about

コットニツイテ

cottのコンセプト

cott(コット)は「create on the tree」の頭文字を取った造語で、木の上に総合デザイン事務所を構えたことを意味しています。余分なものをそぎ落とし、人間が豊かに生きるにあたって本質的に必要であるものを抽出していくものづくりを目標に掲げています。それに少しでも近づくために、現代にある余分なものを落とした環境でデザインするという意味で、近代的な環境を離れたツリーハウスというカタチをとっています。

 

「いなかっぺは元来究極のクリエーティブ」というコンセプトのもと、画一化しつつある文化にもともと地方の持つ忘れ去られつつある文化の風を都市に栄えるかたちにして新しい風として都市に吹き込むと同時に、地域活性化の一助となることを目指して日々デザイナーによる制作物のみに着眼を置かないものづくりをしています。

 

目指すのはただ単にカタチがかっこいいものではない。 視覚的な美やプロポーション、機能の追求が目的でない。ものの形態だけで本当に心から帰りたいと思える場所を果たして作ることができるだろうか。

 

友人に何かしてあげて喜んでもらうということの延長のものづくりで世界に小さな循環をつくり、連鎖させることで, ものづくりが身近にあり文化的に最高峰の豊かな風景を目指します。

ツリーハウスの絵

つくる楽しみを享受できるようなイベント、プロジェクト、ワークショップなどを計画予定です。

cottのツリーハウスについて

cottのツリーハウスは2007年8月から2008年2月にかけて制作されました。人間が真に豊かに生きられる空間を模索した末、ひとつの結果として神戸市北区の山の中にツリーハウスというカタチとして生み出されたのです。

 

2本の木に建築荷重の一部を負担させ,それらの木の幹や枝のかたちに配慮した結果,その形態は2本の木の間に浮かぶ卵形の筒のようになっています。

 

→cottのツリーハウスに関する資料はこちらからダウンロードできます

cottのデザインについて

与えられた条件に対する最適解を様々な媒体を通して模索して行きます。グローバルな視野から考え,その環境に根ざして制作しています。

制作にあたっては、クライアントと共に創る感覚を大切にしています。作るという感覚の根源的な喜びを味わっていただき、ものに愛着を持ってもらいたいからです。そのため、制作をクライアントにも楽しんで作っていただける範囲で手作業を任せることがあります。もちろんそのやり方はしないようお伝えいただければ行いませんが。

 

さらにそこから創造的な視点を持っていただいて、デザイナーという職業が自分のまわりにいらなくなることが私の目標です。不完全でもいいから自ら生み出すことのできる人を増やすことで、ちいさな文化(文明でなく)創造につながるのではと考えています。

 

ある程度残して制作に関わっていただく。その関わってもらうプロセスを通してその制作物に対して愛着などを感じて頂けるものづくりを心がけています。クライアント様、その他の方々が制作物に関わることで初めてものは息づくのです。デザインは、人と人、人とものの関係性づくりだと考えています。

素人の技術であること,田舎にある技術ということ

40名以上の素人の手を制作プロセスに組み込んで,主観的ではあるが豊かであると言える空間は完成しました。それは完成してからも時間を見つけて訪れてくれる多くの施工協力者の行動などにも表れています。

 

施工者には建築の専門家はおらず,建築を学問として学んだことがあるのは私ひとりで,建築業界で実際に実務に関わっておられる方の知識を全く借りずに,この田舎に住まい続けて来た調理師の父親から受け継いだ道具と技術で制作しました。

ツリーハウス製作現場

制作の現場は,ある種のコミュニティーとして成立していました。それはかつて自分の家を自分でつくっていた時代のようでした。ひとつの目に見える目標に向かって協力し合うこと、そこに現代にはない関係があったのではなかろうかという気持ちが自分たちの実感として残っています。その場所で、そこにある技術で制作すること。それがその地で住まうということではないのでしょうか。

文化をつくるということ

高揚感のある都市を求め,消費社会の渦に飛び込んでいく若者たち。

情報化が進行し,地域固有のものが失われ行く。

中央集権化による過疎高齢少子化や地方行政の衰退,農業就労人口の減少。

 

地方行政のあり方が問われる中で,cottはその地のその環境にしかないものを考えていきます。

新たにカタチを変えながらも,そこを包む環境に根ざして創造する。

 

高度な技術的発展による文明でなく,精神性に主眼を置いた文化を創ること。

そうすることによって豊かな風景が描けるのだと信じています。

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