

cottは大型連休中もカレンダー通りです。

また、30日は数人で改修しますので、ご興味あればぜひご連絡くださいませ。

私は休みのうちに普段できないことをしようかと。
ひとつは、普段じっくり読めない本を読もうかと。
複雑系とフッサール後期の現象学をもう一度。

(以下、雑談)
複雑系とは
一見、予測不可能なものを予測するための論理体系で、たとえばシマウマの縞や蝶の模様にある一定の法則が見出せるのであれば、ただのデッサンがあるリアリティを獲得する。加えて、進化発生生物学とも人間の知覚が結びつく。
グラフィックデザインの中にいかに根拠を探るか(そもそもそんなものを探るべきでないのかということも含め)ということについて考える機会があって、目指す所は小手先のビジュアルの大量生産でなく、積み重ねられて行くべき自然科学だと仮定したときによりどころとなるものがそれだったから。あるビジュアルによる効果を一定の根拠に基づいて多少なりとも予測することはできまいかという仮説。天気予報のごとく。仕事において重要な確実性や安定感を獲得できるのであればすがるべきものだろう。一方で、意味あるビジュアルが心を動かすビジュアルではないということはよくわかる。

現象学とは
無色透明な客観的世界は存在せず、あらゆる認識行為は主体による生活世界の主観的確信であるという前提に基づいている。その主観的認識をなしにして、意識を純粋な理性機能として取り出し得ないかというもの。これについては(自身も含め)認識という行為を紐解き解体することによって、より広いデザインの方法論を獲得できはしないだろうかということ。デザイン界で良く用いられる”AFFORDANCE”も認識の話だが、もう一歩踏み込んでみるとどうなんだろうというわけ。

建築系は高等教育機関出身者がほとんどだが、その他の分野のデザインはそうでない人も多い。その中でアカデミックに考えてみるのもひとつかと思いまして。学生時代にひととおり読んでいたはずなんですが読み直すと意外に忘れているものです…。

世の中に出て売れているものを見てみればそれと逆行する考え方でつくられたものも多いのはよくわかっているつもりだし、そんな形而上学考えてて手を動かさずにどうするんだということかもしれないが、ま、要するに勉強しなきゃと思ったということ。
あとは、形の文化会編の『形の文化誌』がなかなかおもしろい。
そういうわけでデザインをとりまく文法を強化するGWとなりそうです。
みなさまも素敵なGWをお楽しみ下さいませ。
cottのキッチン
キッチンに業務用冷蔵庫が入りました。
ちょろちょろといろんな方にお手伝いいただきながら、
ひととひとの関係性の中で徐々に空間が出来ていきます。
空間を創るプロセスの中にだれかのアイデアや夢を盛り込みます。
ツリーハウスのときよりもじっくりと時間をかけて。
yy

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